ピッキング防止法とは~「特殊開錠用具」の所持は違法になる?

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【記事監修者】

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

主任錠前技術者

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ドアや金庫などで使われているシリンダー錠は、鍵穴に特殊な道具を突っ込む「ピッキング」という方法で開けることが可能です。
プロの業者がピッキングで鍵を開けるのは日常茶飯事ですが、空き巣などの不正侵入に悪用されるのを防ぐため、正当な目的なしにピッキング用具を所持することは法律で禁止されています。

今回は、一般に「ピッキング防止法」と呼ばれる法律について、さらに同法で規制されている「特殊開錠用具」の種類について解説します。
さらにピッキングされないための対策や、その他の防犯テクニックについても併せて解説します。

1. ピッキング防止法とは

ピッキングが違法であることの論拠として、「ピッキング防止法」という法律名称がよく使われています。
これはいったいどのような法律なのか、詳しく見ていきましょう。

ピッキング防止法

・正式名称は「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」

一般によく言われるピッキング防止法というのは通称で、正式な法律名は「特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律」。
1990年代にピッキング解錠よる不正侵入手口が猛威を振るったことを受けて、2003年に施行された法律です。

・同法の目的は「特殊開錠用具の所持の禁止と侵入犯罪の防止」

同法の条文は、その目的について次のように定めています。

【同法第一章・第一条】
この法律は、特殊開錠用具の所持等を禁止するとともに、特定侵入行為の防止対策を推進することにより、建物に侵入して行われる犯罪の防止に資することを目的とする。

このように直接的な規制対象は「ピッキングなどの不正開錠に使える道具の所持」ですが、その先の最終目的として「不正開錠手段による侵入犯罪の防止」が掲げられているわけです。
そのため同法は、「不正に鍵を開ける行為自体を規制するための法律」とも言い換えられます。

・ピッキングが許されるケース

ピッキング解錠は、鍵屋やロードサービスなどのプロ業者が業務の一環で行うことがあります。
このように「業務上正当な理由がある場合」は、ピッキング用具の所持やピッキング解錠行為が認められています。

それ以外の特殊なケースでは、「安全確保のためにやむなく行われた不正開錠」の行為についても、緊急避難として罪に問われない可能性があります。
ただし罪が許される可能性があるのは、「緊急避難目的で行われた不法行為」だけです。
ピッキング専用ツールの所持については、業務上の正当な理由がない限り罪に問われる可能性が高いので注意してください。

<参考URL>
警察庁・住まいる防犯110番 ピッキング防止法の制定・施行
 https://www.npa.go.jp/safetylife/seianki26/theme_b/b_a_1.html
e-Gov法令検索 特殊開錠用具の所持の禁止等に関する法律
 https://elaws.e-gov.go.jp/document?lawid=415AC0000000065

・予備知識:「開錠」と「解錠」の違いについて

同じ「かいじょう」の読みで、「開錠」「解錠」の2種類の言葉が出てきたことにお気付きでしょうか?
どちらも鍵を開けるという意味では同じですが、どんな方法で鍵を開けるのかによって当てる漢字が変わります。

開錠は、「破壊を含めたあらゆる手段で鍵を開ける」という意味です。
純正キーを使ってすんなり鍵を開けるのも、ハンマーやドリルなどで強引に破壊して開けるのも、全て開錠に含まれます。
ですが解錠は、「鍵を壊さずに開ける」方法のみを指す言葉で、鍵の破壊をともなうような強引な手段は含みません。

当記事中では、開錠と解錠の2種類の表記を使い分けています。
「特殊開錠用具」の表記は、法律名称や条文で使われている正式表記。
「ピッキング解錠」のような記述は、ピッキングが鍵を壊さず開けられる方法なので解錠と表記しています。
開錠と解錠を取り違えると大変ですので、それぞれの正しい意味をぜひ覚えておいてください。

2. ピッキング防止法で規制される「特殊開錠用具」とは

ピッキング防止法の規制対象になっている特殊開錠用具ですが、「具体的にどんな道具を指すのかわからない」という人のほうが多いのではないでしょうか?
さらには特殊開錠用具の他に、「指定侵入工具」についても規制対象になっています。
実際にどんな道具が規制対象になっているのかを解説します。

特殊開錠用具・指定侵入工具とは

・正しい鍵を使わずに鍵穴を回して開けられるもの

正しい鍵を使わずに、かつ壊さずにピッキングで鍵を開けられる道具類は、「ピッキング用具」として所持・携帯が規制されています。
プロ用に製造・販売されているピッキング専用ツールは、「耳かきのような形状の金属棒」「先端部分が数ミリほど斜めに曲がった金属棒」などです。
他にも、「先端部分がL字に曲がった幅のある金属棒」などもあります。
鍵屋でもない人がピッキング専用ツールを持ち歩いていると、空き巣などの侵入窃盗目的を疑われてしまうわけです。

・ドア、窓などを破る破壊侵入行為に使えるもの

ピッキング用ツール以外で所持・携帯が規制されている道具類は、マイナスドライバー・バール・シリンダー対応サイズのドリル刃など、「鍵・ドア・窓の破壊に使える工具類」が挙げられます。
いずれも不正侵入に使われることが多く、空き巣や強盗犯などが持ち歩いたり車内に置いていたりします。

ハードな用途に使いやすい一般工具は、建物への不正侵入に悪用されるものが少なくありません。
そのため、「建物への侵入に使われるおそれが大きい」と政令で定められている工具類
が、指定侵入工具として規制の対象になっています。
他にもライターや携帯用バーナーなどの着火器具は、窓ガラス破りの手口のひとつ「焼き破り」目的によく使われています。
そのため理由なく着火器具を持ち歩いていると、侵入窃盗目的を疑われることがあります。

・特殊開錠用具の販売、譲渡も法規制や罰則の対象になる

特殊開錠用具の法律規制は、「正当な理由がないと知りながら譲渡・販売した者」についても、懲役や罰金の適用対象としています。

【同法第五章・第十五条】
業務その他正当な理由によることなく所持することの情を知って特殊開錠用具を販売し、又は授与した者は、二年以下の懲役若しくは百万円以下の罰金に処し、又はこれを併科する。

ピッキングツールの販売・譲渡が許されるのは、鍵屋やセキュリティ関連業者など「業務上の正当な理由がある相手」に限られています。
そのため順法意識の高い販売業者は、購入希望者の身元確認や業種確認を必須条件にしているのです。
ちなみに私たち鍵屋が鍵開けなどの依頼を受ける際も、犯罪目的の依頼を防ぐために本人確認させていただいております。
鍵は「人や財産の安全を守るための重要設備」に該当するものなので、鍵を開けるための技術や道具の譲渡・使用を厳しく制限しているわけですね。

3. ピッキングされやすい鍵~鍵の弱点を知って防犯に活かそう

90年代後半に大流行したピッキング手口とその被害は、「ピッキングしやすい鍵」の普及によって広がった現象です。
どんな鍵がピッキングされやすいのかを本項で学んでおき、ご家庭や職場の防犯強化に役立てましょう。

ピッキングされやすいのはこんな鍵

・ディスクシリンダー錠

ディスクシリンダー錠は、1970年代以降に普及した初期型のシリンダー錠です。
爆発的な普及率とその構造の単純さで不正開錠手口の研究が進み、防犯コラムで「ピッキングされされやすい玄関鍵の代表格」としてよく取り上げられています。
2000年代に入る頃には国内での生産・販売が終了していますが、現在でも築30年前後の古い建物にはこの鍵が付いているところがあります。

鍵穴が括弧の「}」とよく似ていて、縦棒の真ん中が区の字に曲がったような形状なのが特徴です。
もし自宅や職場の鍵がこのタイプだった場合は、防犯性能を向上させた新しい鍵への交換を検討しましょう。

・円筒錠

室内ドアで多く見かけるタイプの鍵で、ドア鍵のなかでは簡易タイプに該当します。
円筒形のドアノブの中心に室外側は鍵穴、室内側には押しボタンが付いていて、室内側のボタンを押すとロックがかかる仕組みです。
室内ドア用を想定しているため防犯性能はほとんどなく、円筒錠もピッキングに弱い鍵として知られています。

・インテグラル錠

インテグラル錠は見た目が円筒錠とよく似ていて、こちらも円筒形のノブが特徴です。
円筒錠との大きな違いは、室内側のロック・解除操作をサムターン(ツマミ)で行うこと、
室内側ノブ・室外側ノブの接点部分に「箱錠」と呼ばれる部品が付いていることです。
円筒状には箱錠がありませんし、室内側のロック操作も押しボタンで行います。

インテグラル錠は勝手口などの出入り口ドアによく使われますが、やはり構造が単純で防犯性能が低く、ピッキングに弱い鍵のひとつです。

・法律によって防犯性能が高い鍵の普及が進んでいる

「特殊開錠用具の~法律」でルール付けされているのは、開錠に悪用可能な道具類や工具類だけではありません。
特に防犯性能の向上が必要な鍵についても、「指定建物錠」として厳格なルールが定められているのです。
2022年2月現在、「シリンダー錠(一式)・シリンダー(部品)・サムターン(室内ツマミ)」の3つが指定建物錠に指定されています。

指定建物錠を販売する際、同法の規定によって防犯性能の表示が義務付けられました。
防犯性能の表示とは、「ピッキングや鍵穴破壊などの手口に何分耐えられるか?」「どの手口で開錠可能または不可能か?」をわかりやすく示したものです。
空き巣などの泥棒は、鍵開けに5分以上時間がかかると約7割、10分以上では約9割が
侵入を諦めるという警察発表のデータがあります。
鍵の開発段階で不正開錠の耐久テストを行い、どの手口に何分間耐えられたのか、開錠可能・不可能な手口はどれかなどをデータ化して表示します。

ピッキングされやすい鍵として先に紹介した3種の鍵は、防犯性能が著しく低いことから製造中止するメーカーが相次ぎました。
そして現在では、「防犯性能表示で有利な高性能防犯鍵」の生産と普及が進んでいます。

4. プロが教えるピッキング対策・空き巣対策

ここまでピッキングに関する法律や、ピッキングされやすい鍵の特徴などを見てきました。
最終項目の本項では、「ピッキングを防ぐための対策」と「ピッキング以外も含めた侵入手口への対策」を解説していきます。

ピッキング対策~シリンダーの強化や増設

・シリンダーをピッキングされにくいタイプにする

ピッキングされやすい鍵とは対照的に、ピッキングされにくい鍵(シリンダー)も多数開発されています。

例えば、金属板にポコポコ穴が開いているキー形状が特徴の「ディンプルシリンダー錠」。
内部の障害ピン数を増やして構造を複雑化していることで、ピッキングによる鍵開けが極めて難しくなっています。
当社のスタッフはディンプル錠も問題なくピッキング解錠可能ですが、一般の鍵屋の中にはディンプル錠の鍵開けを断るところがあるほどです。

ディンプル錠以外では、旧式のディスクシリンダーの弱点を克服した新式鍵「ロータリーディスクシリンダー錠」もあります。
内部障害物のディスクを回転式のU字ディスクに変えたことで、ピッキングによる不正な鍵開けを難しくしています。
またその他にも、内部ピンの形状に工夫を凝らした「アンチピッキングピンピンシリンダー錠」という鍵があります。
名前の通りピッキング対策を主眼に開発された鍵で、対応キーを使わずに開ける際の力のかかり具合の不均衡を利用して、ピッキングによる不正な鍵開けを防止します。

現在のドア鍵がディスクシリンダー錠やピンシリンダー錠、あるいは円筒錠やインテグラル錠の場合は、ピッキングに強いシリンダータイプの鍵に交換するのがお勧めです。

・ピッキング不可能な鍵を付ける

ピッキング解錠は、シリンダーの鍵穴に特殊な道具を突っ込み、内部ピンやディスクの障害物を物理的にいじる手口です。
そのため物理的にいじれない鍵… 例えば磁石の磁力を利用した「マグネットシリンダー錠」や、カードキー・テンキー式などの「電子錠」を付けることでも、ピッキングを防止できます。

ただし電子錠の多くは、停電や電池切れに備えて「緊急解錠用の隠し鍵穴」が付いています。
電子錠を使う場合は、緊急解錠用鍵穴を不用意に露出しないよう注意してください。
必ず普段は鍵穴を隠した状態で使い、いざという時の緊急解錠も、周囲から鍵穴を見られないように隠しながら使いましょう。
空き巣などの泥棒は、侵入先に選んだ家を下見することが多いです。
玄関鍵の開け閉めも盗み見られているかも知れません。

・鍵を増やしてワンドア、ツーロック方式にする

1枚のドアに2つの鍵を付ける「ワンドア・ツーロック方式」は、単純に鍵開けの手間を増やさせることで侵入を諦めさせる効果が期待できる対策です。
ただしこの方法は、同じタイプの鍵を2つ付ける方法よりも、異なるタイプの鍵を2つ付けるパターンの方が効果を期待しやすくなります。

例えばディンプルシリンダー錠はピッキングにとても強い鍵ですが、ディンプルシリンダーが2つ付いていたとしてもピッキングの手順自体はほぼ変わらないので、鍵開けにかかる時間はほぼ単純加算になってしまいます。
ですが、「ディンプルシリンダー錠+ロータリーディスクシリンダー錠」のように鍵の種類が異なると、2つ目の鍵開けにかかる際の構造調査や手順確認が1つ目とは違ってきます。
そのため余計に時間を掛けさせやすくなり、住人の防犯意識の高さや防犯の工夫を見せつけやすいメリットとあいまって、侵入を諦める確率をより高くできるのです。

ピッキング時に使う専用ツールは手術用のメスなどと同じように、対象によって複数の種類の中から最適な1本を選ぶものです。
違う種類の鍵を増やして、開錠前の準備にも時間をかけさせるよう工夫しましょう。

空き巣対策~侵入の隙を総合的になくす方法

・ドア、窓、鍵周りの隙間をなくす

ピッキング以外でよく使われる侵入手口は、「ドアや窓、鍵の周りの隙間を利用する」方法です。
時には破壊的な方法で穴をあけるなどして、無理矢理隙間を作ることもあります。

例えば鍵部品が固定不良でグラついていると、部品の隙間から工具を突っ込む「カム送り」や。強引に部品を外す方法で開けられてしまいます。
ドアの隙間や覗き窓も、工具や手を差し入れて室内側の回転ツマミを操作する「サムターン回し」の格好の餌食になります。
気密性部品の窓はほとんど隙間がありませんが、クレセント(窓用回転錠)の締めが甘い、ガラス脇のパッキンが劣化しているなどが原因で、隙間を生じさせることがあります。

数ミリ程度のほんの僅かな隙間でも、プロの泥棒の手にかかれば「ドアや窓を開けっぱなしで歓迎されているのと同じ」になってしまいます。
ドア・窓・鍵の周りに無駄な隙間がないかどうかチェックし、もしあれば塞いだり補修したりするのが安全です。
ドアに付いている覗き穴は経年劣化で緩みやすいので、定期的に締まり具合を確認して、緩んでいるようであればキツく締め直しておきましょう。
集合住宅のドアによくある郵便受けも、室内側からプラスチック板などで隙間を塞いでおくと安心です。

・防犯センサーを設置する

玄関口や勝手口、1階部分の窓の近くは、侵入経路に選ばれる確率が最も高い場所です。
人を感知して明りが点くセンサーライトや、大音量の警報音を鳴らすセンサーアラームの設置も検討するといいでしょう。
窓ガラスの防犯には、叩き割りったり日々を入れたりする時の振動を検知する振動センサーが効果的です

他にもハンドメイドの防犯センサーとして、昔ながらの「鳴子」のような仕掛けや、侵入経路と思われる通路に砂利を敷いておくといった工夫ができます。
鳴子は長い紐に空き缶などを吊るしておき、侵入者がうっかり紐を引っかけるとガラガラ音を立てる仕組みです。
リングプルを外していない空き缶があれば簡単に作れます。
砂利は、歩いた時に音を立てる程度の量があれば充分です。
侵入者は音を立てることを極端に嫌がるので、わざと音を立てさせるような仕掛けも活用しましょう。

泥棒に入られたかも?と思ったら~不正侵入の痕跡を見つける方法

・鍵周りのチェック:不正開錠で付いた傷を探す

「空き巣に入られたかもしれないので自宅の鍵を交換したい」……
こんなケースの鍵開け依頼も鍵屋に持ち込まれることがります。
はっきりと空き巣に入られたのが分かっていればすぐに警察を呼べるのですが、カン違いの可能性もあるケースでは、ちょっと通報には踏み切れないものですよね。

玄関鍵の不正解錠・開錠の痕跡は、おもにシリンダーや鍵穴の傷で判断します。
熟練した空き巣ならほとんど傷を付けることなくピッキング可能ですが、未熟な空き巣や粗暴な性格の空き巣などは、多少強引に鍵開けを試みることもあります。
普段から鍵周りの傷の付き具合をチェックしておくと、空き巣が開錠しようとした時の傷を見分けやすくなります。

・侵入経路のチェック:見慣れない足跡や窓ガラスの手形を探す

ドア以外の侵入経路のチェックは、敷地内で家人以外の足跡を探すのが簡単かつ効率的です。
空き巣などの侵入者は、指紋を残さないよう手袋をはめることが多いです。
ですが足元はノーガードになりがちで、靴跡を地面にそのまま残すことがよくあります。
警察の鑑識作業で「ゲソ痕」と呼ばれる足跡の探索は、初動段階で真っ先に行われる重要な作業項目です。

敷地内の地面に土が多く露出している場合は、玄関周りや窓周りやの地面の土を時々平らにならしておき、侵入者の足跡が残りやすいよう整地するのがお勧めです。
コンクリート敷きになっている場合は、泥や水で汚れた靴跡がないかどうかを探しましょう。
砂利敷きの通路がある場合は、建物から遠い場所の砂利を厚めにしておくのがお勧めです。
侵入の初期段階で敷地内に入るのをためらわせる効果がある他、不自然に崩れた部分がないかどうかもチェックしやすくなるためです。

窓からの侵入による空き巣被害も多いので、窓ガラスやサッシなどに不審な手の跡が付いていないか探してみましょう。
急ぎ気味の空き巣が無計画で犯行に及ぶケースでは、窓枠を乗り越える時の靴跡をサッシ下に残していることがあります。
「指紋を隠すため手袋をはめた泥棒」の姿をイメージする方は多いでしょうが、「靴跡を隠すために足カバーを付けた泥棒」まずいません。
エチケット用品の足カバーでは動きやすさ(逃げやすさ)が阻害されやすく、カサカサと足音を立てやすくなるからです。

5. ピッキング防止法とは・まとめ

ピッキングは鍵を壊さずに開けられるスマートな解錠方法ですが、だからといって安易にやると法律で罰せられることもあるので要注意!
仕事で使う必要のない一般の方は、ピッキング専用ツールを安易に入手・所持しないよう肝に銘じておいてください。
また鍵トラブルでピッキング解錠を試みる際も、素人が下手にやると鍵を壊してしまうリスクが高いことを覚えておきましょう。
空き巣などの犯罪者は、法律違反もお構いなしでピッキングを使ってきます。
自宅や職場がピッキングの被害に遭わないように、ピッキング対策や不正侵入対策についても普段から意識しておきましょう。

 

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鍵トラブルの解決法やピッキングについてのブログ記事、個人配信動画などを見ていて、とても残念に思うことがあります。
「危険性の説明もせずに安易にピッキングを勧める情報発信者がいる」ことです。
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記事監修者

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

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島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

1964年生まれ。富山県出身。主任錠前技術者。
「鍵のかけつけ本舗」の創業時より当社に在籍。
これまで警察の捜査に伴う開錠や、金融機関における業務用金庫の開錠など、数多くの鍵トラブルを解決してきた。
今も現役として現場作業に携わるほか、教育担当として後輩社員の技術指導や育成も担う。 趣味は釣り、料理。

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