サムラッチ錠を交換したい!交換方法や注意点をプロが解説

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【記事監修者】

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

主任錠前技術者

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西洋建築で人気を博すサムラッチ錠は、アンティーク調のドアを好む方に多く支持されていました。しかし築年数の増えた住宅をはじめ、防犯性能の面から交換したいという声も浮き彫りになっています。

本記事では、サムラッチ錠を交換する際の費用・交換方法・注意点を主とした解説をしていきます。ぜひ最後までご覧になり、不明瞭だった点の解決や今後の交換につなげる知識吸収をしていってくださいね。

サムラッチ錠とは

サム(親指)+ラッチ(金属)の語句を組み合わせたものを、サムラッチ錠と呼びます。デザインはヨーロピアン風で、装飾が施されているため外観の見栄えが好評です。

またサムラッチ錠は別名で、アンティーク錠・サムピースハンドル錠と呼ばれることもあります。加えて、サムピースという名も付くため、押して開閉をするのはイメージも湧きやすいでしょう。

次に交換したい需要を挙げますが、知っておくと新調したい方が望む理由がわかります。

  • つまみが緩くなり動作が不安定になる
  • サムピースを押し込んだ後に元の位置へ戻らなくなった
  • 昭和から平成初期のタイプが多く古いため防犯上の懸念がある

上記のように、複数の理由が一新したい理由にあります。したがって、もしサムラッチ錠の使用年数が長期にわたるのであれば、防犯や操作性の面で交換することも視野に入れていきましょう。

サムラッチ錠からの交換で人気のハンドル

サムラッチ錠から、レバーハンドルへの交換は高いニーズを誇ります。サムラッチの場合は、サムピースが劣化すると該当部分は強い力を要すことでしょう。よって高齢者には不向きの傾向があります。

そこで、交換に人気のあるレバー・プッシュプルハンドルの特徴を、以下より解説していきます。

レバーハンドル

レバーハンドルは、親指で押し下げる力を必要とせず、手のひら全体でレバーを操作できる手軽さが人気です。よって、高齢者が住む家庭では重宝されています。

なお、交換時の作業で、サムラッチ錠はドア側面のラッチ部分だけで面積が狭いものの、レバーハンドル錠だと加工範囲は広くなるのが特徴です。

錠ケース部分にはデッドボルト機構が付く場合もありますが、防犯性能は上がると認識しておきましょう。

プッシュプルハンドル

プッシュプルハンドルも幅広い世代から支持されており、サムラッチ錠からの交換におすすめです。

レバーハンドルとの大きな違いは、縦長の形状になるため身長の高低差があっても利便を損ねません。

セキュリティに関しても1ドア2ロックも多いため、サムラッチ錠よりも高い防犯性能に期待ができるでしょう。

サムラッチ錠の交換前に確認すること

サムラッチ錠を自分で交換する場合、購入するサムラッチ錠を選ぶ必要があります。しかし、何も考えずに購入してしまうとサイズが合わず交換することができません。交換する鍵を買う前に、確認するポイントを解説します。

費用

サムラッチ錠の交換は、メーカーや品番によって左右されます。サムラッチ錠を丸ごと交換する費用の目安は、3~5万円が相場なので覚えておきましょう。

なお、料金が一律1万円、あるいは2万円といったシンプルな記載は注意しましょう。修理費用・加工費などを、別途計上される可能性を含んでいます。

また費用については、自分で行うか、プロの業者に頼むかで作業費用が変わります。DIYの技術力が長けているなら部品代だけ、自信がないなら確実性を取るため鍵業者に頼むのが良いでしょう。

計測、確認するポイント

サムラッチ錠の交換前で、計測は複数確認するポイントがあります。

  • メーカーや型番
  • バックセット
  • ドアの厚み
  • フロントのサイズ
  • フロントを固定しているネジの感覚など

バックセットとは、鍵を正面および中心から見て、ドアの角までの範囲を指します。計測が合わなければ、錠ケースと鍵が合わなくなるため注意しましょう。

ドアの厚みは、薄すぎたり厚すぎたりする場合は難易度が上がることも把握しておいてください。

フロントのサイズでは、ドア側面の錠ケースの『縦幅・横幅』を計測します。残りのフロントを固定しているネジの間隔は、ビスとビスとの距離(ビスピッチ)を測る形です。

準備する道具

サムラッチ錠の交換で、準備しておく道具はプラス・マイナスドライバーの2種が主です。なお、扉は開けた状態で作業に入るので、ドアが閉まらないようストッパーも準備し、挟み込んでおくと良いでしょう。

また作業途中に自分でやり遂げる、もしくはプロの鍵業者へ依頼するという選択肢が生まれる可能性もあります。

念には念を入れ、ドアの現場写真を撮影するため、カメラやスマートフォンを準備しておくのも1つの手です。

サムラッチ錠の交換方法

サムラッチ錠の交換は、部品と工具があれば自分でも行えます。作業のコツは、1・2・3という手順のなかで3が外した段階を指すなら、あとは3・2・1といった逆から行うというシンプルなやり方です。

順番に解説していくので、さっそくご覧になってください。

1.室内側の錠前のビスと台座・下部のビスを取り外す

室内側には、ビスが錠前に2本ついているため外しましょう。ビスを外したあと、そのまま後方へ引くと台座も一緒に外せます。

2.室内側下部のビスを外しサムラッチ錠本体と錠ケースを外す

続いて、錠前の下部にある1本のビスを外します。すると、サムラッチ錠本体が『室外・室内』両方からの取り外しができます。

続いてはドアの側面の錠ケースの取り外しです。側面から見て上下に2本のビスが見えるため、ビスを外したあとにケースを引っ張って外しましょう。

3.新規錠ケースを穴に差してビス止めを行う

ここからは行った道を引き返すように、逆の手順で取付けをしていきます。まずは新しい錠ケースを穴に差し込み、上下2本のビスで固定させましょう。

なお、ビスの位置が合わない場合は、ドリルを使って削ることもできます。しかし難度を伴うので、自信がない場合は鍵屋にお願いするのも1つの手です。

4.室外側の錠本体をあて室内側からビス止めする

室外側から錠本体をしっかりとあて、室内側にてビス止めをしましょう。錠前の上下のビス2本に、下部の1本の合計3本です。

また、調整ができるように仮止めくらいに締めておくのがコツとなります。

以上の工程でサムラッチ錠の交換は完了ですが、動作確認もきちんと行いましょう。自分で交換をした場合は、プロと比べて精度に不安を残す懸念があるためです。

詰まることなく開閉ができるかをチェックし、もし上手にできないなら鍵屋さんへ依頼してみましょう。

サムラッチ錠交換を業者へ依頼する場合の費用や注意点

サムラッチ錠の交換を業者に頼む際、費用と注意点を知っておく必要があります。相場や内容を知らずに依頼し、後になり高額費用を請求されたでは本末転倒になりかねません。

以下より、見積書・料金面・アフターの重要性について解説していくので、順番にご覧になってください。

見積書の内容を理解する

サムラッチ錠交換を業者へ依頼するとき、見積書を見てスムーズな理解ができるかは重要です。なお、名称については、サムラッチ錠を装飾錠と記載する鍵業者もいることを忘れてはなりません。

しかし意味は同様なので、名前をはじめとした語句など一定の認識をして見積書を見ると、記載内容が不明瞭という疑問は解消できるでしょう。

あとは、見積りはネットが無料、現地は有料など区別されている場合も注意が必要です。実際に現地へ作業員が向かい、のちに請求があるケースでしょうか。

なお、サムラッチ錠交換においては、ネット見積りも現地見積りも、双方が無料であることが理想的です。

料金面をチェックする

サムラッチ錠の交換を鍵業者に依頼するとき、料金面はお任せではなく詳細を知るべきといえます。交換作業に着手する前段階で、完全な料金の確定はもちろんできません。

なぜなら鍵穴・錠ケース穴の加工などが発生すれば、別途料金の追加があるからです。とはいえ作業前に写真を送ると、料金が見積概算で出せる場合もあるので、撮影も視野に入れておきましょう。

加えて、相場が3~5万円という費用面の章で解説した詳細も、鍵のかけつけ本舗での例を参考にしてみてください。

  • キーレス錠の場合:22,000円+材料費
  • 錠前一式の場合:25,300円+材料費

上に挙げた項目は交換費用になり、ほかには出張費・見積・追加費用も無料であることが望まれます。

鍵のかけつけ本舗ではいずれも無料で、作業後に追加費用の発生を告げることはありません。

鍵のかけつけ本舗(料金詳細)

アフターフォローが充実しているか

サムラッチ錠を無事に交換してもらったとしても、業者のアフターフォローは欠かせません。ごくわずかな可能性ではありますが、サムラッチ錠の交換・修理に及ぶ際、業者が鍵穴周辺やドア自体を損傷させる確率も0ではないからです。

仮に行き当たりばったりで、鍵業者をリサーチせずに決め、アフターが何もなければ故障や損壊があった際に保証も一切期待ができません。

よって、フォローアップがあるのはサムラッチ錠交換のあと、万が一トラブルがあっても気兼ねなく相談ができる点に尽きるでしょう。

そのほか、アフターの一環として、鍵のかけつけ本舗には以下のようなサポート・保証があります。

  • 賠償責任保険加入
  • 無料保証制度
  • クーリングオフ制度

上記のように、フォロー体制を整えている鍵業者を選ぶことを重視しましょう。

サムラッチ錠を交換したい!交換方法や注意点・まとめ

サムラッチ錠は、経年劣化のしやすさや時代のニーズで新しい錠前に交換する方が増加の一途を辿ります。自分で行う場合は、メーカー・型番が同じなら高難易度ではありません。

しかし、異なる規格・製品になれば、当然ながら加工の難度が加わるため下手をすると悪化させる可能性も否定できません。

3~5万円という相場で収まること、かつ防犯性能をぐんと上げられるメリットを活かすには、鍵の専門業者へ一任するのはいかがでしょうか。

鍵のかけつけ本舗では、見積・出張費無料・追加費用なしに加え、充実の保証制度をご用意のうえ交換をしているので、ぜひご検討ください。

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島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

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島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

1964年生まれ。富山県出身。主任錠前技術者。
「鍵のかけつけ本舗」の創業時より当社に在籍。
これまで警察の捜査に伴う開錠や、金融機関における業務用金庫の開錠など、数多くの鍵トラブルを解決してきた。
今も現役として現場作業に携わるほか、教育担当として後輩社員の技術指導や育成も担う。 趣味は釣り、料理。

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