今すぐ解決！スマートキーを無くした時の対処方法

車のドアの開閉やエンジン始動をスムーズに行える、今や主流のスマートキー。
いちいち取り出す必要がなく、比較的に紛失しにくい鍵なのですが、まさかの事態はいつ誰にでも起こるものです。
もしもスマートキーを紛失した場合はどう対処すればいいのか、すぐに役立つ解決方法をお届けします。

1. 解決までの3ステップ

鍵の紛失時にやるべきことは、ほとんどのケースで共通しています。
スマートキーに限らずどの鍵をなくした時も、次の3ステップを頭に入れて、順序良く解決に向かいましょう。

ステップ1・身の周りをくまなく探す

なくし物を探す時、焦る気持ちが先立ってしまい充分に探し切れないことがあります。
落ち着いて身近な場所から念入りに探し、鍵のありそうな場所を消去法で絞り込んでいきましょう。

ステップ2・警察に届け出を出す

探し物が自力で見つからなかった場合、もっとも頼れる相談先は警察です。
全国規模の組織力とデータベースで、発見率を飛躍的に高めてくれます。

ステップ3・必要な連絡先に相談・依頼する

警察への届け出が済んだら、ディーラーや鍵屋など必要な業者に連絡しましょう。
自力解決にこだわり過ぎると、いたずらに状況を長引かせてしまいます。
ためらわずにプロの力を借りるのが解決への早道です。

2. スマートキーってどんな鍵？キーレス・リモコンキーとの違い

車の操作を遠隔通信で行う車種が増えています。
「スマートキー」「キーレスエントリー」などと呼ばれますが、一見同じように見えて
も違う鍵なのをご存知でしょうか？
スマートキーとはどんな鍵か、キーレスエントリーやリモコンキーとどう違うのかを解説します。
なお本記事はスマートキーに若干比重が置かれていますが、どのタイプの鍵紛失でも使える内容です。
鍵をなくしてお困りの全ての方に役立ちます。

スマートキーとは

・スマートキーの特徴

ポケットやバッグにキーを入れたまま、ドアロックの開閉・エンジン始動を行えるのがスマートキーの特徴です。
ドアロック開閉は車種によって方法が異なり、
◇キーリモコンのボタン操作
◇キーを持ったまま車に近づく・離れる
2通りのタイプがあります。
スマートキーの最大の特徴は、エンジンの始動方法です。
キーが車内にある状態で、ブレーキペダルを踏みながらハンドル付近の始動ボタンを押すだけ。
車体側でキーの登録情報を自動的に読み取り、鍵穴操作を不要にしています。

・キーレスエントリー・リモコンキーとの違い

キーレスエントリーやリモコンキーと呼ばれるものは、ドアロックの開閉だけをリモコン操作でするタイプです。
車体に触れずにドアロックを操作できますが、エンジン始動は鍵穴にキーを刺して回す従来方式。
エンジンでギザギザ鍵を使うところが、スマートキーとの違いです。

3. もれなくチェック！鍵紛失時に見つかりやすい場所リスト

鍵紛失でご相談いただくお客様の中には、なくした鍵を後で発見できた方もいます。
そして鍵が見つかる場所のトップは、焦っている時ほど盲点になりやすい身近な場所です。
どこを探せば高確率で鍵を見つけられるのか、見落としなく探すためにはどこをチェックすればいいのか、詳しく見ていきましょう。

身の周り

・着衣

なくした物が見つかりやすい場所のトップは、意外にも着衣の中。
「灯台下暗し」のことわざ通り、身近な場所ほど盲点になりやすいです。
深いポケットの奥のほうに入り込む、あるいは他の物に紛れていたなど、一度目では探しきれないことがよくあります。
また、何かの拍子に着衣の隙間に入り込んでいることもあります。
重ね着の隙間や、入れたつもりのないポケットも念入りに探してみましょう。
装飾が多いデザインの衣服は、落とした鍵がどこかに引っかかったり、隙間に入り込むケースが多いです。
その場で小さくジャンプして、鍵が落ちてこないか試す方法もおすすめです。
コートなど厚手の上着を着ている場合、外から手探りするだけでは感触がわかりません。
いったん脱いでポケットをくまなく探し、その場で軽くゆすってみるなど入念にチェックしましょう。

・バッグやポーチの中

物がたくさん入っている、あるいはポケットが多いバッグやポーチは、収納物をすぐに見つけられないことがあります。
車の鍵は金属部品やリモコン部分が重いので、下のほうに潜り込みやすいです。
いったん中身を全部出し、収納スペースもくまなく探して見落としをなくしましょう。

自宅

・引き出しや小物入れなどの収納スペース

鍵を所持しているはずの場所で見つからなければ、自宅内を引き続き探してみましょう。
引き出しの中や小物入れで、雑貨の陰に紛れていることもあります。
また、収納場所にしまったつもりが、うっかりどこかに落としているケースもあります。

・インテリアの隙間

タンスやソファーなど、インテリアの隙間に落ちているかも知れません。
ただ置いていたりぶら下げていたりするだけの鍵保管は、何かの拍子にぶつかって落ちることがよくあります。
ソファーでは床との隙間以外にも、座面と背もたれの隙間、座面とひじ掛けの隙間が探しどころです。

・同居家族や同居人

自宅で一緒に住む人がいたら、鍵らしき落し物がなかったかどうか聞いてみましょう。
同居人の持ち物を見かけても、本人に伝え忘れてそのまま放置しやすいものです。

屋外

・駐車場までのルート

自宅敷地内に駐車スペースがない場合は、車から自宅までのルートも探します。
交通量が多い道路では、事故に巻き込まれないよう充分注意して探しましょう。
ただし路上で鍵を落とした可能性がある場合は、早めに警察に届け出るのが安全です。
警察庁のホームページでも、人気のない場所での落し物は早めに警察へ届け出るよう推奨しています。

警察庁 遺失届情報サイト

・車の中・車体の周辺

車の中に置き忘れているインキーや、乗降時に車体の下に落としている可能性もあります。
スマートキーの多くは、鍵の置き忘れを検知するとアラームなどで知らせる機能が付いています。
ですが、キー側の電池が切れかけて電波が弱まる、または付近で電波干渉がある場合などは誤作動しやすいので要注意。
シートの陰や隙間、足元のスペースを、窓から見える範囲で確認しましょう。
乗り降りする時の姿勢変化で、ポケットの鍵が落ちた可能性もあります。
車体の下や周辺もよく探し、見落としを防ぎましょう。

・利用施設や店舗

どこかの店や施設に立ち寄っていたら、店員やスタッフに鍵の落し物がないかどうか聞いてみましょう。
トイレで落とし物をするケースもあるので、個室内や手洗い場所もチェックしましょう。

交通機関

・バス、電車、タクシー会社

車を持っている人でも、一時的に交通機関を利用することはあります。
飲酒時や車両故障など、車を使えない事情がある場合です。
利用した鉄道会社やバス会社、タクシー会社に、鍵の落し物の有無を聞いてみましょう。

警察

着衣や自宅内に次いで鍵が見つかりやすい場所は、最寄りの交番や警察署です。
鍵の紛失をまず知らせ、拾得物として届けられているか確認しましょう。
まだ届いていなければ、遺失物届を出すことになります。
警察の情報網は全国で繋がっていますので、どこで拾われた落とし物の情報も、最寄りの交番や警察署ですぐに確認できます。

・都内だけで年間約450万点の拾得物

令和元年に警視庁で受理された拾得物の届け出は、現金以外の物品で約450万点もあります。
そのうち持ち主に返還された数は、およそ132万点。
落し物が警察で見つかる可能性は、決して少なくありません。
早期解決を図るためにも、早めに届け出ておくことが肝心です。

鍵を無くしたときのチェックリストについては、下記記事でも解説しています。
鍵を無くした時の対処法をプロが解説！家の鍵が見つからない時にすべきこと

4. どうしても見つからない場合の対処法

自力捜索または警察ですぐに見つからない場合、関係業者に対応を依頼することになります。
必要な連絡先はケースによって異なりますので、今の状況に合わせて連絡先を決めましょう。

自宅にいて鍵紛失に気付いた場合

・鍵屋

多くの鍵屋は、スマートキーの開錠や合鍵作成もできます。
ただしイモビライザー搭載型は、専用機材が必要になるため対応できない鍵屋も出てきます。
鍵のかけつけ本舗では、イモビライザー搭載型でも問題なく対応可能です。
また、車内に鍵を置き忘れたインキーは、ドアロックさえ開けられれば即解決。
プロの鍵屋に依頼するのがもっとも早い手段になります。

・ディーラー

自動車ディーラ－は顧客のデータを持っているので、鍵のトラブル時にも素早く正確なサポートが得られます。
またディーラーは、自社製品の仕組みや対処方法を熟知しているのが強みです。
そのため鍵屋に依頼するより、費用が安く済む場合があります。
なおディーラーでの鍵作成は、通常数日～1週間程度の日数がかかります。

出先で鍵を紛失した場合

・ロードサービス

車が自宅の保管場所にない場合は、ロードサービスに車両の移動を依頼しましょう。
路上では駐車違反切符を切られるおそれがあり、施設や会社の駐車場でも長時間の車両放置は迷惑になるからです。
また、出先から自宅の保管場所に車両を戻しておくことで、イタズラや盗難の被害を防ぐことにもつながります。

借りている車の場合

・レンタカー

レンタカーの鍵を紛失した場合は、レンタカー会社にすぐ連絡してください。
借りた店舗が近くにあれば直接出向き、行けない場合は電話で鍵紛失を伝えましょう。
お金を払って借りる車も、所有権は貸し主側にあります。
会社に無断で自力対応してしまうと後々トラブルになりますので、真っ先に車を借りたレンタカー会社へ連絡しましょう。

・カーシェアリング

カーシェアリングの車両も、借り物である以上はレンタカーと変わりません。
車の持ち主の個人オーナー、オーナー会社にまず連絡しましょう。

とにかく急いで鍵を開けたい場合は鍵屋へ

緊急の用事などで早く鍵を開けたい、車を使いたいといった場合は、鍵屋に開錠を依頼するのが解決の近道です。
必要機材を揃えている鍵屋なら、その場で合鍵の作成もできます。

・まずは当社にご相談ください

鍵のかけつけ本舗では、東京・千葉・埼玉・神奈川に約40箇所の出動拠点を設置。
お電話から最短15分で現場に急行可能です。
業界トップクラスの機材と技術で、イモビライザー搭載型のスマートキーでも問題なく対応できます。
明瞭・安心の料金システムもご好評をいただいており、作業前の現場確認で最終お支払総額を確定。
事前にご了承いただけない追加料金の請求などは、一切ありません！

5. スマートキーの紛失でディーラーに依頼するメリット・デメリット

スマートキーを紛失した場合、依頼先はディーラーか鍵屋さんかで意見が分かれるものです。以下より、ディーラーへお願いした際のメリットとデメリットをご紹介します。

メリット①信頼性が高い

ディーラーへの依頼において、信頼性が高いのはメリットの中でも最大です。正規ディーラーなら、自動車メーカーとの特約店契約をしているため安心感は随一といえるでしょう。

なお、ディーラーには上記でいうところの正規ディーラーのほか、サブディーラーがあります。正規ディーラーが看板を直接背負っているといえるために、サブ以外としてスマートキー紛失依頼をするに最適です。

メリット②純正部品の安心感

スマートキーをなくした際、正規ディーラーへ頼むと純正部品を代替してくれます。やはり、正規ディーラー提供の純正部品のほうがメーカーのネームバリューもともなうため、安心感は高いといえるでしょう。

また自動車メーカーの認可を受けたスマートキーであることも、併せて信頼ができるに違いありません。

ほかにも、スマートキー作成において、正確なプログラミングで互換性におけるトラブルが少ない点も安心して任せられる要因の1つでしょう。

デメリット①レッカー等の費用がかかってしまう

ディーラーにスマートキー紛失による依頼をした場合、費用が別途かかる懸念があるのはデメリットといえるでしょう。

もちろん、自動車保険のJAFに加入していない、もしくは自動車保険（任意保険）の範囲によって異なってきます。

しかしいくら加入していたとしても、自動車保険で10km以上といった想定を大幅に超えた距離だとすれば費用捻出は避けられません。

デメリット②スマートキー作成に約2週間

スマートキーの紛失をした際、待つのを想定すると苦痛だと感じることもあるでしょう。ディーラーへ頼んだ場合、スマートキーの作成は約2週間以上も視野に入れなければなりません。

約2週間というのは、人によっては長期間にカウントされますが、ほかにもイモビライザー搭載キーの場合も懸念材料です。

上記に該当するなら車も預ける必要があり、長ければ約3週間前後にもまたがるため、数週間を避けたい場合には向いていないといえるでしょう。

6.スマートキーの紛失で鍵屋さんに依頼するメリット・デメリット

鍵屋さんにスマートキーを無くしたときの依頼をする場合も、メリットとデメリットがあるため覚えておかなければなりません。

メリット①助かるリアルタイム稼働

鍵屋さんにスマートキー紛失で依頼をすると、即日対応で素早く現場に直行してくれます。ディーラーが即日ではない約2週間になるため、スピーディー対応は現地で困った方にとって大きなメリットになるに違いありません。

数十分から1時間が時間目安ですが、対応中であったとしても近場とするなら作業完了後にすぐ駆けつけることもできます。

例えば鍵のかけつけ本舗だと、対応できる地域なら最短15分から向かうことが可能です。

メリット②車が動かせなくても対応可能

2番目の大きなメリットに、鍵屋さんへの依頼はロードサービスのような多段階対応を必要としません。

ロードサービスだと依頼で移動したのち、仮に新規で作るとなれば手間と感じる方もいるでしょう。

しかし鍵屋さんだと、現地で鍵開けや新規でスマートキー作成も可能にします。比較としてディーラーが段階的対応、鍵屋さんは現場直行＋鍵開け鍵作成がワンセットになることが、利便性の面で優位だと思えるのではないでしょうか。

デメリット①悪徳業者に当たるリスクがある

スマートキーを無くした時、切迫感のある状況からすぐに対応してもらおうと急ぐケースがあります。

ですが慌てて事前調査を怠り、即座に決めてしまうと悪徳業者に引っかかるリスクも少なくありません。

例えばスマートキー紛失といった緊急時だと、危険性は料金のぼったくり行為だといえるでしょう。電話口での費用を低料金として告げ、現場で高額料金をふっかけるというのが考えられます。

スマートキーは通常の鍵よりも安価ではありませんが、実際5万円だったとして、10万円を超えるようなものなら損をしてしまいます。

とはいえ名が知れ渡っている鍵屋さんを選んでおけば、悪徳業者を避けることは十分に可能です。

デメリット②純正品ではない場合がある

鍵屋さんにスマートキー紛失の対応を頼んだ際、全てが純正品でない可能性も考えておかなければなりません。

ただし、非純正品が粗悪と断言できるものではないため、捉え方1つによって変わるといえます。

また、メーカー純正品以外は譲れないという方なら、デメリットとして覚えておきましょう。

まとめると、純正品の安心ならディーラーへ、急ぎ＋鍵作成のスピード対応なら鍵屋さんが便利だといえます。

なお、鍵のかけつけ本舗では、現場でのスマートキーの登録・作成をいくつもこなしているため、ぜひご覧ください。

【鍵のかけつけ本舗】スマートキーの登録と作成事例

7.鍵屋への依頼の流れ（必要事項、確認次項など）

鍵屋さんへの解決を依頼する場合は、どのような流れになっているかを知っていたほうが良いでしょう。そこで、これより鍵作成からの手順について解説するので、早速順番にご覧ください。

1.まずは鍵作成の依頼

スマートキーを紛失して見つからない場合、見当をつけた鍵屋さんに依頼をします。多くの鍵屋さんでは、電話や公式サイトのフォームから依頼できるので、頼むまでに時間は要しません。

例えば鍵のかけつけ本舗だと、HP中にフリーダイヤルから即座に繋げられる番号を記載しております。

2.現場に作業員が到着

鍵屋さんは、スマートキーを無くしたお客様の車の場所まで出張できます。各地に拠点があるのなら、場所や時間帯によりますが、30分以内に到着することも珍しくありません。

なお、鍵のかけつけ本舗では対応エリアだと、最短15分から現地への出動を可能としています。

対応エリアについては下記をご覧ください。

鍵のかけつけ本舗の対応エリア一覧

3.車の鍵穴から対処

スマートキーには万が一に備えて、エマージェンシーキーというのを搭載しています。キーを活用のうえ、まずは車のドアを開錠。続いて、車内の鍵穴から金属製の鍵を複製する作業にかかりますが、作業時間はおおむね30分かかることを覚えていてください。

4.スマートキーを車のコンピューターに登録する

スマートキーの作成が済んだら、次は対応する車のコンピューターへ登録作業に入るステップです。OBD（オン・ボード・ダイアグノシス）コネクターを使いますが、こちらは車のデータを読み取る車両故障診断システムを意味します。

使用のうえコンピューターへ、キーの認識が済めば完了となります。ちなみに全てのトータル所要時間は1時間程度を見積もっておきましょう。

鍵屋さんに依頼する場合に伝えるべき情報

鍵屋さんに頼む際に伝える情報は、第一に鍵の種類の把握です。

・差し込みタイプか

・スマートキーか

・イモビライザーが搭載されているかどうか

次に、車の情報を鍵屋さんに伝えましょう。

・メーカー

・年式

・グレードの詳細

上記に加え、車検証に記載されている情報も併せて伝えます。なお、車検証が手元になかったなら、わかる範囲で構いません。

続いては、状態と状況についてです。

・具体的な位置を含めた車が停車中の場所

・鍵の紛失状況（紛失もしくはインロックか）

注意点として、車の鍵開けやキー作成に必要なものとして、運転免許証やご本人様名義の車検証などが必要です。

スマートキーを紛失した場合、鍵屋さんに迅速かつ的確に対応してもらうためには、事前に車の情報や状況を正確に伝えることが何よりも重要です。

鍵のかけつけ本舗では車の鍵トラブル全般に対応しているので、下記ページもぜひご覧ください。

車・バイクの鍵サービス一覧

8.イモビライザーキーについて

イモビライザーキーとは、車の盗難防止システムで専用の装置がなければ新しいキーの登録はできません。以下に、イモビライザーキー対応の鍵屋選びのポイントをまとめました。

イモビライザーキーの対応不可の鍵屋もある

ネットで車の鍵作成ができると謳っている鍵屋さんでも、イモビライザーキーの対応不可というケースがあります。専用装置が必要で、年式によっては対応できないことがあるためです。

事前の確認として鍵屋さんに依頼する際は、【車種名】ならびに【車の年式】の伝達が必須です。なお、スムーズな依頼に繋げるには前もって「イモビライザーキー」と伝えておけば、対応可能な鍵屋を選定できます。

そんなイモビライザーキーは、車があらかじめ登録された鍵でしかエンジンを始動できないシステムでもあるのです。

イモビライザーキーの仕組みとは

別名でエンジンイモビライザーシステムと言い、車両盗難システムやトランスポンダなども対象です。

機能は、車両が最初に登録した鍵でしかエンジンを始動できないようにするシステムを指します。

なお、イモビライザーキーの対応はどのようになっているか、現場での作業状況を見ておきたいというニーズも少なくはありません。

鍵のかけつけ本舗では、トヨタ・スズキ・日野自動車など、色々なメーカーのイモビライザーキー作成をしているので、実績一覧もぜひご覧ください。

鍵のかけつけ本舗のイモビライザー対応一覧

イモビライザーキーの確認はどうする？

イモビライザーキーであることの証ですが、車のメーカーやグレードによって異なってきます。ほとんどのメーカーは車および鍵が一体になったマークを、セキュリティ表示灯としてメーターにつけています。

なお、表示灯の点灯マークは、車が停車している際に点灯するのを覚えておきましょう。

9. メーカー別・鍵紛失時の対処法

スマートキーなどの電子キーは、自動車メーカーごとに緊急用の機能やサポート体制が異なります。
ギザギザ鍵を使う単純な物理鍵とは事情が異なり、各社工夫を凝らして最新技術やサービス仕様を詰め込んでくるからです。
本項では、おもなメーカーの鍵紛失時の対処法を紹介します。

トヨタ自動車

購入店舗またはトヨタ販売店で、鍵の作成を依頼できます。
購入店舗以外の場合は、車種によって「トヨタネッツ」「トヨタカローラ」と店舗系列が異なりますので、自分の車の取扱い店舗を選びましょう。

・内臓メカニカルキーで緊急開錠、エンジン始動可能

トヨタのスマートキーには、緊急時用のメカニカルキーが内蔵されています。
鍵が見つかった時に電池切れを起こしていても、内蔵キーでドアの開閉が可能です。
エンジンの始動も、以下の手順でできます。
①スマートキー本体のトヨタマークのある面でエンジンスイッチに触れる
②インジケーターが緑色に点灯したのを確認する
③ブレーキペダルを強く踏みながらエンジンスイッチを押す

日産自動車

日産のスマートキーも、トヨタと同じくメカニカルキーが内蔵されています。
そのため電池切れの際も、内蔵キーによる緊急開錠が可能です。

・日産車の電池切れ時のエンジン始動方法

日産のスマートキー電池切れ時のエンジン始動は、以下の手順で行います。
①セレクトレバーをPの位置に合わせ、ブレーキペダルを踏む
②スマートキー本地の裏面をエンジンスイッチに触れさせる
③ブザーが鳴ってから10秒以内に、ブレーキを踏んだままエンジンスイッチを押す

マツダ

マツダの場合、スマートキーをアドバンストキーと言います。またアドバンストキーレスエントリー＆スタートシステムと呼称されておりますが、手順は以下の通りです。

・マツダのスマートキーでのエンジン始動手順

①ブレーキペダルを踏む（MTならクラッチを）
②プッシュボタンスタートの緑色点滅を確認
③点滅している時にキーのプッシュボタンにタッチ
④プッシュボタンが点灯次第、ボタンを押す

以上の手順で、エンジン始動が可能になります。

ホンダ

ホンダは「Hondaスマートキーシステム」と呼ばれています。紛失時はディーラーよりも安価に鍵を作成できるのが特徴的。

エンジンの始動ですが、通常のスマートキーなら車内にてプッシュボタンを押すだけです。そのほか電池切れを起こしたなら、プッシュボタンのそばにキーを近づけることでエンジンをスタートさせられます。

なお、ツイストノブだと、スマートキー付属のメカニカルキーを差し込むようにしましょう。

ダイハツ

ダイハツのスマートキーの機能は「キーフリーシステム」と呼ばれています。ディーラーに頼む場合、鍵番号がなければやはり料金がより加算される懸念があります。

鍵屋さんなら出張のうえ、現地でスマートキーの作成は可能です。なお、ダイハツのスマートキー作成は、相場が3～4万円です。もちろん、作業工程が増えた場合はその限りではありません。

スバル

スバルのスマートキーは「アクセスキー」と言われています。無くしてしまい、新たに作る際はスバルのキー番号タグを求められるのを覚えておきましょう。

なお、替えのキーがあるのなら2万円台の費用で、なければ5万円台に上るのも把握していてください。

スズキ

スズキのスマートキーは「キーレスプッシュスタートシステム」が備わっています。まずディーラーならプレートに載っている鍵番号を伝えましょう。なお、期間は1～2週間です。

一方の鍵屋さんなら、現地でイモビライザーの登録まで可能です（全ての鍵屋ではない事に注意）。

費用については、2～4万円弱が相場です。とはいえ、古い年式のタイプだとさらに費用が増すこともあります。

ベンツ

メルセデス・ベンツのスマートキーは「キーレスゴー」という名前です。対応について、日本国内ではヤナセのような正規販売店に依頼する必要があります。ヤナセは、輸入車および中古車の販売業者で、伊藤忠商事傘下の企業です。

費用は6万円までが相場ですが、さらに料金が上がる可能性も念頭に置いておきましょう。なお、作成時には車検証や身分証明書を要します。

一方の鍵屋さんはその場でできる場合は作成可能ですが、やはり外国車の特性から未対応のケースも少なくはありません。

BMW

BMWのスマートキーは「リモート・コントロール・キー」の名称になります。紛失時は、車検証をはじめ個人情報がわかる証明を要し、依頼から受け取りはおおむね2週間までを想定しなければなりません（ディーラー）。

また費用は6万円台に上ることも少なくないのと、タッチパネル操作が可能なディスプレイ・キーだとさらに料金が上がる可能性もあります。

なお、鍵屋さんだとその場での作成が可能ですが、外国車の特性ゆえにできない業者もいます。

緊急時用の内蔵キーは各メーカーで標準搭載

上記のメーカー以外でも、スマートキー採用車は電池切れに備えて内蔵キーが搭載されています。
本体の端のあたりに収納されているので、いざという時に備えて普段から使い方を確認しておきましょう。

10. スマートキーの作成にかかる費用はいくら？

スマートキーの作成は、ディーラー・鍵屋で変わります。
どうせなら安いに越したことはありませんが、ディーラーの純正キーはやはり安心感が上回り、一概にどちらがいいとは言えません。
スマートキーの作成にかかる費用の目安を示しますので、依頼時の判断材料にしてください。

イモビライザーの有無で作成費用は大きく変わる

スマートキーの作成費用の目安は、イモビライザーなしでおおよそ50,000円前後。
イモビライザー搭載型では、100,000円近くかかることもあります。
スマートキーはギザギザの金属鍵とは違い、電子部品を使う特殊なタイプの鍵。
さらに多くの車種では、安全装置のイモビライザーも一緒に内蔵されています。
イモビライザーの作成には特殊な機材が必要なため、搭載型スマートキーの作成費用も相応に高くなります。
また電子タイプの特殊鍵は、車ごとに専用の設定がされています。
そのため、車種や国産・外車などの違いでも、作業費用は変動します。

・鍵のかけつけ本舗で作成する場合の費用

当社でスマートキーを作成する場合の費用は、
◇基本料金
8,000円or13,000円
＋
◇国産車
42,000円
◇外国車
72,000円
＋
◇イモビライザー付き
お車に合わせて別途見積り

上記のようになっています。

鍵のかけつけ本舗では、お電話の際の見積りに加え、到着時の現地確認で最終費用を確定させます。
費用が曖昧なまま作業に着手したり、根拠が不明な事後請求などは絶対にいたしません。

鍵のサービス料金一覧

11.スマートキーを二度と紛失しないために！おすすめの予防法

今回の対処法で無事解決に至っても、今後再び同じトラブルを繰り返しては勿体ないですよね。
スマートキーの紛失を防ぐための効果的な予防法も、最後に確認しておきましょう。

ちょっとした工夫で出来る予防法

・鍵の置き場所を決めておく

車の鍵で家の鍵でも、普段の保管場所を頻繁に変えていると紛失しやすいものです。
引き出しや小物入れなど露出しない場所に保管し、一度決めた保管場所はなるべく変えずに固定するのが一番の予防策です。
棚やサイドボードなどに露出する形で置いていると、引っ掛けて落としたり、邪魔になった時に移動されてしまいます。

・使わない時はポケットやバッグなどに入れておく

鍵の紛失原因で多いのが、ちょっとどこかに仮置きしてそのまま行方不明になるケース。
誰かが忘れ物と勘違いして持ち去る、うっかり引っかけて落とされるなどの事例があります。
悪意ある第三者に盗まれる可能性もあり、車両を特定された場合は車ごと盗まれることを忘れてはいけません。
取り出して使う時以外はポケットやバッグに入れておき、肌身離さず身に付けるようにしましょう。

ちょっとしたグッズでできる予防法

・キーチェーンでつないでおく

鍵のタイプを問わず有効な方法が、キーチェーンを使って着衣やバッグに繋げること。
留め具のタイプは、取り外しに強い力がいるものや、ネジを回して脱着するなど多少手間がかかるものがお勧めです。
これはスリ被害を防止でき、ふとしたはずみで簡単に外れることも防げます。

・紛失防止タグを付ける

紛失防止用のタグは、鍵の紛失を防ぐのにもっとも強力な手段です。
キーホルダー形状の電子タグで、スマホと連動して距離を感知。
持ち主から一定距離以上離れるとアラームを鳴らしたり、GPSで位置情報を表示させたりする機能があります。
鍵との距離が離れてからごく短時間で作動するので、持ち去られたり盗まれたりするリスクも最小限に抑えられます。

いざという時に慌てないための準備

・必要な連絡先をメモ・ブックマークしておく

もしも再び鍵をなくしてしまったら？
紛失以外の鍵トラブルが発生したら？
トラブルがあった車の状況に合わせて、すぐに関係先へ連絡が取れるよう連絡先をメモしておきましょう。
スマホやパソコンでホームページをブックマークしておくのも、スムーズな対処につながります。
購入ディーラーや、最寄りのメーカーの販売店。
ロードサービス業者に、鍵屋の連絡先も必要です。
レンタカーやカーシェアリングの場合は、レンタカー会社、車両のオーナー会社の連絡先をメモしておきましょう。

・鍵屋へのご相談は、ぜひ鍵のかけつけ本舗へ！

当社は首都圏4都県でサービスを展開し、お電話から現場到着まで最短15分のスピード対応。
明瞭・安心の料金システムに加え、業界最高クラスの機材と技術であらゆる鍵のお悩みを解消します。
このコラムが何かのお役に立った方は、ぜひ当社の連絡先もメモに加えていただけますようお願いいたします。
当ホームページのブックマークも、お忘れなく。

12.スマートキー紛失にまつわるよくある質問

スマートキー紛失に至っては、よくある質問集をチェックすることで悩みの解消に導けます。

以下よりQ&Aを紹介していくので、ぜひとも参考にしてみてください。

Q1.総額20万円前後になる話は本当ですか？

一概に嘘といえないのが現状です。例えば全てのキーを紛失し、かつ遠方にてロードサービスを使い、距離加算があった場合は高額になるのも否定できません。

また任意保険加入がない場合など、全て合算すると大衆車のケースでも20万円前後になってしまうことも考えられます。

Q2. トヨタプリウス30系ですが、スマートキーは現地で作成できますか？

作成可能です。トヨタプリウスの30系は、鍵のかけつけ本舗でも実績があります。ピッキングにて解錠し、車に特殊な機械を繋いでからのスマートキー再登録といった流れです。

出張作業実績（解錠・登録）

Q3. 年式の古い車両の鍵を紛失しましたが対応可能ですか？

全てとは限りませんが、鍵開けは可能です。なお、古い年式ならイモビライザー付きではない可能性が高いです。もしご依頼を検討するなら、現在の年式をお問い合わせの際に教えていただけると回答できます。

Q4. マツダCX-5の鍵を全部なくしたのですがスマートキー作成はできますか？

対応は可能で、鍵のかけつけ本舗だと2017年式のマツダCX-5のスマートキー登録を行いました。

鍵のサービス施工実績（マツダCX-5 スマートキー登録）

スマートキー紛失時の対処法・まとめ

スマートキーでもギザギザ鍵でも、鍵紛失は大切な財産の危機を招く重大トラブル。
まずは身近な場所を探し、警察や関係業者への連絡もためらわずに行いましょう。
借りている車の場合は、所有者への連絡を最優先に。
解決後も再び同じトラブルを起こさないよう、日頃の取り扱いや予防措置をしっかり確認しておきましょう。

【記事コンセプト】
一般の方に馴染みが薄く、技術や知識がマニアックな鍵屋。
特殊な分野の体質からか、不透明な部分がいまだに多く残されている業種でもあります。
当社のサイトは、お客様の端末の画面を通して
◇今その場で欲しい情報をもれなく提供
◇今だけでなく先々の安全と安心を届け
させていただくことを目指しています。
わかりにくい鍵サービスを、身近でわかりやすい生活サービスへ変えるために。
業界を知り尽くした鍵のプロが、徹底したお客様目線でご利用をお待ちしています。