鍵が開かない!今すぐ解決、正しい鍵の開け方&NG行動

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【記事監修者】

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

主任錠前技術者

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鍵トラブルでは、防犯上の不安からか焦り気味の人が多いです。 とくに玄関鍵の場合、締め出されたくないとばかりに強引な開錠を試みるケースも見られます。 間違った対処で不具合を悪化させると、解決にかかる時間も費用も大幅に増やしてしまうので要注意! 今回のコラムは、鍵が開かなくなってしまった場合の解決方法と、やってはいけないNG行動をお伝えします。

1. 解決までの4ステップ

鍵が開かなくなったら、次の4ステップを意識することが解決の糸口になります。 手順に沿って適切に対処出来れば、時間もリスクも大幅に削減できます。

ステップ1 鍵のタイプを確認する

ひとくちに鍵と言っても、ギザギザのキーを差し込んで回す物理的なものから、カードキーや生体認証を使う電子型までタイプは様々。 使っている鍵のタイプを知ることで、原因や対処法の絞り込みを効率よく行いましょう。 一般家庭で使われる鍵のタイプは、おもに次の2種類です。  ◇鍵穴にキーを差し込んで操作する ⇒一般鍵(シリンダー錠、物理錠)  ◇鍵穴がなく電動で操作する    ⇒特殊鍵(電子錠、電気錠)

ステップ2 開かない原因を特定する

タイプがわかれば、次は考えられる原因の特定です。 「一般鍵か?特殊鍵か?」で可能性を絞りましょう。 なお一般鍵に該当するのは、玄関や室内ドアなど建物鍵の他にも、車・シャッター・郵便受けなどたくさんあります。 鍵穴とキーで開けるものなら、ほぼ同じ原因や対処法が当てはまるので試してみてください。

ステップ3 対処法を実行する

鍵のタイプと原因の絞り込みが済んだら、いよいよ対処法の実行です。 ただし対処を行う際には、次の大見出しで説明するNG対処をしないよう慎重に行動してください。

ステップ4 鍵屋への依頼を考える

自力解決が無理な場合は、早めに鍵屋に依頼しましょう。 鍵を早く開けたい一心で強引に開錠を試したりすると、不具合を悪化させることになり逆効果です。

2. 行動前にチェックしよう!やってはいけないNG行動

当社で扱う事例の中には、「間違った自力対処で不具合を広げてしまったケース」も多々見られます。 鍵は精密部品ですから、壊さずに正しく措置出来なければトラブルの解決は望めません。 どんなやり方はダメなのかを知っておき、二次被害を防ぎましょう。

全ての鍵共通のNG行動

・強引にドアノブを動かしたり揺すったりする

鍵が開かないからと言って、力ずくでガチャガチャやるのは厳禁です。 鍵はとても精巧に出来ているので、乱暴に扱うと破損や故障を悪化させます。 家に入れずイラついている時などはとくに注意!

・ドアとドア枠の隙間からデッドボルトをいじる

どんな鍵でも、ドアを固定して開かなくするための部品は「デッドボルト」と呼ばれるかんぬき。 ドア側面から飛び出して枠の凹み(ストライク)に収まることで、つっかえ棒になる仕掛けです。 しかしかんぬきとは言っても、時代劇の扉のように隙間から棒を突っ込んで外せるようには出来ていません。 隙間に何かを突っ込んでデッドボルトをいじるのは、周辺部品を傷つけるおそれがあるので絶対におやめください。

・賃貸物件で大家に無断で対処する

アパートや借家など自分の持ち家ではない場合、建物絡みのトラブルを大家(所有者)に無断で対処してはいけません。 鍵が開かなくなった場合も、まずは大家に連絡しましょう。 個人所有・会社管理に関わらず、賃貸物件の大家はマスターキーを持っていることが多いです。 マスターキーがなかったり開けられなかったりした場合も、大家の最終判断で業者に依頼することになります。

鍵穴がある一般鍵のNG行動

・キー以外の物を鍵穴に刺し込む

中の異物を取り出そう、またはテレビや映画の侵入シーンを真似しようと、針金などの細いものを鍵穴に差し込む人がいます。 ですが鍵穴にキー以外の物を入れてしまうと、中で折れて残ったり内部部品を破損させるおそれがあります。 専用のキー以外を鍵穴に入れてはいけません。

・鍵穴用以外の潤滑剤、潤滑油を使う

出荷直後の鍵には専用の潤滑剤が充填されています。 ところが、一般用の液状・油状の潤滑剤(クレ556など)は鍵穴と相性が悪く、ベタついて固まったり異物付着の原因になります。 鍵穴用の潤滑剤は、パウダー状でサラサラしているのが特徴です。 必ず「鍵穴専用」と書かれた潤滑剤のみを使い、一般用の潤滑剤は注さないようにしてください。 台所のサラダ油を試すなども厳禁です!

・鍵穴が濡れた状態で鍵穴用潤滑剤を使う

上記のように鍵穴用の潤滑剤は、液状・油状のものとは違ってサラサラです。 そのためベタつき汚れやホコリの付着を防げますが、濡れているところに使うと水分でホコリが付きやすくなります。 鍵穴用潤滑剤を使う場合、必ず乾燥した状態で使うようにしてください。 水がかかりやすい浴室の鍵や、雨天時・雨上がり直後の玄関鍵などは要注意です。

・強引にキーを刺す・回す

キーが奥まで刺さらなかったり、回りにくい・回らない場合のNG例。 無理にキーを押し込むことで異物を奥に詰まらせる、または強引に回すことで鍵穴やキーを破損させるリスクがあります。 軽い力で刺さらない・回らないなら、きちんと修理するのが得策です。

・マグネットキーの場合・専用キー以外の磁石で試す

鍵穴にキーを刺すタイプの中には、鍵山の形ではなくマグネットの磁力で操作するタイプ(マグネットシリンダー錠)もあります。 キー側にもロック側にも強力なマグネットが使われていますが、年数によって磁力が低下しキーが使えなくなる時が必ず来ます。 他のマグネットでロック開錠を試したりすることは、不具合を広げる原因になるので避けてください。

鍵穴がない特殊鍵のNG行動

・自力で分解修理しようとする

カードリーダー・指紋認証・暗証番号などの特殊鍵は、電動式のため必ず電気が流れています。 そのため知識のない人が無理にいじると、精密部品の損傷リスクだけではなく感電事故に繋がるおそれもあります。 家庭用では手軽な電池式が一般的ですが、配線で強い電流を流すタイプのものもあるので、自力で分解して中をいじることは絶対にしないでください。

・強く叩いて衝撃を与える

家電製品が動かなくなった時、バンバン叩いて動かそうとする人がいますよね。 接触が悪い場合は一時的に直ることもあるのですが、本来電子機器に強い衝撃を与えるのは厳禁! とくに、構造がデリケートな特殊鍵では絶対にやってはいけないNG行動です。 衝撃で動かそうなどと考えず、正しい知識と作業スキルで直すものと心得ましょう。

3. 鍵が開かない原因は?よくあるケースと解決方法

鍵タイプごとの仕組の違いは、発生しうるトラブルの原因にも深く関わってきます。 よくあるトラブルとその原因、解決方法を見ていきましょう。

鍵穴がある一般鍵のトラブル原因と解決方法

・シリンダーが回りにくい・回らない⇒潤滑剤切れ(原因1)

出荷時に充填されている潤滑剤が、経年使用とともに減ってきたケース。 鍵の内部は多数の部品が組み合わさって動くため、潤滑が悪くなると動作不良を起こしやすくなります。 「鍵穴のクスリ」など鍵穴専用の潤滑剤を使い、スムーズに動くかどうか試してみましょう。 鍵穴用の潤滑剤が手元になければ、鉛筆の芯の粉をキーにまぶして鍵穴に出し入れする方法も使えます。 芯に含まれる黒鉛には金属を滑らかにする働きがあり、鍵穴内部に行き渡らせることで潤滑効果を高められます。 使う鉛筆は、「〇B」の数字が大きいものほど黒鉛の含有量が多いので効果的です。

・シリンダーが回りにくい・回らない⇒キーや鍵穴の異物(原因2)

鍵穴があるタイプの鍵は、「シリンダー」と呼ばれる円筒状の部品が使われています。 二重構造の内筒(鍵穴がある)の回転で開閉しますが、内筒と外筒を固定する障害物(ピンやディスク)がキーの形とズレていると回転しません。 原因1の潤滑剤と併せて、キーの鍵山や鍵穴内部の異物を除去しましょう。 掃除機のノズルの先を鍵穴に押し付け、細かく動かすようにすると中の異物を吸い出しやすくなります。 鍵山のギザギザや穴も、破れにくい布や爪楊枝などで掃除しましょう。

・キーが奥まで刺さらない⇒鍵穴の異物

鍵穴に異物が入っていると、キーが完全に刺さらないことがあります。 異物侵入の主な原因は、風で舞い上がったゴミやイタズラ、破損した内部部品が残っているなどです。 掃除機を使えるなら、ノズルの先を鍵穴に当てて小刻みに動かし、中の異物を吸い取ってみましょう。 玄関先で締め出された場合は、ホームセンターなどで購入できるエアダスターが有効です。 鍵穴に圧縮空気を吹き込むことで、中の異物を吹き飛ばせる場合があります。

・合鍵を使っている⇒合鍵の摩耗・変形

鍵メーカーの純正キーは、銅とニッケルを混ぜた「白銅」と呼ばれる金属で出来ています。 ですが鍵屋で作る合鍵となると、白銅よりも柔らかく加工しやすい「真鍮(黄銅)」製が一般的。 そのため真鍮製の合鍵を使っている場合、キーが摩耗・変形しやすいことでトラブル率が高くなります。 他の合鍵がある場合は、全部使って試してみましょう。 特定のキーで開かなければ、そのキーを交換しましょう。

・ディンプルキーで鍵が開かない⇒キー穴のゴミ詰まり

キー側面のギザギザがなく、平たい板に穴がたくさん開いているのは「ディンプルキー」と呼ばれるタイプ。 キー穴にゴミやホコリが溜まりやすく、異物によるズレや引っ掛かりが起こりやすいです。 爪楊枝など細いもので穴を綺麗に掃除しましょう。

鍵穴がない特殊鍵のトラブル原因と解決方法

・電池式のドア側本体が作動しない⇒電池切れ

電気で動く特殊鍵には、作動 / 停止などの状態を知らせるランプが付いています。 ランプが点いていなければ電源オフの状態ですので、電池を使うタイプの場合はまず電池切れを疑いましょう。 説明書の手順に従って新しい電池と交換し、動くかどうかを確認します。

・リモコンキーが開かなくなった⇒リモコン側の電池切れ

テレビのようにリモコンで操作するタイプの鍵は、リモコンの電池が切れて動かなくなることもあります。 本体が正常に作動中なら、リモコンの電池を新しいものに換えてみましょう。

・配線式の電動鍵が開かない⇒停電やブレーカー落ち

電池ではなく配線から電気を取るタイプの鍵は、当たり前ですが電源が落ちていると動きません。 停電していないかどうか、ブレーカーが落ちていないかを確認しましょう。

・指紋認証でロックが開かない⇒指先のキズや肌荒れ、汚れなど

指紋で本人確認する鍵タイプの弱点として、「傷や肌荒れ、皮脂や汚れがあると認証出来ない」場合があります。 水仕事で手が荒れやすかったり、汚れやすい仕事をしている人などは注意しましょう。 タッチする前に指先を綺麗にしておき、指紋が崩れるほどのキズや肌荒れがないかどうかも確認しましょう。

・音声認証でロックが開かない⇒体調の変化による声変わり

声を使って鍵を開けるシステムは、体調変化で声紋に乱れが起きると正しく識別出来ないことがあります。 登録時の声をなるべく正確に思い出し、高さや強さを一定に保つことが大切です。

全ての鍵に共通するトラブル原因と解決方法

・キーを間違えている可能性⇒正しいキーかどうかを確認する

使うキーを間違えていて開かないケースもよくあります。 「カードキーとよく似たデザインのカードを持っている」、または「同じような形の鍵を複数持っている」人などは要注意です。 鍵が急に開かなくなったら、キーを間違えていないかどうかをよく確認しましょう。

4. まだ開かない?他の原因の可能性と対処法

見出し3の方法で解決出来ない時は、他の原因(重大性が高い)で開かなくなった可能性が濃厚です。 さらに突っ込んだ可能性と対処法も見ていきましょう。

一般鍵の他の原因と対処方法

・鍵穴部品の摩耗や破損

鍵穴やキーの掃除で開けられない場合、異物ではなく内部部品の摩耗や破損が考えられます。 シリンダーをロックしているピンやディスクなどの障害物は、形が変わってキーの形にぴったり収まらなくなると外れません。 鍵穴用の潤滑剤や鉛筆の芯を試し、一時的に開錠が可能かどうか試してみましょう。

・水気や塩分でサビ付いている

湿気が多い場所や水がかかりやすい場所の鍵は、内部がサビ付いて開かなくなる場合があります。 風呂場のドアの鍵や、シャッターなどのロック機構が露出している鍵。 あるいは、海に近く塩分を含んだ水や風に晒される場所の鍵もサビやすいです。 鍵穴用潤滑剤のノズルを入れて多めに注入し、溢れたら布で綺麗に拭き取ります。 一時的なサビの除去や潤滑が期待出来ますが、鍵の掃除に重曹やクエン酸を使うことは、薬品汚れが残りやすいためお勧めできません。

・シリンダーが空転する⇒箱錠部品の破損や変形

ドアに埋め込まれている錠本体の部分を「箱錠」といい、デッドボルトの開閉を制御している錠前の心臓部。 箱錠は外から見えないところに付いているので、経年劣化で内部部品が折れたり摩耗していても気付きにくいものです。 キーを刺して回した時にシリンダーが空転する(手応えがない)ようだと、高確率で箱錠が破損しています。 ゆっくりと何回か回してみて、どこかで引っかかって動かないか試してみましょう。

・物置などのシャッターが開かない⇒内側で何かが引っかかっている

ガレージや物置などでよく使われるシャッターは、内側のロック部品が露出した状態で付いています。 付近に立てかけていた物が倒れた、あるいは手前に積んでいた物が崩れたなど、ロック部品に引っかかりが出来て開かなくするケースがまれにあります。 シャッターをゆっくりと数回揺らし、つっかえている物を外せないかどうか試してみましょう。 あまり強くやり過ぎるとシャッターを変形させてしまうので、歪まない程度の力で優しく揺するのがコツです。

・マグネットキーが開かない⇒経年使用による磁力の低下

マグネットキーに使われている磁石の磁力は、長く使っているとだんだん低下してきます。 磁力低下を知らせる機能などはないので、測定検査や合鍵交換をしないまま使っていると、突発的なトラブルに見舞われることも珍しくありません。 他に合鍵があったら、とりあえず開くかどうか試してみましょう。 ただし合鍵を早い時期に作っていた場合、同じように磁力が弱まっている可能性があります。 手持ちの合鍵でも開かなければ、一式交換を考えるタイミングです。

特殊鍵の他の原因と対処方法

・本体が動かない⇒非常用キーを使って開ける

電動タイプの特殊鍵には、非常用のキー(と鍵穴)が付いている製品もあります。 故障や停電など本体が動かない緊急時のための機能で、いざという時に開けられなくなるリスクを抑えられます。 非常用キーを刺す鍵穴は防犯上隠されていることが多いですが、製品ごとに指定される方法で鍵穴を開放すれば、キーを使った物理開錠が可能です。 暗証番号鍵の非常用機能には、特別な入力操作で鍵穴が出てくるものもあります。

・リモコンキーやスマートキーが開かない⇒電波状況をチェック

電池切れでも故障でもないのに開かなくなったら、電波障害を疑いましょう。 リモコンタイプの鍵の操作は微弱な電波を使っているため、近くにテレビ塔など電波を出す設備があると、干渉を受けることで送受信に影響をきたすのです。 また、スマホなど手持ち機器の出す電波が原因になる場合もあります。 スマホを持っている場合は一度電波をオフにする、または少し離れたところに置いてから(2~3mほど)試してみましょう。

・暗証番号式の鍵が開かない⇒家族が番号を変えていないか確認

暗証番号タイプの鍵のトラブル事例で、「家族の誰かが番号を変えていた」ケースがあります。 近所で空き巣や強盗などの侵入犯があった時、自宅の鍵の番号を念のために変える人は多いです。 ですが、他の家族に新しい番号を教え忘れるとさあ大変! 「番号は合っているのになぜか突然開かなくなった」となるわけです。 家族の誰かが番号を変更していないかどうか確認しましょう。

5. それでも開かない場合は、当社にご相談ください

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6. もう困らない!今後の鍵トラブルを防ぐために

今回ご紹介した方法で開錠出来たとしても、トラブルが起こったことは鍵の劣化や交換目安のサインです。 このまま使い続けるとさらに重大な故障を引き起こすおそれがありますので、二度と鍵で困らないための予防策もしっかり覚えておきましょう。

一般鍵・鍵穴とキーの予防策

・ゴミやホコリを掃除する

掃除機のノズルを鍵穴に当てて、中のゴミやホコリを吸い取っておきましょう。 強風時などは玄関ドアの鍵穴に砂粒やゴミが入りやすく、油断していると突然の異物トラブルに見舞われます。 キーの鍵山や溝のゴミと汚れも、時々掃除しておくと安心です。

・鍵穴の潤滑を良くしておく

鍵穴用潤滑剤や鉛筆の芯の粉を鍵穴にまぶして、滑りを良くしておきましょう。 潤滑の悪化はキーや部品の摩耗を早め、削れた部品の粉が溜まって異物トラブルの原因にもなります。 なお鍵穴用潤滑剤の置き場所は、可能であれば玄関の外をお勧めします。 家の中に置いていると、玄関ドアが開かなくなった時に使えません。

・最小限度の力で優しく扱う

金属製で頑丈そうに見える鍵も、破損しやすい精密部品が多数使われています。 鍵の扱いは最小限度の力で行い、動作が渋くなったりしても力ずくで操作するのは避けてください。

特殊鍵の予防策

・予備の電池を確保する、予備電源を確認する

電池式の特殊鍵では、電池切れの際に予備の電池をすぐ使えるかどうかが重要です。 単〇型の一般電池はコンビニでも買えますが、ボタン型のリチウム電池は店によっては置いていません。 リチウム電池を使う場合は、近所で買える店がどこにあるかを確認しておきましょう。 配線が繋がっている場合は、建物の非常用電源や予備電源が鍵に接続されているかどうかを確認しておきましょう。

・カードキーは汚さないよう丁寧に扱う

磁気カードが組み込まれているカード類は、ちょっとした傷や汚れで読み取れなくなるデリケートなもの。 財布やカード入れに多数のカードをギッチリ詰め込んだりせず、摩擦や染料移りを防げるよう余裕をもって収納しましょう。 使わない時出しっぱなしにしたりせず、専用の収納ケースにきちんと閉まっておきましょう。

・強い電波や電磁波の発生源を近くに置かない

リモコンキーやスマートキーなど電波で操作するタイプは、外部からの電波干渉に弱いです。 電子レンジ使用時に発生する電磁波も、通信機器に影響を及ぼすことがあります。 電波や電磁波を出す機器は、特殊鍵のある場所から離れたところに設置してください。

・水がかからないように注意する

屋外に露出している玄関の特殊鍵は、強い風をともなう雨で濡れることがあります。 最低限度の防水対策はしてありますが、電気製品なのでやはり水には弱いです。 出来るだけ濡らさないよう、カバーがあれば閉めておくなど細心の注意を払いましょう。

7. 鍵が開かない時の解決法・まとめ

焦りから考えなしに行動すると、余計に問題を悪化させてしまい逆効果! 使っている鍵のタイプを知っておき、どんなトラブルが起こりやすいのか、どういった解決方法があるのかを確認することが大切です。 トラブルを防ぐための取り扱いやメンテナンス方法も、普段から意識・実行しておきましょう。

 

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島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

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島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

1964年生まれ。富山県出身。主任錠前技術者。
「鍵のかけつけ本舗」の創業時より当社に在籍。
これまで警察の捜査に伴う開錠や、金融機関における業務用金庫の開錠など、数多くの鍵トラブルを解決してきた。
今も現役として現場作業に携わるほか、教育担当として後輩社員の技術指導や育成も担う。 趣味は釣り、料理。

運営会社情報

  • 会社名

    :株式会社ライフ&テクノロジーズ

  • サイト名

    :鍵のかけつけ本舗

  • 代表者

    :水野辰章

  • 住所

    :〒261-0023

     千葉県千葉市美浜区中瀬1-6

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