今すぐ解決!トイレの鍵・ドアが開かない時の開け方と対処法

  • 開かない

誰もが必ず使うトイレは、ドアや鍵のトラブルで入れなくなると困りますよね。
反対に中に閉じ込められるのも、狭い場所で不安が高まりやすくなるものです。
今回は、主に自宅のトイレの鍵・ドアのトラブルを想定した対処法をお届けします。
ミスのない効果的な対応で、素早く解決するのにお役立てください。

1. 閉じ込められた!トイレのドアを内側から開ける方法

一人暮らしで家に誰もいない場合、自力で解決しなければならないケースが多くなります。
開かないドアを内側から開ける方法を説明します。

ラッチを外して開錠する

自力でドアを開ける一番簡単な方法は、「ラッチを外して開ける」こと。
ドアが閉まっている時には、ドア側面から飛び出た「ラッチ(∠型のかんぬき状の部品)」が枠の受け穴に嵌ってロックされています。
ラッチは弱いバネの力で飛び出しているため、ドアと枠の隙間に薄い物を差し込むことで、傾斜面を押して引っ込ませることが可能です。

・トイレットペーパーの芯を使う

トイレットペーパーの紙芯は、斜めの切れ込みに沿って破くと板状になりますよね。
これをドアとドア枠の隙間、ちょうどノブ付近の高さに差し込み、スルスルと押し込んでラッチに届かせましょう。

・カレンダーの紙を使う

紙芯のないペーパーを使っている場合は、厚手のカレンダーやポスターなども代用可能です。
強度が足りなければ1~2回折ってみて、厚さを増してから使いましょう。

・財布に入っているカードを使う

もしも財布を持ち込んでいるなら、ポイントカードや会員カードがないか探してみましょう。
紙製の厚手のカード、またはプラスチック製の薄手のものがお勧めです。
キャッシュカードやクレジットカードは厚過ぎるので入りにくく、摩擦で磁気テープを損傷させるおそれがあるので避けてください。

・ウェットペーパーの引っ張り口のシールを使う

ウェットティッシュや除菌ペーパーなど湿り気のある紙製品は、薬液の乾燥を防ぐためのシール蓋が付いています。
細長い樹脂シールの長辺がラッチに充分届きますので、縦ではなく横半分に折って厚みを増し、ドアノブ付近の隙間に差し込みましょう。

自力でラッチを外せない場合

どうしてもラッチを外せない場合は、ドアの破壊を含めた他の脱出方法を考える必要があります。

・賃貸物件はまず管理会社・大家に連絡

アパートやマンションなどの賃貸物件では、まず管理会社や大家に連絡してください。
マスターキーで家に入って助けてくれる可能性があり、鍵屋へ依頼する際も管理者の立ち合いがあればスムーズです。
管理者への連絡なしにドアを壊したり分解したりすると、後でトラブルに発展する場合があるので注意しましょう。

・合鍵を持つ身内や知人に来てもらう

家の合鍵を持っている身内や知人がいるなら、助けに来て貰えるよう頼んでみましょう。
万一ドアを開けられず鍵屋に依頼する際も、玄関の開錠の手間を省ければ救助が早くなります。

・窓から脱出する・助けを呼ぶ

窓があるトイレでは、そのまま脱出することが可能です。
身体が抜ける大きさがない場合は、サッシから窓を外してスペースを確保します。
トイレが2階以上にある、または通り抜けるのが不可能な場合は、近くの建物や通行人に大声で助けを求めてみましょう。

・タンクの蓋でドアを壊す

トイレなどの室内用ドアはそれほど頑丈には出来ていません。
重くて頑丈な水槽タンクの蓋を使い、角の部分を叩きつけることで簡単に破壊出来ます。
ノブや鍵を直接叩くと変形して抜けなくなるので、ノブ部品がすっぽり外れるように周囲の板面を壊すのがコツです。

・重要・賃貸物件で破壊行為が許されるケース

通常賃貸物件では、管理者の許可なしに設備に変化を加える行為はNGです。
ただし、急な発作などで身の安全を確保しなければならない場合は、「緊急避難」としてドアや窓の破壊脱出が許されることを覚えておきましょう(刑法第37条)。

参考:緊急避難の4つの成立要件
 ①行為時点で危機が生じていること
 ②危険を回避するための行動であること
 ③やむを得ない行為であること
 ④緊急避難により守られる権利・利益が、侵害される権利・利益以上であること

弁護士法人プラム総合法律事務所 梅澤康二弁護士の解説
https://keiji-pro.com/columns/330/

当社で開錠する場合

当社で開錠依頼を受ける際は、身分証による依頼者様の本人確認を徹底しています。
本人確認が不可能な場合は警察の立会いが必要です。
また当社では、メール・LINEでも相談を受け付けています。
手元の財布に保険証や免許証があれば、撮影画像を添付していただくことでも本人確認が可能です。
合鍵で家に入った身内や知人に、関係者として立ち合いをお願いすることも出来ます。

2. トイレに入れない!外側から鍵・ドアを開ける方法

トイレのドアが開かずに入れなくなったら焦りますよね。
正しい対処さえ出来れば、ほんの1分足らずで開けられる場合もあります。
鍵やドアが開かなくなる原因と、それぞれの対処法を見ていきましょう。

鍵がかかった状態

・誤作動で鍵が閉まった

鍵が半分閉まった状態でドアを閉めると、閉じた際の衝撃で施錠されてしまうことがあります。
トイレの鍵を外から開けるには、ドアノブ付近にある「緊急開錠装置」を使いましょう。
一直線の溝がある鍵穴を、コインのふちやマイナスドライバーなどで時計回りに回します。
溝ではなく小さな穴が開いている場合は、錐などの細い物を差し込んで奥のボタンを押し込みます。

鍵がかかっていないのに開かない状態

・シリンダー・ラッチがサビ付いている

鍵トラブルで特に多い原因の一つが、サビ付きによる動作不良。
水気が多いトイレや風呂場は、鍵周り部品のサビ付きが多発します。
「鍵穴専用」と書かれた潤滑剤を鍵やノブの根元に吹きつけて動かし、開くかどうか試してみましょう。
鍵穴専用の潤滑剤が用意出来ない場合は、鉛筆の「〇B」の芯の粉でも代用出来ます。
なおサラダ油やクレ556など上記以外の潤滑剤は、ベタ付きによる不具合を起こしやすいので避けてください。

・部品の劣化や破損

経年劣化で弱った部品が、閉まった時の衝撃で破損するケース。
ドアが急に開かなくなったら、内部部品の破損、または次項で説明する建付けのゆがみが疑われます。
緊急開錠装置では開かないことが多いので、すぐに鍵屋へ相談しましょう。

・建付けのゆがみ

古い建物や強い地震があった後など、建付けのゆがみによってドアが開かなくなるケースもあります。
鍵やドアノブの劣化が考えられない場合は、建付けの不具合の可能性が高いです。
ハウスメーカー、または住宅設備メーカーに相談し、建付けのチェックや調整を依頼しましょう。
鍵屋でも一時的に開けることは可能ですが、建物自体の不具合を解消しなければ再発リスクが残ります。

・自力交換でラッチの向きを間違えた

ドアノブを自力交換した家では、「ラッチの向きを間違えて取り付けている」ケースが見られます。
ラッチとはドア側面から飛び出す「∠型のかんぬき」で、ドアが閉まる方向に傾斜面がくるのが正しい向きです。
見出し1で紹介している「ラッチ外し」を、外側から試しましょう。
どうしても開けられなければ、すぐに鍵屋へ相談してください。

3. ドアノブは自分で交換出来る?丸形ノブの交換作業の例

ドアノブの交換は、正しい手順さえ知っていれば誰でも簡単に出来るもの。
ですが、たった一つのミスが鍵の作動を狂わせるので、慎重さが求められる作業でもあります。
丸形ノブの中心に鍵穴がある「チューブラ錠」は、室内ドアで比較的多く見られるタイプです。
チューブラ錠タイプのドアノブを例に、交換手順の一例を紹介します。

自力で交換する前に

ドアノブの不具合は、分解・交換なしで解決出来ることもあります。
自力交換に踏み切る前に、まずは鍵屋へ相談してみましょう。
またドアノブの交換は、必ずドアを開けた状態で行ってください。
ドアを閉めたままノブを外すと開かなくなるので、内側の作業が出来ません。

・用意するもの

ビスの脱着にプラスドライバーを使います。
製品が異なるノブを取り付ける場合は、適合サイズを測るための定規も用意しましょう。
ドアノブや鍵のビスは小さいものが使われるため、電動ドライバーでは十字穴が上滑りで削れるおそれがあります。
出来るだけ手回しでビスを脱着するのがコツです。

手順1・各部の寸法を測る

ドアノブや鍵周りの部品は、重要部分の寸法が同じものしか使えません。
ドアを開けた状態で、次の4箇所の寸法を測りましょう。
◇バックセット
⇒ドアノブの中心から、すぐ横のドア側面までの長さ。
かんぬきが飛び出す金属板の厚みを含めないよう注意しましょう。
◇ドアの厚さ
⇒装飾付きドアの場合は、装飾部分を含めずにドア板厚だけを測ります。
◇フロントプレートの幅と高さ
⇒ドアノブ側面に、かんぬきが飛び出す金属板(フロントプレート)が付いています。
この金属板の横幅と縦の長さを測りましょう。
製品によっては「ラッチフロント」と書かれている場合もあります。
◇フロントプレートにある上下ビスの中心距離
⇒フロントプレートの上下にあるビスの、中心同士の距離を測ります。
ビスの縁の距離ではないことに注意してください

手順2・外側ノブ、内側ノブを外す

ノブの台座がビス止めされているので、ドライバーを使って外しましょう。
まずは外側ノブの台座のビスを外し、そのままノブを引き抜きます。
次に内側のノブを、同じようにビスを外して引き抜きます。

手順3・錠前本体を外す

ドア側面にあるフロントプレートのビスを外し、箱型の錠前本体ごと引き抜きます。
凹みに嵌って抜けにくい場合は、マイナスドライバーなどを差し込んで引き出しましょう。
フロントプレートを取り外す際は、ドアの凹み受け部分に傷を付けないよう注意してください。

手順4・新しい錠前本体を取り付ける

外した時と逆の手順で、フロントプレート一体型の錠前本体を嵌め込みます。
プレートの刻印をよく見て、上下の向きを間違えないよう取り付けます。

手順5・外側ノブ、内側ノブの順に取り付ける

細長い部品が出ている外側ノブを穴にはめ込み、ビス留めします。
内側ノブも同じように取り付けますが、穴から出ている棒状部品がきっちり刺さるように調整してください。

手順6・正しく動作することを確認して終了

パッと見はきちんと付いているように見えても、どこかが間違っていて正常に動かないかも知れません。
交換後は必ずノブと鍵の動作を確認し、スムーズに使えることを確かめてから作業終了しましょう。

4. トイレの鍵・ドアノブ修理を業者に依頼する場合の費用相場

堅牢性が求められる玄関ドアとは違い、トイレなどの室内ドアは簡易タイプの鍵・ノブがよく使われます。
鍵屋の作業料金も比較的安めに設定されていますが、自分で交換するのとどちらが良いのか検討材料が欲しいですよね。
プロの鍵屋に修理を依頼する場合の費用相場を見てみましょう。

トイレの鍵・ドアノブの修理は10,000円~が相場

トイレに使われることが多い鍵・ドアノブは、
◇かんぬき式の簡易錠タイプ
◇丸形ハンドルに鍵穴があるチューブラ錠タイプ
◇レバーハンドル型のタイプ
の3種類。
セキュリティ性が高い玄関ドアとは異なるので、最低ラインの10,000円前後が相場になっています。

当社でトイレの鍵・ドアノブ修理をする場合の料金

当社でのトイレの鍵・ドアノブ作業の料金は、
◇基本料金
朝8時~夜8時59分⇒8,000円
夜9時~朝7時59分⇒13,000円
◇作業料金(簡易錠・簡易金物)
開錠…   2,000円
修理…   0円~22,000円(*損傷の程度によります)
一式交換… 2,000円+材料費
 
上記基本料金と作業料金の合計金額です。
おおよそ10,000円~15,000円くらいが多くなっています。
鍵のかけつけ本舗では、電話見積りの他に現地確認で最終料金を確定させ、承諾をいただいた後に着手します。
事前承諾のない追加料金の請求や、根拠が曖昧な費用の請求などは一切ありません。

5. 開かなくなる前にメンテナンスを!おすすめのトラブル予防法

今回はドアを開けることが出来ても、同じようなトラブルが再発しては水の泡。
普段から出来るメンテナンスや心がけで、鍵とドアノブを長持ちさせる予防法を紹介します。

道具・グッズを使ったメンテナンス

・掃除機で鍵穴やノブを小まめに掃除する

鍵周りやドアノブに使われる部品は、精密な組み合わせで動作しています。
ゴミやホコリ、ベタつきがあると部品が上手く動かないので、普段から掃除機などで小まめに掃除しておきましょう。
鍵穴を掃除機で吸う時は、ノズルの先を小刻みに動かしながらやると吸引効率が良くなります。
また、鍵穴の掃除でブラシの毛などを入れることはおやめください。
毛が抜けて中に残ると異物トラブルの原因になります。

・鍵穴専用潤滑剤を使う

金属部品のメンテナンス用に、クレ556などの潤滑剤を常備する家庭が多いです。
ですが鍵の内部は構造が複雑なので、液状や油状の潤滑剤が排出されずにベタつき、固着して不具合を引き起こします。
「鍵穴専用」と明記された潤滑剤を、定期的に鍵穴に吹き付けておきましょう。
鍵穴用の潤滑剤はパウダー状でサラサラしていて、ベタつき汚れやホコリを固着させる心配がありません。

・鉛筆の芯の粉を鍵穴やドアノブの根元にまぶす

新品の鍵の内部には、粉状の黒鉛が潤滑剤として注入されています。
黒鉛には金属同士の滑りを良くする働きがあり、鉛筆の芯に多く含まれている成分です。
鉛筆の芯を削って粉末にし、キーにまぶして鍵穴に数回出し入れしてください。
ドアノブの根元の回転部分にもまぶし、数回動かして潤滑効果を行き渡らせましょう。
「〇B」の数字が多いものほど黒鉛の含有量が高いので、用意出来るならお勧めです。

鍵・ドアノブを長持ちさせる取り扱いのコツ

・強い力で開け閉めしない

トイレに駆け込むシーンでよくあるのが、「ギリギリのタイミングで慌てて入る」パターン。
間に合わせるためには仕方のないことですが、急ぐあまり乱暴にドアを開け閉めしてはいけません。
鍵やドアノブの部品はとても精密に作られているので、ダメージが蓄積されると破損や変形が起こりやすくなります。
鍵もノブも優しく扱い、必要以上の衝撃を与えないよう細心の注意を払いましょう。

・廊下で移動する時はなるべく触れない

狭い廊下にトイレのドアがある家では、移動時に身体や荷物をぶつけることがよくあります。
特にドアノブは飛び出ているので、ぶつからなくても衣服の裾を引っかけるなどは日常茶飯事。
横に伸びるレバーハンドル式のドアノブは、突き出た側に衣服を引っかけやすいので注意しましょう。
壊すほどではない小さな負荷や衝撃も、溜め続けると金属疲労を早めます。

いざという時に慌てないための準備

・必要な連絡先をメモ・ブックマークしておく

いざという時の調べ物の手間を省くためにも、緊急時の連絡先は必ずメモしておきましょう。
賃貸物件の場合は、大家や管理会社。
それ以外のところでは、鍵屋、ハウスメーカー、家で使っている住宅設備のメーカーなどがお勧めです。
最寄りの交番や警察署も、忘れずに連絡先を控えておきましょう。
スマホで業者のホームページをブックマークしたり、トイレのドアに近いところに電話番号を貼っておくのも効果的です。
近所に住む身内、あるいは親しい友人・知人なども、万が一の救助要請に備えてすぐ連絡出来るよう準備しておきましょう。
この記事が役に立ったという方は、いざという時に備えて当記事のブックマークと、弊社電話番号の電話帳登録をお願いします。

鍵のかけつけ本舗 0120-549-357

6. トイレの鍵・ドアが開かない時の対処法まとめ

大急ぎで駆け込むことも多いトイレは、開錠に役立つ工具が置かれていない、閉じ込められた不安感でいっぱいなど、いざという時に上手く対応しにくいものです。
ですがどんな状況でも、知識と工夫で切り抜ける方法は必ずあります。
普段から鍵とドアノブの取り扱いには充分注意し、トラブルの際も原因や対処法が咄嗟に出てくるよう、しっかり知識を身に付けておいてください。

記事監修者プロフィール

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)
1964年生まれ。富山県出身。主任錠前技術者。
「鍵のかけつけ本舗」の創業時より当社に在籍。
これまで警察の捜査に伴う開錠や、金融機関における業務用金庫の開錠など、数多くの鍵トラブルを解決してきた。
現在も現役の主任錠前技術者として鍵トラブルの対応のほか、教育担当として後輩社員の技術指導や育成も担当している。
趣味は釣り、料理