ドアノブを交換すべきタイミングと新しいドアノブの選び方

鍵についてのお困りごと
鍵のプロに相談する毎日のように使うドアノブ。だからこそ、不具合を感じると気になりますよね。ドアノブの交換は、DIY初心者には少しハードルが高いと感じるかもしれません。しかし、意外と簡単にできる場合もあるのです。
この記事では、ドアノブを交換すべきタイミングから、新しいドアノブの選び方、交換方法までを詳しく解説します。防犯性やデザイン性など、ドアまわりのノブを変えることで、住まいの印象は大きく変わります。ぜひ参考にして、快適で安心な暮らしを実現してください。
動作不良や劣化が見られる
ドアノブは毎日のように操作するため使用頻度が高く、経年劣化は避けられません。交換を検討すべき明確なサインとして、以下のような動作不良や部品の劣化が見られる場合は注意が必要です。
・ドアノブがスムーズに回らず固い、または軽すぎて空回りするといった操作性の問題
・ドアの開閉に関わるラッチやデッドボルトの動きが悪い、引っかかるといった症状
・ドアノブ本体のぐらつきやネジの緩み
・ドアノブ表面のサビや変色、頻繁に触る部分の摩耗
特に15年以上使用している場合は、内部部品の劣化が進んでいる可能性があります。
また、トイレや浴室など水回りのドアノブは、湿気の影響でサビやすく、場合によっては2年〜5年程度で劣化が見られることもあります。このような状態を放置すると、ドアが開かなくなったり、防犯性が低下したりするリスクがあります。ご自宅のドアノブに当てはまる症状がないか確認してみましょう。
ドアノブが回りにくい、空回りする
ドアノブを回してもドアが開かない、または空回りしてしまうといった症状が現れることがあります。これは、ドアの開閉に重要な役割を果たす「ラッチ」と呼ばれる部品が、ドアノブの動きに連動して正常に作動していない状態です。
このような状態になる主な原因は以下の通りです。
・ドアノブ内部のバネの破損や劣化
・錠ケースやドアノブ内部の部品の摩耗や破損
・長年の使用による部品の劣化、潤滑不足、内部へのホコリやゴミの蓄積
・ドアノブ本体を固定しているネジの緩み
これらの症状を放置すると、突然ドアが開かなくなったり、部屋に閉じ込められたりといった思わぬトラブルにつながるリスクがあります。軽度な場合は、専用の潤滑剤を使用したり、ネジを締め直したりすることで一時的に改善することもありますが、根本的な解決には内部部品の交換やドアノブ全体の交換が必要になるケースが多いでしょう。
サビや変色、摩耗が見られる
ドアノブの表面に、サビや変色、塗装の剥がれ、メッキの浮きなどが見られる場合も、交換を検討すべきサインです。これらは単なる見た目の問題にとどまらず、ドアノブの素材自体の劣化を示唆しています。特に金属製のドアノブは、湿気の影響を受けやすい浴室や脱衣所などでサビが発生しやすく、このサビが内部に進行すると、ドアノブの動きが悪くなる原因となることがあります。
また、毎日触れる握り部分やレバー部分の摩耗が進むと、表面が滑りやすくなったり、操作感が悪くなったりします。このような状態を放置すると、安全な使用に支障をきたす可能性も考えられます。こうした劣化サインが見られたら、新しいドアノブへの交換を検討し、快適で安全なドアの開閉を維持することが大切です。
防犯性や利便性を向上させたい
ドアノブの交換は、単に不具合を解消するだけでなく、住まいの防犯性や日々の利便性を大きく向上させる機会となります。特に古いドアノブは、現在の防犯基準から見ると脆弱である場合があり、交換することで空き巣などの侵入リスクを減らすことができます。例えば、ピッキングに強いディンプルキータイプのドアノブは、防犯対策に有効です。また、古い握り玉タイプのドアノブをレバーハンドルタイプに交換することで、操作性が格段に向上し、お子様やお年寄りでも開閉しやすくなるなど、使い勝手が大きく改善されます。このように、機能性の高い新しいドアノブに交換することは、より安全で快適な暮らしにつながります。
防犯性の高いドアノブとは
近年、空き巣の手口は巧妙化しており、ドアノブや鍵選びにおいて防犯性は非常に重要な要素となっています。防犯性の高いドアノブには、いくつかの特徴があります。まず、鍵そのものの構造が複雑で、ピッキングに強いことが挙げられます。一般的なギザギザした形状の鍵に比べ、表面に多数のくぼみがあるディンプルキーや、波状の溝が特徴のウェーブキーなどは、ピッキングに時間を要するため、防犯性が高いとされています。
また、ドアの内側にあるサムターンを、ドアの外側から工具を使って不正に回す「サムターン回し」への対策も重要です。サムターン回し対策として、特定の操作をしないとサムターンが回らないスイッチ式や、サムターン自体を取り外せる着脱式のものがあります。さらに、バールなどでこじ開けようとする手口に対しては、ドア枠と錠前を鎌状のデッドボルトで強固に固定する鎌デッドボルトや、破壊されにくい頑丈な素材を使用したドアノブが有効です。これらの対策が複数施されたドアノブを選び、さらに補助錠を組み合わせることで、住まいの防犯性をより一層高めることができるでしょう。
見た目やデザインを変えたい
ドアノブは、単にドアを開閉する機能を持つだけでなく、室内の印象を左右する重要なインテリアの一部でもあります。古くなったドアノブを新しいものに交換することは、機能の回復だけでなく、住まいの雰囲気を手軽に変えるアクセントにもなります。特に、部屋の模様替えやリフォームを計画しているタイミングで、ドアノブのデザイン変更を検討するのも良いでしょう。ドアノブの素材や色、形状を変えるだけで、空間に新鮮な印象を与えることができます。
たとえば、金属製のドアノブ一つをとっても、その仕上げによって大きく雰囲気が異なります。つや消しニッケルや黒といったモダンな色合いは、すっきりとした現代的な空間によく馴染みます。一方、真鍮やつや消しゴールドは、クラシックで落ち着いた、あるいはエレガントな雰囲気を演出するのに役立ちます。木製のドアノブを選べば、空間に温かみやナチュラルなテイストをプラスできます。また、ガラスや樹脂など、素材の選択肢は多岐にわたり、それぞれの素材が持つ質感や光沢によって、空間に与える印象は大きく変わります。
デザインを選ぶ際には、その部屋の壁の色や柄、床材、そして家具や照明といった他のインテリア要素との調和を考慮することが大切です。空間全体のスタイルに合ったデザインのドアノブを選ぶことで、統一感のある洗練された空間を作り上げることができます。単体で好みに合うものを選ぶだけでなく、設置場所の雰囲気に合わせたデザインを選ぶ視点を持つことで、より満足度の高いドアノブ交換となるでしょう。見た目が美しいドアノブは、日々の暮らしに彩りを与えてくれます。
使用頻度や設置場所による目安
ドアノブの交換時期は、単に経年劣化や使用年数だけでなく、ドアが設置されている場所によっても大きく異なります。毎日何度も開閉する場所と、ほとんど使わない場所では、当然ドアノブにかかる負担が違うため、劣化の進み方も変わってきます。また、玄関や勝手口のように外部に面している場所、湿気がこもりやすいトイレや浴室など、それぞれの環境によってドアノブに求められる機能や耐久性も異なります。高い防犯性が求められる場所や、耐湿性が必要な場所など、設置場所の特性を考慮することが、適切な交換時期を見極める上で重要なポイントとなります。各設置場所における具体的な交換時期の目安については、次の項目で詳しく解説します。
玄関のドアノブ
玄関ドアは、住宅の中でも特に外部に面しており、ドアノブは日々厳しい環境にさらされます。家族の出入りなどで使用頻度が高く、雨風や強い日差し(紫外線)の影響を直接受けるため、他の場所より劣化が早い傾向にあります。サビや変色、内部部品の劣化が進みやすいと言えるでしょう。玄関は防犯上最も重要な箇所です。そのため、ドアノブの動きに違和感を感じたり、見た目に劣化が見られたりした場合は、安全のためにも早めに交換を検討することが大切です。一般的な玄関ドアノブの耐用年数は、10年〜15年程度とされています。この期間を目安に定期的な点検を行い、必要に応じて交換することで、防犯性と機能性を維持できます。
トイレや浴室のドアノブ
トイレや浴室は、他の部屋に比べて湿気が非常に多い環境です。そのため、ドアノブの金属部分は水分に触れる機会が多く、サビや腐食が発生しやすい傾向にあります。特に手を洗った後など、濡れた手でドアノブに触れることもサビの一因となります。また、トイレや浴室のドアノブには内側から施錠できる機能が不可欠ですが、この施錠機能に不具合(ロックがかかりにくい、閉めたはずが開かないなど)が出た場合、プライバシー保護の観点からも速やかな交換を検討する必要があります。
加えて、これらの場所のドアは使用頻度が高く、湿気や水濡れの影響も受けやすいため、他の部屋のドアノブよりも劣化が早く進むことがあります。室内のドアノブの寿命は一般的に10年程度と言われることもありますが、湿気の多い場所では5年〜10年を目安に状態を確認し、必要であれば交換を考えるのがおすすめです。表面の水垢や洗剤の付着による変色、メッキの剥がれ、使用中かどうかがわかる表示錠の不具合なども、交換を検討するサインとなります。少しでも違和感があれば、早めの確認が安心につながります。
リビングや寝室のドアノブ
リビングや寝室のドアノブは、玄関やトイレ・浴室に比べると使用頻度が低い場合もありますが、日常的に使う箇所であることには変わりありません。これらの場所のドアノブも、長年の使用による劣化は避けられず、一般的には10年〜15年程度を目安に交換を検討すると良いでしょう。特に、15年以上経過したドアノブでは、内部のラッチやデッドボルトといった部品の動きが悪くなっていることがあります。
ドアを開閉する際に、ガタつきを感じたり、これまでと違う異音がしたり、動きがスムーズでないといった違和感を覚え始めたら、それは劣化のサインかもしれません。このような動作不良が見られた場合は、早めに点検を行い、必要に応じて交換を検討することが望ましいです。不具合を放置すると、急に開かなくなるといったトラブルにつながるリスクもあります。機能的な問題だけでなく、部屋の模様替えやリフォームに合わせて、ドアノブのデザインを変更し、空間の雰囲気を手軽に変えるというのも、交換を検討する良いタイミングと言えるでしょう。
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ドアノブの選び方
ドアノブの交換は、単に不具合を解消するだけでなく、住まいの安全性や日々の快適性を向上させる絶好の機会です。新しいドアノブを選ぶ際には、様々なポイントを考慮する必要があります。適切な製品を選ぶことが、長く快適で安全な暮らしにつながります。ドアノブには様々な種類があり、見た目や使い勝手、防犯性などが異なります。また、ご自宅のドアに適合する「規格・サイズ」の確認も非常に重要です。さらに、設置する「用途や場所」によって求められる機能性も変わってきます。
この章では、新しいドアノブの選び方について、以下の3つの観点から詳しく解説していきます。
・ドアノブの種類
・規格・サイズの確認方法
・用途や設置場所にあった機能性
ドアノブの種類
ドアノブには、デザインや機能、操作方法など、様々な種類が存在します。それぞれ特徴が異なり、設置する場所や用途、求める機能によって最適なタイプは変わってきます。新しいドアノブを選ぶ際には、まずこれらの種類を理解することが重要です。代表的なドアノブの種類としては、主に以下の4つが挙げられます。
代表的なドアノブの種類と主な特徴
・握り玉(にぎりだま): 丸い形状で、握って回して開けるタイプです。比較的古い住宅の室内ドアや勝手口などでよく見られるシンプルなデザインで、直感的に操作できるのが特徴です。
・レバーハンドル: 棒状のハンドルを下に押し下げて開けるタイプです。少ない力で開閉できるため、お子様から高齢者まで使いやすいのが利点です。デザインのバリエーションも豊富で、多くの室内ドアや玄関ドアで採用されています。
・プッシュプルハンドル: 主に玄関ドアに用いられる大型のハンドルで、押したり引いたりしてドアを開閉します。荷物を持ったままでも開けやすいなど、高い利便性が特徴で、近年多くの住宅で採用されています。
・サムラッチハンドル: ハンドル上部にある「サムピース」と呼ばれる小さなつまみを親指で押して解錠し、ハンドルを下げて開けるタイプです。かつて多くの玄関ドアに使われていましたが、最近では製造を停止しているメーカーも多くなっています。
これらのドアノブの種類とその特徴を知ることは、ご自身の家や部屋に合った、使いやすく安全なドアノブを選ぶ上で非常に重要になります。
プッシュハンドル
プッシュプルハンドルは、主に玄関ドアに多く採用されている大型のハンドルです。その最大の特徴は、ドアを開ける際にハンドルを「押す」、閉める際に「引く」という、それぞれワンアクションで操作が完了することです。ドアの側面に設置されたラッチボルトと呼ばれる掛け金が、ハンドル操作に連動してスムーズに動く仕組みになっています。
このタイプのメリットは、まず操作が非常に楽な点です。軽い力で開閉できるため、小さなお子様から高齢者まで扱いやすく、荷物などで両手がふさがっている際でもスムーズな出入りが可能です。デザイン性も高く、現代的な建築によく馴染むスタイリッシュな製品が多く揃っています。一方で、他のタイプのドアノブに比べると本体価格が高くなる傾向があり、安いものでも15,000円程度から、高価なものだと10万円を超える製品もあります。また、大型のため設置に一定のスペースが必要です。デザイン性や利便性を重視する方、バリアフリーを意識した玄関にしたい方におすすめのドアノブと言えるでしょう。
レバーハンドル
レバーハンドルは、棒状のレバーを押し下げる(または引き上げる)ことで、ドアの開閉に必要なラッチを操作するタイプのドアノブです。このタイプ最大の利点は、操作性の良さです。わずかな力でドアを開閉できるため、小さなお子様やご高齢の方でも楽に操作できます。また、荷物などで両手が塞がっている場合でも、肘などを使って開けることができるため、スムーズな動作が可能です。こうした使い勝手の良さから、ユニバーサルデザインの観点でも優れた選択肢と言えるでしょう。
ただし、レバーがドア面から突き出ている形状のため、通路が狭い場所などでは、衣類の袖などが引っかかってしまう可能性がある点には注意が必要です。デザインのバリエーションが非常に豊富な点も、レバーハンドルの魅力の一つです。アルミやステンレス、真鍮、ブロンズといった素材の製品に加え、多様な色やデザインが展開されており、お部屋の雰囲気やインテリアに合わせて幅広い選択肢の中から選べます。レバーハンドルは、主に室内のドアに広く採用されており、リビングや寝室、トイレなど、家庭内の様々な場所で一般的に使用されています。
サムラッチハンドル
サムラッチハンドルは、主に玄関ドアに多く用いられるタイプのドアノブです。ハンドル上部に設けられた「サムピース」と呼ばれる小さなつまみを親指で押し下げながら、ハンドルを操作してドアを開閉します。この独特の操作方法が特徴です。
デザイン面では、アンティーク調やクラシックな洋風の住宅に調和する、重厚で装飾性の高い製品が多く見られます。「装飾錠」と呼ばれることもあり、ドアの雰囲気を引き立てる存在となります。独特のデザイン性と存在感が大きな魅力と言えるでしょう。
一方で、他のタイプのドアノブに比べて、操作にやや慣れが必要な場合があります。製品によっては、比較的高価になる傾向があります。かつて多くの玄関ドアに使われていましたが、近年では製造を停止しているメーカーも一部に見られます。デザイン性や重厚感を重視し、玄関ドアに個性を持たせたい場合に適しています。
握り玉
握り玉(にぎりだま)は、丸い形状を手で包み込むように「握って回す」ことでドアを開閉するタイプのドアノブです。そのシンプルで直感的な操作方法が特徴と言えるでしょう。かつては日本の住宅で広く普及しており、古い建物の室内ドアや勝手口などで今でもよく見かけられます。国産錠前の第一号とされる「白玉錠」も、この握り玉タイプでした。比較的コンパクトなデザインで、設置場所を選ばないという側面もあります。
しかし、デメリットもいくつか挙げられます。レバーハンドルなどに比べると、ドアを開ける際に「握って回す」という動作が必要なため、手が塞がっている時や、力の弱い方には操作しにくいと感じる場合があります。特に、手が濡れていると滑りやすいという点も挙げられます。
このような特徴から、握り玉は伝統的なデザインを好む場合や、トイレや浴室などの室内ドアに適していると言えるでしょう。ただし、前述の操作性の課題を考慮し、ご自身のライフスタイルや使用する方の状況に合わせて検討することが重要です。築年数の古い住宅に多く見られるため、交換を検討するきっかけとなることも多いタイプです。
ドアノブの規格・サイズを確認する
新しいドアノブに交換する上で、現在お使いのドアやドアノブの規格・サイズを正確に把握することは、最も重要なステップの一つです。この寸法が合わない製品を選んでしまうと、取り付けができなかったり、たとえ取り付けられたとしてもドアノブが正常に機能しなかったりする原因となります。
確認すべき主要な寸法はいくつかあります。メジャーなどを使って正確に測定し、必ずメモしておきましょう。特に重要なのは以下の点です。
・バックセット:ドアの端からドアノブの中心までの距離。一般的な規格として、50mm、55mm、60mm、65mm、70mmなどがあります。
・フロントプレートの長さ・幅:ドアの側面に付いている金属プレートの縦と横の長さ。
・ビスピッチ:フロントプレートを固定しているビス穴の中心から中心までの距離。
・ドアの厚さ:ドア本体自体の厚み。
これらの寸法を間違えると、購入したドアノブが取り付け穴に合わない、ラッチが正しく動作しないといった不具合が生じる可能性があります。既存のドアノブにメーカー名や型番の刻印があれば、それを手掛かりにメーカーのウェブサイトなどで調べることも可能です。サイズの測定や適合製品の判断に自信がない場合は、無理せず専門の鍵業者やリフォーム業者に相談することをおすすめします。
用途や設置場所にあった機能性を選ぶ
新しいドアノブを選ぶ際は、設置する場所の用途や環境を考慮することが重要です。場所によって求められる機能が異なるため、適切な機能を持つ製品を選ぶことで、より安全で快適な暮らしを実現できます。
例えば、玄関や勝手口のように防犯性が特に重要視される場所には、空き巣の代表的な手口であるピッキングに強いディンプルキーを採用した鍵穴や、ドアの内側にあるつまみを不正に操作する、いわゆるサムターン回しを防ぐ機能(サムターンガードなど)が付いたドアノブを選ぶと良いでしょう。
一方、トイレや浴室、寝室など、プライバシーを確保したい部屋には、施錠されているか一目でわかる表示錠や、内側から簡単に鍵をかけられるサムターン付きのドアノブが適しています。
小さなお子さんや高齢の方がいるご家庭では、軽い力で操作できるレバーハンドルやプッシュプルハンドル、暗い場所でも見やすい蓄光タイプなど、操作性や利便性を高める機能に注目すると、より使い勝手が向上するでしょう。
また、浴室や屋外に面したドアなど、湿気や雨風の影響を受けやすい場所には、サビにくいステンレス製や真鍮製などの素材、あるいは防水・防錆加工が施された耐久性の高い製品を選ぶことで、劣化を防ぎ、長く使用できるでしょう。このように、それぞれの設置場所の特性に合わせた機能を選ぶことが大切です。
ドアノブ交換時の費用
ドアノブの交換にかかる費用は、主に「部品代」と「作業費」の2つに分けられます。ご自身で交換するDIYの場合、かかる費用は基本的に新しいドアノブの部品代のみで済みます。一方、専門業者に依頼する場合、部品代に加えて作業費が発生するため、DIYより費用は高くなります。
以下に、DIYと業者依頼のメリット・デメリットを比較した表を示します。
業者にドアノブ交換を依頼した場合の一般的な費用相場は、ドアノブの種類や設置場所によって異なりますが、おおよそ15,000円から25,000円程度を目安とすると良いでしょう。この金額には、新しいドアノブの部品代と作業費が含まれているのが一般的です。ただし、特に玄関など、防犯性の高いドアノブを選ぶ場合は部品代が高くなる傾向があり、それに伴い総額も上がります。
ドアノブ交換の費用を少しでも抑えたい場合は、複数の業者から相見積もりを取ることが有効です。料金設定は業者によって異なるため、比較検討することで、より納得のいく価格で依頼できる可能性があります。また、ご自身でドアノブの部品を事前に購入しておくことで、部品代を抑えられる場合があります。ただし、この場合は購入した部品がドアの規格に適合するかどうか、確実に確認する必要があります。適合しない部品を購入してしまうと無駄になるため、自信がない場合は業者に選定から任せる方が安心です。なお、見積もり以外に追加料金が発生するケースとして、既存のドアノブが特殊なタイプであったり、取り付けのためにドア本体の加工が必要になったりする場合などが挙げられます。見積もり時に、こうした追加費用が発生する可能性についても確認しておくと良いでしょう。
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ドアノブ交換時の注意点
ご自宅のドアノブ交換をご自身で行う場合、いくつか注意しておきたい点があります。これらのポイントを押さえておくことで、交換作業をスムーズに進め、失敗やトラブルを防ぐことにつながります。
まず最も重要なのは、既存のドアの種類やドアノブの正確な規格・サイズを事前に把握することです。新しいドアノブを選ぶ際に、この寸法が合わないと取り付けが不可能になったり、機能が正常に働かなかったりする原因となります。特に確認が必要なのは、ドアの端からドアノブの中心までの距離を示す「バックセット」、ドア側面の金属プレート(フロントプレート)の長さや幅、そしてそのプレートを固定しているネジ穴間の距離を示す「ビスピッチ」、さらに「ドアの厚み」です。これらの寸法はミリメートル単位で正確に測定し、必ずメモしておきましょう。既存のドアノブや錠ケースにメーカー名や型番が刻印されている場合、それを手掛かりに適合する製品を調べられることがあります。
もし、現在お使いのドアノブが特殊な形状であったり、ドアの構造が複雑であったりする場合、あるいはご自身での交換作業に少しでも不安を感じる場合は、無理をせず専門業者に依頼することも賢明な選択です。専門業者であれば、適切なドアノブの選定から正確な取り付けまで任せることができ、失敗のリスクを大幅に減らせます。業者を選ぶ際は、事前に見積もりをしっかりと確認し、これまでの実績なども参考にして信頼できるところに依頼しましょう。
作業を行う前には、ドアや床が傷つかないようにビニールシートなどでしっかりと養生することも大切です。また、小さな部品が多い作業なので、紛失しないように注意が必要です。作業中は、ケガ防止のために手袋を着用するなど、安全にも十分配慮してください。
新しいドアノブの取り付けが完了したら、必ず動作確認を徹底してください。以下の点を入念にチェックします。
・ドアノブがスムーズに回るか
・開閉に問題はないか
・鍵の施錠・解錠が正常にできるか
・ガタつきはないか
もし不具合があれば、原因を確認し、必要に応じて調整を行います。これらの注意点を踏まえて、慎重に作業を進めましょう。
定期的なメンテナンスが大切
ドアノブを長く快適に使い続けるためには、日々の少しの気遣いと定期的なメンテナンスが、非常に重要です。適切な手入れを行うことで、ドアノブの寿命を延ばし、不意の動作不良や劣化を予防することができます。特に、玄関や勝手口のように外部に面したドアノブは、雨風やホコリ、砂ぼこりなどの影響を受けやすいため、より意識的なケアが必要です。
日常的なメンテナンスとしては、まずドアノブ本体の表面を乾拭きしたり、汚れが気になる場合は固く絞った柔らかい布で拭き取ったりするだけでも効果があります。汚れを放置すると、サビや変色の原因となることがありますので、こまめに清掃を行いましょう。特に金属製のドアノブは、水分が付着したままにならないよう注意が必要です。
また、ドアノブの動きが悪くなったり、回す際に少し引っかかりを感じたりするような場合は、必要に応じて潤滑剤を使用することも有効なメンテナンス方法の一つです。ただし、一般的な機械油やクレ5-56などの潤滑油を鍵穴に使用すると、油分が内部のゴミやホコリを吸着してしまい、かえって動作不良の原因となることがあります。鍵穴に使用する場合は、必ず「鍵穴専用」の潤滑剤を使用するようにしましょう。鍵穴専用潤滑剤は、油を含まないフッ素やグラファイトといった成分でできており、ゴミを寄せ付けにくいため安心です。
こうしたメンテナンスを怠ると、ドアノブの早期の劣化が進み、本来の寿命よりも早く交換が必要になることがあります。スムーズな動作が損なわれたり、異音が発生したりするなど、快適な使用が妨げられるだけでなく、最悪の場合、ドアが開かなくなるといった思わぬトラブルにつながる可能性もあります。定期的なメンテナンスは、こうした問題を未然に防ぎ、ドアノブの性能を維持するために不可欠です。
メンテナンスの頻度としては、月に一度程度の表面清掃に加え、半年に一度程度の頻度でドアノブの動作確認を行い、必要に応じて鍵穴専用潤滑剤を少量注油すると良いでしょう。日頃からドアノブの状態に注意を払い、少しでも違和感があれば早めに手入れを行うことが、安全で快適な暮らしを守るために大切です。
ドアノブの付け替え、修理なら鍵のかけつけ本舗におまかせ
ご自宅のドアノブに不具合が見つかったり、防犯性やデザインを一新したいと考えたりした際、この記事でご紹介した情報を参考に、ご自身で交換に挑戦することも可能です。しかし、ドアノブの種類によっては専門的な知識や特殊な工具が必要な場合もあります。また、古いドアノブの取り外しや新しいドアノブの取り付けに失敗すると、ドア本体を傷つけてしまったり、正常に機能しなくなったりするリスクも伴います。サイズの確認が複雑で自信が持てない場合や、緊急で対応が必要な場合など、ご自身での作業に不安を感じる場合は、専門業者に依頼するのが最も確実で安心な方法と言えるでしょう。
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記事監修者
島田 宏幸(しまだ ひろゆき)
記事監修者
島田 宏幸(しまだ ひろゆき)
1964年生まれ。富山県出身。主任錠前技術者。
「鍵のかけつけ本舗」の創業時より当社に在籍。
これまで警察の捜査に伴う開錠や、金融機関における業務用金庫の開錠など、数多くの鍵トラブルを解決してきた。
今も現役として現場作業に携わるほか、教育担当として後輩社員の技術指導や育成も担う。 趣味は釣り、料理。
運営会社情報
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