バイク・原付の鍵を紛失したときの対処方法を詳しく解説

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自動車よりも小型で取り回しがよく、生活の足としてもツーリング用としても愛用されるバイク。
価格が安い原付も、手軽な移動手段として人気ですよね。
今回のコラムは、バイクと原付の鍵紛失トラブルに役立つ対処方法と、かかる費用の目安の紹介です。
今現在お困りの方が、素早く効率よくトラブル解決できるコツを盛り込みました。

1. バイク・原付の鍵を紛失!まず何をすればいいの?

解決を早めるためには、初動対応を間違えないことが重要です。
鍵紛失時にはまず何をするべきなのか、順を追って見ていきましょう。

見つかる可能性が高い場所を探す

失くし物でよくあるケースが、「探したつもりできちんと探せていなかった」というもの。
当社で扱う鍵紛失の事例でも、依頼者様の身近な場所で鍵が見つかるケースが多くあります。
以下に示す順番で、鍵が見つかりやすい場所をよく探してみましょう。

・着衣の中

衣服のポケットや重ね着の隙間など、着衣のどこかに鍵が紛れ込むことが多いです。
ポケットの奥や服の裏、ズボンやスカートといった下半身周りも入念に探しましょう。
金属のキーホルダーが付いているなら、その場で小刻みにジャンプして音を立てさせる方法もお勧めです。

・カバン、バッグなど手持ち品の中

カバンやバッグ、ポーチなどに鍵をしまっていた場合、他の中身に紛れることがよくあります。
一度中身を全部取り出し、収納スペースを隅々まで探しましょう。
穴が開くほど使い込んでいる愛着品などは、破れたところから裏地に鍵が入り込むこともあるので要注意です。

・自宅

自宅内では、
・部屋のどこかに落ちている
・家族の誰かが拾っている
・インテリアの物陰に落ちている
といったケースがあります。
鍵の保管場所付近をまず確認し、行動範囲の部屋や廊下に捜索範囲を広げていきましょう。
引き出しの中で他の収納物に紛れていないか、テーブルやサイドボードに置かれた物の陰にないかも確認しましょう。
同居家族がいる場合は、鍵の落し物を見ていないかどうか聞いてみましょう。

・職場

仕事中に鍵の紛失に気付いた場合は、職場の中で思い当たる場所を探しましょう。
ロッカーの中や私物置き場をまず当たり、休憩スペースや食堂など行動範囲を重点的に捜索します。
清掃業者が入る職場では、清掃員に鍵の落し物の有無を聞いてみましょう。

・立ち寄った施設

店舗や駅などどこかの施設に立ち寄っていたら、スタッフに鍵の落し物がなかったかどうか聞いてみましょう。
トイレを使った場合は、手洗い場や利用した個室などもくまなく確認。
バスやタクシーを使っているなら、バス会社・タクシー会社にも確認しておきましょう。

メットインに閉じ込めた可能性を考える

シート下にある収納スペースのメットインは、手軽に使えて便利な反面、鍵の閉じ込めが多発しやすい場所でもあります。
JAFの二輪出動事例の第3位は、メットインへの鍵の閉じ込めトラブルです。

・メットインを最後に使ったシーンを思い出す

最後にメットインを閉めた時に、内側やすぐ近くに鍵を置かなかったかどうか思い出しましょう。
自分で入れたつもりがなくても、何かの拍子に鍵を落として閉じ込めた可能性もあります。
閉じ込めで思い当たるフシがあれば、後述のスペアキーの確認に移りましょう。

・パニアケースへの閉じ込めを考える

バイクの荷物収納用パニアケースも、鍵閉じ込めの可能性がある場所です。
最後に使ったシーンをよく思い出し、閉めた時に鍵を閉じ込めていないかどうか思い出してみましょう。

スペアキーがあるかどうかを確認する

スペアキーを作っている場合は、手元にあるかどうかがどうか確認しましょう。
自宅で鍵紛失に気付いた場合は、自宅にスペアキーがあるかどうか。
職場や出先で気付いた場合は、スペアキーの保管場所まで近いのか遠いのか。
スペアキーを1つも作っていなければ、最寄りのディーラーあるいは鍵屋に、鍵の作成を依頼する必要があります。

警察に届け出る

失くした鍵がすぐに見つからない時は、なるべく早く警察に届け出ましょう。
警察に届けられる落とし物は、都内だけで年間約400万件もあります。

・鍵が届いていなければ遺失物届を出す

最寄りの交番や警察署に行った時点で鍵が届いていなければ、その場ですぐに遺失物届を出しましょう。
警察は全国でデータベースを共有し、落とし物の届け先として広く認知されている機関です。
該当する拾得物の届け出があった際は、落とし主にすぐに連絡してくれます。

・警察への届け出は保険の申請に必要

保険会社では、保険適用の条件として「警察への届け出」を求めるのが一般的です。
自己申告だけでは申請内容の立証が難しいためで、警察に届け出ることは被害を証明する上でも重要になります。

・インターネットで落とし物の届け出状況を確認できる

警察庁のホームページでは、各都道府県の警察で受理された拾得物の状況が公開されています。
公開の対象は、
・落とし主が判明していないもの
・個人情報漏洩のおそれがないもの
です。
失くした鍵が警察に届けられていないかどうか、スマホなどで小まめにチェックしておきましょう。

警察庁 都道府県警察における遺失物の公表ページ
https://www.npa.go.jp/bureau/soumu/ishitsubutsu/ishitsubutsulink.html

2. 任意保険やロードサービスを確認しよう

任意保険やロードサービスに加入している人は、鍵の紛失トラブルで保障が受けられる場合があります。
自費よりも安く済むので、加入している場合は確認してみましょう。

任意保険

任意で加入するタイプの保険は、強制加入の保険よりも保障内容が多彩です。
加入を義務付けられるタイプの保険は、とくに多発しやすいケースや多額の費用がかかるケースをカバーする最低限度の内容だからです。
一方で任意保険は、強制保険ではカバーできないケースも広くサポートしてくれます。
加入中の任意保険に鍵トラブル対応が含まれているかどうか、契約内容を確認しましょう。
契約内容がわからなければ担当者に確認し、現在の鍵トラブルが保障対象になるかどうか聞いてみましょう。

・ロードサービス付きの保険は出先で便利

大手のバイク保険では、出先トラブルのためにロードサービスが付いています。
保険会社のロードサービスは、指定修理工場までの車両移動が距離無制限・無料でできるものが一般的です。

JAF

任意保険以外のロードサービスといえば、自動車トラブルで有名なJAFですよね。
四輪サポートのイメージが強いかも知れませんが、実はバイクや原付のトラブルにも対応してくれます。

・JAFのサービスは加入者本人が対象

JAFのサービスの対象は、一般のバイク保険のような登録車両ごとではなく「加入者本人」です。
そのため普通自動車の購入をきっかけに加入した人も、バイクや原付、あるいはレンタル車両で会員用サービスが受けられます。

・鍵作成は対応外

JAFのロードサービスは、車両の鍵開けには対応していますが、鍵の作製までは行っていません。
そのためメットインを開けてもらって鍵が見つからない場合は、近くのディーラー店舗まで車両を移動してもらうか、鍵屋に依頼してその場で鍵を作ってもらう必要があります。

3. こんな時はここに連絡!状況別に依頼したい業者一覧

車両の鍵紛失で困るのは、乗れない不便さだけではありません。
使えないまま放置状態になった車両は、イタズラや盗難のターゲットになりやすいからです。
とくにバイクや原付は、自動車よりも手軽な上にセキュリティ機能が弱いので、盗難に遭うリスクがさらに高くなります。
状況に合わせて必要な業者に依頼し、想定リスクを最小限に抑えましょう。

スペアキーがある場合

・最寄りのディーラー販売店⇒鍵を作ってもらうため

スペアキーが手元にある場合は、ディーラーで新しい鍵を作ってもらう必要があります。
ディーラーの販売店やサービス店舗で、鍵の作成を依頼しましょう。
鍵が1つだけのままでは、再度紛失した場合や破損・変形した場合に、またトラブルに泣かされることになります。
さらに、純正ではなく鍵屋で作るスペアキーは、5円玉と同じ黄銅という素材が使われます。
純正素材の白銅よりも強度が低く、摩耗や変形などの不具合を起こしやすいので、黄銅製のスペアキーを使い続けないよう注意しましょう。

スペアキーがない場合

・自宅にいる⇒鍵屋へ依頼

自宅にいてスペアキーがない場合は、鍵屋に依頼するのがベストです。
鍵開けやエンジン始動でバイクを使えるようにするだけではなく、その場で鍵の作成もできるからです。

・出先にいる⇒ロードサービスへレッカーを依頼

ツーリング先や勤務先など自宅以外で鍵紛失に気付いた時は、車両を安全な場所に移動する必要が出てきます。
任意保険に加入している場合は、バイク・原付の輸送サービスがあるかどうか確認しましょう。
JAFに加入している場合は、四輪でも二輪でも加入者自身がサービスを受けられますので、15kmまで無料のレッカーサービスを依頼しましょう。
ただし鍵の作成は、ディーラーまたは鍵屋しかできません。
レッカー利用できる範囲にディーラー店舗がない場合は、鍵屋に出動を依頼しましょう。

・メットインした場合⇒鍵屋またはJAFに開けてもらう

メットインに閉じこめたのが確実であれば、鍵屋またはJAFに開けてもらいましょう。
JAFに加入している場合は、車両のドアやメットインの鍵開けサービスも受けられます。
加入していなければ、鍵屋に依頼するのが確実です。
なおネット上では、「メットインを自力で開ける方法」が紹介されています。
これは無理にこじ開けるようなやり方なので、部品を変形・破損させるおそれがあることに注意してください。

・とにかく急いで解決したい⇒鍵屋へ連絡

鍵のプロである鍵屋は、鍵開けや鍵の交換以外にも、現地での鍵作成までこなせます。
電子鍵など特殊な鍵は対応できない業者もありますが、多くの場合あらゆる鍵トラブルを素早く解決してくれるので安心です。

4. イモビライザーキー紛失時の注意点

防犯機能として普及が進むイモビライザーキーは、電子チップが使われている高度な鍵。
とても便利なシステムですが、その一方で何かトラブルがあった場合は、通常鍵よりも対応が難しくなります。
イモビライザーキーを失くした場合の注意点を見てみましょう。

鍵屋では対応できない場合がある

キーヘッドにICチップが埋め込まれたイモビライザーキーは、車両側のICチップと登録情報が一致することで、エンジンを始動させる仕組みです。
専用の機材がなければ対応不可能なタイプなので、鍵屋では対応を断られる場合もあります。

・鍵の作成自体は可能、ICチップの複製が難しい

イモビライザーキーに使われるICチップは、複雑な情報によってエンジン始動が制御されています。
ギザギザの鍵部分は簡単に複製できるのですが、ICチップの電子情報を扱う作業に高度な技術が必要です。
そのため鍵屋に依頼する際は、イモビライザーキーであることをまず伝え、対応可能かどうか確認しましょう。

・通常鍵より時間と料金がかかる

仕組みが複雑なイモビライザーキーは、一般の鍵と比べて作業にかかる時間と費用が多くなります。
これはディーラーでも鍵屋でも同じことで、鍵の性能に比例してコストも高くなっています。

・費用が気になる場合はディーラーへ、とにかく急ぐなら鍵屋へ

イモビライザーキー紛失で鍵を作成する場合、ディーラーと鍵屋ではかかるコストが違ってきます。
一般には、ディーラーでは注文を受けてからの取り寄せになるため、数日から1週間程度時間がかかるのが普通です。
鍵屋の場合は、その場ですぐに鍵を作ることができます。
一方で費用の方はというと、鍵屋よりもディーラーの方が安いことが多いです。
費用を安く抑えたければディーラーへ、とにかく早く解決したい場合は鍵屋への依頼がお勧めです。
またバイクの場合、ツーリング先で鍵をなくしてしまうなど、すぐにディーラーへ持ち込めないことも多いですよね。
鍵屋は現場急行の出張作業も得意なので、出先トラブルの場合も鍵屋に依頼することをお勧めします。

5. 鍵屋に依頼する場合の費用

鍵の紛失トラブルで鍵屋に依頼する場合、どれだけ費用がかかるのか気になりますよね。
バイクや原付の対応料金は、国産or外国産、車種などによって変動します。
ここでは当社の料金を例に、費用の目安を説明します。

一般的な鍵屋の費用内訳

・基本料金

鍵屋の店舗に車両を持ち込める場合、かかる費用は作業料金と部品代だけでほぼ済みます。
ですがトラブル場所への出張作業が必要な場合は、出張費に当たる費用が基本料金として加算されます。
時間問わず一律のところもあれば、日中・深夜でランク分けしているところもあります。

・作業料金

俗に言う技術料で、作業内容に応じてお支払いいただく料金です。
ごく普通のギザギザ鍵だと安いですが、電子鍵など特殊タイプや外国産車の鍵などは料金が高くなります。
またイモビライザー付きの鍵は、さらに特殊な機材や知識が必要になります。
そのため別途見積り扱いとなり、車両によってかなり費用が変動します。

・部品代

新しい鍵に交換する場合は、部品代も別途必要になります。
仕組みが簡単な鍵は安く抑えられますが、セキュリティ上の不安があるため、標準以上の性能のものがお勧めされます。

鍵のかけつけ本舗の料金目安

当社でバイク・原付の鍵トラブルに対応する場合の料金をご紹介します。

・基本料金

8:00~20:59までは、日中料金で8,000円。
21:00~7:59までは、深夜早朝料金で13,000をいただいております。

・バイク、原付の鍵開け

当社での2輪鍵開けの作業料金は、以下の通りです。
◇国産ギザギザ鍵
0円~12,000円
◇国産特殊鍵(電子式など)
22,000円
◇外国車・片面ギザギザ鍵
7,000円    
◇外国車・両面ギザギザ鍵
22,000円 
◇外国車特殊鍵 
42,000円

・バイク、原付の鍵作成

鍵の作成のご依頼は、以下の料金で承ります。
◇国産ギザギザ鍵
2,000~22,000円
◇国産特殊鍵 
42,000円          
◇国産マグロック          
22,000円
◇外国車ギザギザ鍵 
42,000円
◇外国車特殊鍵
72,000円
◇外国車マグロック
72,000円
◇イモビライザー内蔵鍵 
別途見積り  

バイク・原付の鍵紛失 対処方法まとめ

自動車よりも小型で手軽な自動二輪は、ツーリングなど出先の路上トラブルが起こりやすいものです。
今の状況を素早く判断し、取るべき対処を絞り込むことがリスクを抑えるためのコツです。
焦りから鍵をきちんと探せていない可能性も考え、着衣や自宅、利用施設などを入念に探しましょう。
メットインへの閉じ込めがないかも思い出し、心当たりがあれば鍵屋やロードサービスに鍵開けを依頼しましょう。

鍵がすぐに戻らなければ、なるべく早めに警察に届け出ましょう。
人気のない場所で鍵探しに時間をかけると、思わぬ事故や犯罪被害に遭う危険もあります。
車両の移動や新しい鍵の作成なども念頭に置き、必要な業者への依頼を手際よく行いましょう。

当社サイト・記事監修スタッフのご紹介

創業以来の鍵トラブル解決実績・累計12万件以上。
当社鍵のかけつけ本舗の知識とノウハウを、お客様の安心と安全にお役立ていただくためのサイトです。

【当社サイトのコンセプト】
バイクや原付、車などの乗り物は、通勤通学や買い物の足として便利ですよね。
また時には、レジャーの幅を広げてくれる楽しい使い道もあります。
鍵トラブルが起こるのは、建物だけとは限りません。
遠出することも多くなる乗り物は、鍵紛失時の初動対応がその後のリスクを左右します。
暮らしを支える鍵との上手な付き合い方を、当社のベテランスタッフが丁寧にアドバイスさせていただきます。

【記事監修者】
島田 宏幸(しまだ ひろゆき)
1964年生まれ。富山県出身。主任錠前技術者。
「鍵のかけつけ本舗」創業時より在籍している、まさに熟練のプロ職人。
これまで警察の捜査に伴う開錠や、金融機関における業務用金庫の開錠など、数多くの鍵トラブルを解決してきた。
今も現役で現場作業に携わるほか、教育担当としても後輩社員の指導や育成を行っている。
趣味は釣り、料理。