鍵が刺さらない、途中までしか入らない…原因と対処法をプロが解説!

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【記事監修者】

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

主任錠前技術者

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「鍵穴に鍵が入らない」「鍵が途中までしか入らない」といった症状は、あらゆる鍵トラブルの中でも珍しくないパターンです。
今回は、鍵が刺さらなくなった場合や途中までしか入らなくなった場合の、よくある原因と対処法を解説します。
しっかり覚えて暮らしの安全にお役立てください。

1. 鍵が刺さらない、途中までしか入らない時の応急処置

原因の特定を始める前に、まずは簡単な応急処置で直るかどうか試してみましょう。
ちょっとした異物や汚れなど、すぐに直せる程度の不具合が原因かもしれません。

誰でも簡単!鍵が刺さらない時の応急処置

・鍵と鍵穴の異物を除去する

鍵穴に強く息を吹きかけて、内部のゴミ・ホコリなどの異物を吹き飛ばしてみましょう。
鍵はとても精密な仕組みで動作するので、わずかな異物が動作を妨げることが少なくありません。
とくに砂粒や金属片といった硬い異物は、1ミリ程度の微細なものでも動作に支障をきたします。

・鍵の表面を拭いて異物や汚れを取り除く

普段頻繁に持ち歩いたり置き場所を変えたりする鍵は、様々な場所のゴミや汚れが付着しやすくなっています。
ポケットにしまって持ち歩くケースでは、着衣の繊維やポケット内部のゴミが鍵山のギザギザに絡まりやすいです。
手垢や油汚れなどのベタつき汚れも、気付かず放置しているうちに固着して、新たな異物を形成することがあります。

鍵を拭き掃除する際は、なるべく繊維くずが出にくい布を使いましょう。
ボロ布は繊維片が千切れて絡まりやすく、ティッシュペーパーなどの紙類は破れた紙片が残りやすいです。
不織布があればよいのですが、すぐに用意出来ない場合はなるべく丈夫な布地を使いましょう。

・○Bの鉛筆の芯の粉を鍵にまぶして抜き差しする

鍵の滑りを良くする方法として、大手錠前メーカーが「鉛筆の芯の粉を使う」やり方を推奨しています。
鉛筆の芯には黒鉛という成分が含まれていて、これが金属の表面に付着すると潤滑効果を発揮するためです。
「○B」の数字が大きい鉛筆ほど黒鉛の含有量が多いので、もしあれば2B~6Bを、なければBかHBを使いましょう。

やり方は簡単で、「芯の部分で鍵の表面をなぞる」、または「芯の粉末を鍵にまぶす」準備の後、その鍵を鍵穴に数回抜き差しして黒鉛粉末を行き渡らせます。
上手く行けば潤滑効果が発揮されて摩擦が減り、鍵の滑りが良くなるというわけです。
ただしこの方法は、大きめの異物や部品の変形による不具合には効きません。
ここまでに紹介した3つの応急処置を全て試しても直らない場合は、この後の「2. 鍵が刺さらない!入りにくい!原因別の対処法」で紹介する方法を参考にしてください。

・合鍵を使ってみる

純正キーを使っていて鍵が刺さらなくなった場合は、合鍵を使って試しましょう。
すんなり刺さればドアをスムーズに開けられるかもしれませんし、純正鍵は刺さらないのに合鍵が刺さったら、純正鍵に原因があると判断出来るからです。

2. 鍵が刺さらない!入りにくい!原因別の対処法

鍵が刺さらなくなるトラブルは、必ずどこかに物理的な原因が潜んでいます。
しかも問題箇所が鍵と鍵穴に絞られますので、他のトラブルと比べると原因探しが簡単です。
本項で、よくある原因と対処法を詳しく見ていきましょう。

鍵が刺さらない原因と対処法

・鍵穴内部の潤滑剤切れ ⇒ 鍵穴用の潤滑材を注す

工場から出荷される直前のシリンダー内部には、鍵穴用の潤滑剤がたっぷり充填されています。
それが使用年数とともに減ってゆき、部品の滑りが悪くなって動作不良を引き起こすわけです。
鍵の動きが悪いと感じたら、鍵穴用の潤滑剤を鍵穴に注入してみましょう。

ここで注意していただきたいのは、「鍵穴用の潤滑剤は一般の金属用潤滑剤とは異なる」ことです。
油状や液状の一般用潤滑剤は、鍵穴内部に溜まりやすい性質があるため固着しやすく、逆に動作不良を引き起こすリスクを高めてしまいます。
鍵穴のメンテナンスには、必ず「鍵穴用」と表示されたものだけを使いましょう。

当社に鍵トラブルのご相談をくださるお客様の中には、「クレ556」をメンテナンスのつもりで鍵穴に注した方もおられます。
クレ556は鍵穴には使えない油状の潤滑剤で、さらに防錆剤の成分も含まれているため、塗布面に被膜が形成されるという特徴があります。
複雑な形状をした鍵穴は液体や油類が排出されにくいので、内部固着して異物トラブルの原因になるのです。

・鍵穴内部の異物 ⇒ 掃除機で吸い出す

鍵の一部が欠けている、または鍵のどこかに汚れや変形が見られない場合は、鍵穴の内部に異物が入っている可能性があります。
鍵を刺した時に欠けてしまった金属片や、風で舞い込んだゴミやホコリ、鍵に付着して鍵穴に入り込んだ異物や汚れなどが考えられます。

異物が原因と思われる時の対処法は、「掃除機のノズルの先を鍵穴に押し当てて中の異物を吸い出す」のが効果的です。
ドア付近にコンセントがなければ、コードレスタイプの掃除機を使いましょう。
コンセントもコードレス掃除機もない場合は、次に紹介する「エアダスターを使った方法」で、異物を吹き飛ばすやり方を試してみてください。

・異物がありそうで掃除機が使えない場合 ⇒ エアダスターの圧縮空気で吹き飛ばす

掃除機で鍵穴の異物を吸い出せない場合は、市販のエアダスターの圧縮空気を鍵穴に吹き込んで様子を見ましょう。
ただしこの方法は、掃除機で吸い出す方法が使えない場合のみ行ってください。
なぜかというと、圧縮空気だけでは鍵穴内部の異物を必ず排出可能…とは限らないからです。
場合によっては異物をさらに奥のほうに押し込んでしまうこともありますので、掃除機で異物を吸い出す方法を先に試すのが安全です。

・鍵に異常は見られず異物の侵入もなさそう ⇒ 合鍵を使ってみる

「鍵に破損や変形がなく、目立つ汚れや異物の付着も見られない…」
「鍵穴の異物を除去する方法を試してみたが直らない…」
こんな場合は、合鍵を使ってみてスムーズに刺さるかどうか試しましょう。
精密部品である鍵は、目に見えない程度の小さな歪みがあるだけでも、鍵穴との整合が合わずに動作不良を起こすことがあります。

・合鍵を使っていて刺さらなくなった ⇒ 純正の鍵を使う

純正鍵を失くした場合の予備として作る合鍵は、柔らかく加工しやすい金属がよく使われています。
一般的な純正鍵の素材は、500円玉と同じ「白銅」。
合鍵の素材は、5円玉と同じく「黄銅」を使うことが多いです。
合鍵はあくまでも「新しい純正鍵を作るまでのつなぎ」程度のものなので、堅牢製や耐久性はあまり考慮されていないのです。

合鍵を長く使い続けると、変形・摩耗・破損によるトラブルが発生しやすくなります。
もしも合鍵を使っていて鍵穴に刺さらなくなった場合は、純正の鍵で刺さるかどうか試しましょう。
純正鍵がない場合は、鍵屋に依頼して新しい鍵を作りましょう。

・こんな場合は鍵屋に依頼!

ここまでの対処法を全て試しても直らない場合は、プロの鍵屋に点検・修理を依頼するしかありません。
鍵はとても精密なので、一般の方が自力対処可能な範囲は限られています。
鍵屋ならその場ですぐに鍵の作製も出来ますし、鍵穴の内部に重大な不具合がある場合も、新しい部品に交換してくれるので安心です。

3. 車やバイクの鍵が刺さらない場合の対処法

鍵が刺さらなくなるトラブルは、建物のドア鍵だけとは限りません。
車やバイクで出かけている最中に、思わぬトラブルで鍵が刺さらなくなることもあります。

車・バイクの鍵が刺さらない時は?安全な応急処置を試してみる

・息を吹きかけて鍵穴内部の異物を飛ばす

建物の鍵であっても車やバイクの鍵であっても、基本的な構造自体は変わらないので対処法もほぼ同じです。
まずは鍵や鍵穴の異物を疑い、強めに息を吹きかけて除去出来るかどうか試してみましょう。

車両の鍵のトラブルで建物鍵と違うところは、「小石や砂粒の鍵穴侵入が多い」点です。
走行中に路面の石や砂を巻き上げ、それが鍵穴に入り込んでしまうわけですね。
車両用の鍵穴には異物侵入を防ぐためのカバーが付いていますが、軽く押すと引っ込む程度の簡易蓋なので、異物の侵入を100%防げるとは限りません。
自宅の車庫に駐車中の車両であれば、掃除機を使って異物を吸い出す方法も使えます。

・合鍵を使ってみる

出先で鍵が刺さらなくなり、予備の合鍵を携帯している。
家の車庫に停めている車両で、急に鍵が刺さらなくなった。
こんな場合は、他の鍵で刺さるかどうか試してみましょう。
どの鍵を使っても刺さらなければ、鍵穴内部の異常が疑われます。
鍵穴の異物を吸い出す、または吹き飛ばす対処法も試してみて、それでも直らないようであれば鍵屋に依頼するのが安全です。

・鍵穴用の潤滑剤を注す

家の鍵のトラブル対処で、「鉛筆の芯の粉を使う」方法を紹介しました。
ですが車やバイクの鍵となると、出先ですぐに鉛筆を用意出来ないケースも多いですよね。
こんな場合は、近くのホームセンターで鍵穴用の潤滑剤を購入し、鍵穴に注入する方法がお勧めです。

ホームセンターが近くにない場合は、文房具店などで「○B」の数字が大きい鉛筆を購入しましょう。
鉛筆の芯で鍵の表面や鍵山を入念になぞり、鍵穴に数回抜き差しして刺さるかどうか試しましょう。

・どうしても刺さらない時は、鍵屋またはロードサービスに依頼する

ここまでの方法を全てやっても直らない時は、現地出張してくれる鍵屋に解決を依頼しましょう。
自宅の車庫に駐車中の鍵トラブルも、プロの業者に依頼するのが最も確実な方法です。

当コラムで紹介している応急処置や対処法は、「一般の方にも対処可能な軽度の不具合」を想定しています。
鍵や鍵穴部品の変形・破損といった重大な不具合は、プロの鍵屋でなければ対処することは出来ません。
自分では無理だと思ったら、無理せず鍵屋を頼るのがお勧めです。

JAFや保険会社のロードサービスは、最寄りのディーラーや修理工場までの搬送手段として利用出来ます。
車両の鍵は車体と一体になっているので、鍵屋では脱着作業が必要な修理・交換が出来ません。
鍵開けと鍵の作製以外のサポートは、ディーラーか修理工場に依頼しましょう。

4. 鍵が刺さらない時にやってはいけないNG行為

建物や車両を使えなくなる鍵トラブルでは、早く解決したい一心で「やってはいけないNG対処」を行ってしまう方が少なくありません。
間違った対処法はかえって不具合を悪化させてしまいますので、本項で解説するNGパターンをしっかり頭に入れておいてください。

やってはいけない!不具合悪化の元になるNG対処

・力ずくで鍵を刺そうとしてしまう

鍵トラブルで最も多いNGパターンは、「力ずくで無理に操作しようとする」ことです。
回りにくい鍵を強引に回そうとしたり、刺さりにくい鍵を無理に刺そうとしたりすることはありませんか?
0.1ミリ単位で精密に削り出される鍵の部品は、わずかな歪みや摩耗でも正しく動作しなくなることがあります。
強い力をかけてしまうと破損や摩耗を早める原因になりますので、鍵の操作は必要最低限の力で行いましょう。

・鍵穴に鍵以外のものを入れてしまう

鍵穴内部は、購入時に付属している純正鍵の形に合うように作られています。
対応鍵以外を使っての施錠・解錠操作は考慮されていませんし、鍵穴内部で折れたり削れたりして余計な異物を発生させるリスクも高くなります。
鍵穴内部の異物を除去する目的で、鍵以外のものを入れることは厳禁です。

特に注意していただきたいのは、個人ブログや動画サイトなどで紹介されている「ピッキング」を、鍵屋でない素人の方が安易にやってはいけないことです。
空き巣などの侵入犯がよく使うピッキング解錠手段は、鍵以外の特殊工具を使って鍵穴内部を直接いじる方法で、正しい知識と技術なしには出来ません。
下手にやると鍵穴内部を損傷させる危険があり、突っ込んだ工具や棒が中で折れて取れなくなるリスクも大きいので、ピッキング解錠を安易に試みるのは止めましょう。

また、一部のサイトやオークションなどで販売されているピッキング専用工具は、鍵屋のような「職務上の正当な理由がある者」に限り、購入・所持が認められています。
鍵屋でもない一般の方がピッキング専用工具を購入・所持した場合、軽犯罪法違反で処罰される恐れがあることも覚えておきましょう。
さらに正当な理由がないピッキング専用工具の販売は、購入者だけでなく販売者側にも罰則が定められています。

参考:e-Gov法令検索 「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」
https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=415AC0000000065

**以下、上記URLの法律条文から一部引用**
第二章 特殊開錠用具の所持等の禁止
(特殊開錠用具の所持の禁止)
第三条 何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、特殊開錠用具を所持してはならない。
(指定侵入工具の携帯の禁止)
第四条 何人も、業務その他正当な理由による場合を除いては、指定侵入工具を隠して携帯してはならない。

・鍵穴に使えない液状や油状の潤滑剤を使ってしまう

当社でお客様のトラブル状況をヒアリングさせていただく際、
『クレ556で自己流のメンテナンスをした』
『潤滑を良くするためにサラダ油を注してみた』
とお答えになる方が少なからずおられます。

油状や液状の一般用潤滑剤は、液体が排出されにくい鍵穴内では固着しやすく、ベタつき汚れに変化したりゴミやホコリを固めてしまったりする異物トラブルの原因になります。
鍵穴用の潤滑剤は、粉末状でサラサラしているのが特徴です。
鍵のメンテナンスやトラブル時の応急処置には、必ず鍵穴用の潤滑剤を使いましょう。

5. 業者に修理を依頼する場合の費用と注意点

自力で直せない、対処方法が分からないといった場合は、プロの業者に修理や交換を依頼するのがお勧めです。
とは言え鍵のトラブルに慣れていない方にとっては、かかる費用や悪質業者の存在などの不安がつきものですよね。
業者に依頼する際の費用の目安と、悪質業者に騙されないための注意点を説明します。

業者に依頼する費用と業者選びの注意点

・かかる費用は作業の内容によって異なる

初めに覚えておいていただきたいのは、「鍵屋でトラブル解決する際の料金は変動幅が大きい」、ということです。
業界内で目安になっている相場は一応あるのですが、鍵は種類や機能性がとても豊富で多彩なので、作業にかかる難易度や料金を一定にしにくいという特性があります。

また、業者ごとの料金設定や出張料金の有無、キャンセル料金の有無や発生条件なども異なりますので、正確な請求費用は現地確認後に確定するのが普通です。
良心的な業者であれば、電話依頼時のヒアリングでおおよその見積り費用を案内してくれるでしょう。

・鍵を開けて貰う場合の費用 ⇒ 8,000円~30,000円

鍵開けにかかる費用は、開けたい鍵の防犯性能や劣化状態、故障の有無で変わってきます。
一般的な費用の目安は、建物の玄関鍵で8,000円~30,000円ほど。
高度な鍵が使われていない室内ドアの鍵は、8,000円~15,000円ほどが目安です。
サビや歪みなどの深刻な劣化が見られる場合は、通常の作業手順で開けることが難しくなりますので、追加作業の料金も加算される場合があります。

・鍵を作製する場合の費用 ⇒ 500円~15,000円

鍵作製の費用目安に10,000円以上もの開きがあるのは、「店舗持ち込みと現地作業で料金が大きく変わる」のが理由です。
近くに合鍵を作製してくれる店舗がない場合や、自宅以外に停めていて動かせない車両の鍵を作る場合は、出張作業が可能な鍵屋に依頼することになります。

ギザギザ鍵の合鍵を店舗持ち込みで作る費用は、500円~5,000円が目安です。
標準的な防犯性能の鍵なら数百円から1,000円ほどで作れますが、「カバスターネオ」や「ロイヤルガーディアン」といった超高性能タイプの鍵は、合鍵の複製難度が高くなるので5,000円前後かかります。

鍵屋を呼んで現地で作製して貰う場合は、出張費込みで10,000円~15,000円前後かかるのが一般的です。
なお一部の鍵屋では不正利用防止のため、手元に鍵がある場合の合鍵作製を受け付けていない所もあります(当社含みます)。
その場合は鍵穴から純正鍵を作製するか、鍵一式を丸ごと交換することになります。

・鍵を交換する場合の費用(建物鍵) ⇒ 20,000円~100,000円

建物の玄関鍵を交換する場合、どんな鍵を新しく付けたいのかで費用が大きく変わってきます。
最低クラスの防犯性能の鍵では、出張料金・作業料金込みで20,000円から30,000円ほどが目安です。
もう少し防犯性能の高い鍵、例えばディンプルキータイプになると、40,000円前後からが目安になります。
さらにハイクラスのカードキー式やテンキー式、指紋認証式などの電子錠は、高いもので80,000円から100,000円ほどかかることもあります。

電話で見積りを依頼する際に、希望する予算の範囲を伝えて相談すると安心です。
一般的な鍵交換では、高くても50,000円以内に収まるケースが多いようです。
ですが業者側でお客様の使い勝手や防犯上の安全を考慮して、高額なハイクラス鍵をお勧めしてくることはあります。
相場を度外視した値引き交渉にお応えするのは難しいですが、お客様のご予算内に収めるよう、最適な鍵を提案させていただくことは可能です。

・車やバイクの鍵トラブルはディーラーに依頼する

車両の鍵のトラブルを鍵屋に相談することは可能ですが、鍵屋で対応可能な作業は「鍵開け」と「鍵の作製」のみになります。
車両の鍵はドア板や車体と一体式になっていて、玄関ドアの鍵のような簡易脱着や交換が出来ません。
そのため鍵本体の脱着を伴う修理や交換については、その車種を扱うディーラー、または自動車整備業者にご相談ください。

とにかく急いで鍵を作りたい場合に限り、鍵屋に依頼するのがおすすめです。
ディーラー対応よりも若干費用は高くなることが多いですが、数十分から1時間ほどで新しい鍵を作製できます。
ディーラーの場合は新しい鍵が届くまでに1週間前後かかるのが普通ですので、早さを求めたいお客様には鍵屋が頼りになるでしょう。
出先の路上で交換や修理が必要になった場合は、JAFまたは保険会社のロードサービスを利用して、最寄りのディーラーか自動車整備工場に搬送しましょう。

・注意点~電話口では「焦らない・聞き忘れない・遠慮しない」を意識する

優良業者と悪質業者を見分けるために、ぜひ覚えておいていただきたい3つの注意点があります。

①「焦らない」
⇒ 悪質業者に付け込まれないよう、焦りや不安を我慢して落ち着いて話しましょう。
②「聞き忘れない」
  ⇒ 後で高額な追加請求をされないよう、総額料金の見積りを必ず聞いておきましょう。
③「遠慮しない」
⇒ 「何かおかしい…」と感じたら、遠慮せずに勇気をもってキャンセルしましょう。

6. トラブル防止に効果的!鍵を長く使うためのメンテナンス方法

当社のコラムで鍵トラブルを無事に解決していただけたら、それ以上に嬉しいことはありません。
ですが今回は無事に解決出来たとしても、今後再び同じトラブルを繰り返すのは避けたいですよね。
最後に本項で、誰でも出来る効果的なメンテナンス方法をご紹介します。
簡単で効果的な日常のメンテナンスを行うだけで、鍵の寿命を数年単位で伸ばすことが可能です。

鍵のプロがお勧めする効果的なメンテナンス

・鍵と鍵穴の異物を取り除く

鍵の劣化を早める主な原因は、「異物・汚れ・過度の負荷」です。
つまり逆に言うと、これらの予防に配慮出来れば鍵の寿命を飛躍的に伸ばすことも出来るわけです。

異物の除去は、鍵穴に掃除機のノズルの先を押し当てて吸引する方法がお勧めです。
「2. 鍵が刺さらない!入りにくい!原因別の対処法」でも触れましたが、エアダスターで異物を吹き飛ばす方法は、掃除機による吸引が不可能な場合のみ選択してください。
鍵穴の中は入り組んだ構造をしているので、吹き込む空気の勢いが弱いと、逆に異物が奥の方に押し込まれてしまいます。

鍵の掃除は、ギザギザの鍵山を中心にブラシを使って行います。
古い歯ブラシを捨てずに取っておくと、こうした掃除や手入れに使えて便利ですよね。
布などを使って拭き取る場合は、繊維くずが残らない不織布を使うと綺麗に取れます。
ティッシュペーパーは破れやすく紙片が残る恐れがありますので、出来れば使わないほうが良いでしょう。

・鍵の汚れを取り除く

一般の方が鍵穴を分解洗浄しようとするのは、DIYに慣れている程度の知識や経験があってもまず無理です。
プロの鍵屋に依頼するべき作業ですので、汚れの除去は鍵を綺麗にする方法のみ行いましょう。

鍵に付着した異物や汚れは、鍵穴に入れた際に付着してそのまま内部に残ります。
鍵を綺麗にしておくことは、鍵穴の異物や汚れを防ぐことにもつながるのです。
指先の汚れや皮脂を鍵に付着させないよう、鍵を使う前に手を洗ったり拭いたりしておく習慣も大切です。
さらに鍵の保管場所も、ゴミやホコリ、水や油などが付かないよう清潔にしておきましょう。

・潤滑剤を切らさないようにする

大切なことなので繰り返しお伝えしますが、鍵穴のメンテナンスに使える潤滑剤は、「鍵穴用」であることが明記されている製品だけです。
鍵穴以外の用途で使うクレ556などの一般用潤滑剤は、鍵の劣化を早める原因になりやすいので使用してはいけません。
サラダ油やグリスなどでの代用も厳禁です。

鍵穴用の潤滑剤が手に入らない場合は、黒鉛粉末で代用しましょう。
黒鉛粉末は鉛筆の〇Bの芯を削れば簡単に入手出来ます。
この方法は大手鍵メーカーの「美和ロック」も推奨していて、どなたでもすぐに試せる効果的なメンテナンス方法です。
芯の粉をたっぷりまぶした鍵を鍵穴に抜き差しして、鍵穴全体によく行き渡らせましょう。
なおこの方法は、大きめの芯の破片や木くずが混ざらないように注意してください。

・鍵の操作を優しくゆっくり行う

メンテナンス…というよりも取り扱い上の注意ですが、鍵はなるべく優しく扱い、過度の力をかけたり乱暴に扱ったりすることは避けましょう。
玄関の鍵や車両の鍵は、「早く家に入りたい」「早く車両を使いたい」といった焦り気味のシチュエーションで操作することも多いですよね。
急いでいるからと言って乱暴に扱うと、金属疲労が早まることで変形・破損の原因になります。

鍵が刺さらない、途中までしか入らない原因と対処法・まとめ

鍵穴にギザギザ鍵を刺すタイプの鍵トラブルは、カードキーなどの電子錠と違って原因や対処法が単純です。
ですが誤った対処をすると、トラブルを解消するどころか余計に不具合を悪化させてしまいます。
原因の絞り込みと対処法の選択は、焦らず慎重に行いましょう。
応急処置で直らなければ原因別の対処法へと進みますが、自力では直せない、分からないと感じたら、早めに鍵屋に依頼しましょう。

参考:鍵のかけつけ本舗での実績事例「千葉県浦安市 鍵の抜き挿し不具合」
https://kagi-lt.jp/works/detail/5277/

車両の鍵のトラブルも建物の鍵とほぼ変わりませんが、鍵屋で対応可能な作業は鍵の作製と鍵開けのみです。
車両の鍵の修理や交換は、ディーラーまたは自動車修理工場に依頼しましょう。
業者に依頼する際の費用はケースによって異なりますが、作業パターンごとにおおよその費用の目安はあります。
電話で相談する際は、電話見積りの合計料金を忘れずに聞いておき、希望する予算額もしっかり伝えて相談しましょう。
「相手はプロの業者だから」と、何でも鵜呑みにしてはいけません。
少しでも不安な点や疑わしい部分があったら、遠慮せずに毅然とした態度でキャンセルしましょう。

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記事監修者

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

記事監修者

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

1964年生まれ。富山県出身。主任錠前技術者。
「鍵のかけつけ本舗」の創業時より当社に在籍。
これまで警察の捜査に伴う開錠や、金融機関における業務用金庫の開錠など、数多くの鍵トラブルを解決してきた。
今も現役として現場作業に携わるほか、教育担当として後輩社員の技術指導や育成も担う。 趣味は釣り、料理。

運営会社情報

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    :株式会社ライフ&テクノロジーズ

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