ドアガードの開け方~勝手に閉まるトラブルや防犯強化方法も詳しく解説!
上手く使えば居住者の安全を守るのに役立ちますが、使い方を間違えて思わぬ不具合に泣かされるケースも少なくありません。
今回はドアガードの基本的な解説に加え、外出時に誤作動で閉め出されたときの開け方や、防犯性能を強化する方法などを詳しく解説していきます。
1. ドアガードの役割・どんな目的と用途があるの?
玄関の室内側に付いているドアガードは、戸建て住宅用に多いU字型アームタイプ(U字ロック)と、集合住宅で主に使われているチェーン型を総称してこう呼ばれます。住宅の内側に設置されているので「内鍵」と呼ばれる場合もあります。
まずはドアガードの役割と用途から知っておきましょう。
防犯目的ではない?ドアガードが付いている理由
・本来は訪問販売や宗教勧誘への対策が目的
ドアガードを施錠している時は、ドアの開き幅がかなり小さく制限されますよね。
身体が通る隙間をなくせるので「防犯目的の部品」と誤解する方が多いですが、実は少し違います。
ドアガードは元々、「訪問販売員や宗教の勧誘員を玄関に入れない」ための部品なのです。
販売・勧誘目的の訪問者にドアを大きく開けてしまうと、そのまま玄関内に入り込まれて長時間帰ってくれないことがあります。
さらには、玄関から見える範囲の衣料品や生活用品、聞こえてくる物音などで、家族構成や生活パターンを知られてしまうこともあります。
こうした問題に対処するため、「鍵を開けても一定以上ドアが開かないようにする」目的で開発されたのがドアガードなのです。
悪質な訪問業者は、警戒心の薄い家や居住者をターゲットに選びます。
そして「この家は付け入りやすい」と判断すると、玄関先のどこかに色付きシールを貼るなどして目印を残すのです(空き巣も同様)。
ドアが開いた時にドアガードをしっかりかけている家は、訪問者に「住人の警戒意識が高い」と思わせ、ターゲットから外されたり再訪問を諦めさせたりするメリットがあります。
・防犯性能はほとんどない
前の項で説明したように、ドアガードは防犯用ではなく「訪問者対策用の設備」です。
鍵のような強固な防犯性能は考慮されておらず、ある方法を使うことで外からでも簡単に開けられてしまいます。
ドアガードを外から開ける方法は後の項目で解説しますが、「在室者が訪問者に気付ける状況」を想定したものなので、就寝中などの不正開錠までは考慮されていません。
玄関からの侵入を物理的に防げるのは、あくまでもドア鍵だけです。
ドアガードに頼ってメインの鍵を開けっぱなしにすることは、危険ですので止めましょう。
2. ドアガードが勝手に閉まる!原因と対処法は?
鍵と違って構造が単純なドアガードは、経年劣化や取り付け作業のミスなどで勝手に閉まるアクシデントも発生します。
ドアガードが勝手に閉まる原因と、誤作動を防止するための対処方法を解説します。
ドアガードが勝手に閉まる原因
・経年劣化でヒンジが緩んでいる
U字型のドアガードは、使っていない時にはスリムに折り畳めるようになっています。
ですが長い間使い続けていると、経年劣化でヒンジ(根元の可動部分)が緩み、ドアを閉めた際の衝撃で勝手に動いてロックされることがあります。
・ドアガードをフック代わりに使っている
ドアガードは基本的に、あらゆるドアに標準で設置されている部品です。
ですが中にはドアガードを使う習慣がない人もいて、折りたたんだ状態のまま「小物を掛けるフック代わり」にしている例も少なくありません。
ドアガードに余計な物を掛けていると、その重みで勝手に動きやすくなり、ドアを閉めた瞬間に固定金具に引っかかってロックされる恐れがあります。
・室内の窓が開いている状態でドアを閉めた
夏場の外出時などに多く見られるトラブル例で、「窓が開いた状態でドアを閉めた」ためにドアロックが勝手に閉まることもあります。
部屋の窓が開いていると、家の中と外の空気圧バランスが変化します。
静かにドアを閉めるつもりが、勢いよく「バタン!」と閉まって驚いたりすることがありませんか?
特に風が強い日は、吹き込んできた突風の勢いでドアが強く閉まることもあります。
この時にドアが閉まった衝撃で、ドアガードが動いてしまうわけです。
ドアガードが勝手に閉まらないようにする対処法
・定期的にヒンジの緩みを確認し、緩んでいたら交換する
ドアガードのヒンジ緩みは、経年劣化による部品の摩耗が主な原因です。
この場合は一般の方が自力対処出来る範囲を超えていますので、新品部品に交換するか、専門業者に点検・修理を依頼しましょう。
ヒンジの隙間に物を挟んだりする自己流の応急処置は、部品に余計な負担をかけて摩耗を早める原因になりますので、安易にやってはいけません。
破損や欠損、摩耗といった「パーツの長さや厚みが欠ける不具合」は、新品に交換する以外の対処法はありません。
一般の方が自分で対処出来るのは、ゴミや汚れなどの異物の除去や、動きが悪くなった場合の潤滑剤の注入。
または、ポッキリと大きめに折れた部品を接着するくらいです。
・ドアはなるべく静かに閉める
ドアを勢いよく閉めた際の衝撃は、部屋の中にいる人が微弱な振動を感じることもあるほどです。
特にアパートやマンションなどの集合住宅では、ドアの開け閉めの音が廊下伝いに反響しやすく、他の居住者に騒音扱いされる事例も少なくありません。
玄関ドアの開け閉めは、ドアガードを誤作動させないようにゆっくり静かに行いましょう。
ドア上隅にドアクローザーが付いている場合、余分な力をかけなくても油圧制御で勝手に閉じてくれます。
・外出時には部屋の窓を閉めておく
これは不在時の防犯を考えると当たり前のことですが、外出する際に換気目的で部屋の窓を開けておくことも控えましょう。
窓が開いていることで室内外の気圧のバランスが変化すると、洋風ドアが勢いよく閉まってしまう原因になります。
出かける時は部屋の窓を全部閉め、半月型のクレセント金具もきちんと締めて、窓からの不正侵入と気圧の変化を防ぎましょう。
3. ドアガードをドアの外から開ける方法
ここまで説明した注意点に充分気を付けていたとしても、思わぬ誤作動で閉め出しを喰うリスクはなくせません。
誤ってドアガードが閉まった時に、ドアの外から簡単に開ける方法をご紹介します。
ドアガードはこの方法で開けられる
・紐を使って開ける方法
この方法は、ドア板側にU字フックが付いていてドア枠側に受け具があるタイプの、一般的なU字型ドアガードで使える方法です。
まずは必要な道具として、「ドアガードからドア板上端までの2倍ほどの長さの紐」を用意します。
靴紐が使えると手っ取り早いですが、片足分で長さが足りなければ両足分の靴紐を繋ぎましょう。
ビニールテープや梱包機用PPバンドでも代用可能ですので、手持ちに紐がない場合は近隣住民に貸して貰うか、道端に落ちている紐状のものを探しましょう。
紐状のものが用意できたら、ドアを開くところまで目いっぱい開け、隙間から手を入れてU字金具の間に紐を通します。
紐のもう片方の端をドア板の上端から外側に回し、ドア板の蝶番側(ノブや鍵と反対側の端)に引っ張りながらドアを締めます。
するとドアが閉まった瞬間にドアガードが引っ張られ、すんなりとロック解除されるのです。
このやり方はネット上に多くの動画が投稿されていますので、動画で詳しく観たい方は「玄関 ドアガード 開け方」で検索してみてください。
なお、紐の代わりに梱包機用PPバンドを使う場合は、薄くて固い樹脂製ため手を切らないように注意してください。
またPPバンドは、梱包機の仕様ごとに様々な幅や厚みのものが市販されています。
中には横幅3cmほどの幅広タイプもありますが、幅が広過ぎて使いにくい場合は、「縦方向に簡単に割ける」性質を利用して細くしましょう。
・厚手の紙やプラスチック下敷きなどを使って開ける方法
封筒やハガキ、プラスチック製の下敷きなど、「薄くて柔らかい板状のもの」を使う方法です。
紙を使う場合は、2重か3重に折り畳んで適度な弾力を持たせておきます。
プラスチック製の下敷きは、そのままでも構いません。
ドアを開けたら、U字金具の先端とドア枠受け具の台座の間に、用意した薄い板状のものを差し込んで押し付けます。
ドアを閉める前に挟んだ板が外れてしまうと失敗するので、意識して若干強めに押し付けておいてください。
次に、挟んだ板が外れないよう注意しながら、慎重にゆっくりとドアを閉めます。
ドアが完全に閉まると、挟んでおいた板の弾力がU字金具をドア板側に押しつけるので、ドアガードの引っ掛かりが外れてロック解除されます。
この方法で使う板状のものは、「隙間に挟み込んだままドアが閉まる程度の厚さ」でなくてはいけません。
そのため厚みがあり過ぎたり固過ぎたりすると、ドアを閉められなくなりますので注意してください。
4. チェーンロックをドアの外から開ける方法
集合住宅など一部の玄関のドアには、U字型ではなくチェーン形状のドアガードが付いています。
U字型と構造が異なるため誤作動で閉め出されることはまずありませんが、在宅者の急病や火災発生などの緊急時に、救助のため外からチェーンロックを外さなければならないケースもあります。
チェーンロックを外から外す方法を見ていきましょう。
チェーンロックも外から開けられる!緊急時用の解除方法
・輪ゴムを使って開ける方法
ネット上の投稿動画で広く拡散されているこの方法は、輪ゴム一本でチェーンロックを外から開けることが可能です。
2パターンのやり方がありますので、それぞれ解説していきます。
1つ目の方法は、「チェーンの受け具になるレールが水平に設置されているタイプ」の開け方です。
ドアを目いっぱい開けて、チェーンの先端部分に輪ゴムの片端を通し、もう片方の端を室内側ドアノブの先端部分に引っ掛けます。
そのまま静かにドアを閉めたら、室外側ドアノブを開ける方向に動かせば、チェーン先端が輪ゴムに引っ張られて抜け穴から外れます。
2つ目の方法は、「チェーン受け具のレールが垂直に付いているタイプ」で使えます。
チェーンの先端付近に通した輪ゴムをU字状に折りたたみ、チェーンから遠い方の輪ゴムの端を、室内側の受け具レールのすぐ上にテープなどで固定します。
そしてそのままドアを閉めると、輪ゴムによってチェーン先端がレールの抜け穴方向に引っ張られ、するりと抜けてしまうのです。
ただしどちらの方法も、受け具レールの抜け穴に脱落防止用カバーが付いているタイプでは成功しない事があります。
チェーンロックの脱落防止カバーは、室内からボタンを押してカバーを引っ込ませないと、チェーン先端が抜け穴から外れない仕組みです。
あくまでも、「一部のチェーンロックでのみ使える方法」であることを覚えておいてください。
・隙間から手を入れて直接外す方法
チェーンロックのチェーンは、製品ごとに長さが若干異なります。
そのため手が小さい人なら、ドアのわずかな隙間から手を入れて受け具のカバーを引っ込ませつつ、チェーン先端を外すこともできてしまうのです。
この方法はカバーの操作とチェーンの操作を片手で同時に行いますので、指の力が弱い人には難しいかも知れません。
ですが実際に築年数が古いマンションの玄関ドアで、手の大きい男性が外からチェーンロックを外せた実例があります。
多少短めのチェーンでも、手の小さい人であれば、外からチェーンロックを外すのは不可能ではありません。
このやり方は、まずドアを開けて隙間から片手を入れ、中指でチェーンの先端部分を上方向に持ち上げます。
そしてドアをギリギリまで閉め、人差し指で脱落防止カバーのボタンを押しながら抜け穴からチェーンを外す、というやり方です。
ドアの開き幅をかなり狭くしないと、チェーン先端がレールから外れません。
この方法を試す時は、手を挟んで怪我しないよう充分に注意して下さい。
鍵のかけつけ本舗では、ドアガードの解錠も対応可能でございます。
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5. ドアガードの防犯性を高める方法
ここまでの説明で、「ドアガードは外から簡単に開けられる」点をご理解いただけたことでしょう。
ですが、本来は窓の気密用・遮音用部品だったクレセントが防犯強化タイプに進化しているように、ドアガードも防犯目的で併用できれば望ましいですよね。
U字型とチェーンロック型で、それぞれの防犯性能を強化する方法を解説します。
ドアガードの防犯強化
・U字型:安全機能付きドアガードに交換する
窓用のクレセントで「施錠ボタン付きのタイプ」のものが普及していますが、U字型のドアガードでも、これと似たようなダブルロック機構付きのものが販売されています。
ドアガードのロック時に二重ロックをかける機能や、ドア閉め時の衝撃で勝手にロックされないように緩衝機構が付いたタイプがあります。
「玄関 ドアガード ダブルロック」などで検索すると、通販サイトの関連商品を見付けやすくなるでしょう。
ちなみにですが、「玄関」をキーワードに含めずに「ドアガード」のみで検索すると、車のドア用部品が多数ヒットしやすくなるのでご注意ください。
・U字型:U字アームが太いタイプに交換する
U字型とチェーンロックに共通する弱点として、「金属カッターで切断されやすい」という問題もあります。
これは特にチェーンロックの弱点として挙げられる問題ですが、U字型のドアガードでも、アーム部分が細めのタイプは切断される危険性が高いです。
ドアガードの新規設置や交換では、アーム部分が太く頑丈なものを選ぶようにしましょう。
なおU字型ドアガードの防犯強化策として、一般の方が「アーム根元のヒンジ部に釘を挟む」といった方法を公開しています。
このように固めの異物を挟むようなやり方は、部品の摩耗や破損を引き起こすリスクが高いです。
プロの業者が公開している方法以外は、安易に真似をしないようご注意ください。
・チェーンロック型:鍵付きタイプに交換する
通常チェーンの先端部分は、ドア側受け具のレールにある抜け穴から簡単に外れるようになっていますよね。
ですがこの脆弱性を解消し、メイン鍵並みの防犯性能を備えたのが鍵付きチェーンロックです。
チェーンのロックと取り外しは、レール部本体の鍵穴と専用キーで操作します。
このタイプの便利なところは、ドアの外からレール鍵の施錠・解錠が可能なことです。
外出時にはドアの隙間からチェーンロックをかけてレール鍵を施錠します。
帰宅時はメイン鍵を解錠してドアを開け、その隙間からレール鍵を解錠してチェーンロックを外せるようになっています。
侵入者がメイン鍵を不正開錠できたとしても、レール部の鍵を開けられなければチェーンを外すことはできません。
鍵付きタイプのチェーンロックは、玄関からの不正侵入の防止に有効です。
・チェーンロック型:チェーンが太くて頑丈なタイプに交換する
U字型のアーム部分と比較すると、チェーンロック型の金属鎖はかなり細いものが使われています。
このためチェーンカッターを使えば簡単に切断でき、防犯面で大きな隙を生んでしまっています。
チェーン部がなるべく太く硬いものに交換することで、切断作業に余計な時間をかけさせたり、切断自体を諦めさせたりする効果が期待できます。
・共通:ドアの開き幅を狭くする
U字型ドアガードやチェーンロックを外から開けるには、「手を突っ込んで作業するための隙間」が必要です。
このため、ドアの開き幅を小さくするだけでも、ドアガードの不正解錠の防止に役立ちます。
U字型ドアガードの場合は、U字アームの先端付近に消しゴムなどを挟み込み、テープを巻いて固定する方法が使えます。
不審者がドアガードを無理にこじ開けようとしても、消しゴムの長さや厚みのぶんドアガードの開き幅が小さくなり、手を突っ込んで作業する隙間を確保しにくくなるでしょう。
U字アームを傷付けたり破損させたりしないよう、挟み込む障害物は金属以外、できれば固めのゴム状のものを使いましょう。
ホームセンターなどで売っているゴム製の板やブロックは、アームのU字にピッタリ挟まるサイズに切り分けて使えるのが便利です。
チェーンロック型の場合は、チェーンを数回ねじるだけで簡単に長さを調整できます。
ただしこの方法は、ねじれ防止用にチェーンの根元が回転するタイプでは使えません。
また他の方法として、「チェーンの一部をくっ付けて紐で縛る」やり方もあります。
細めの結束バンドを通せる程度の隙間があれば、簡単にできる裏技です。
文字に例えて説明すると、チェーンの一部で「Ω」状の小さい輪や「∩」状のたるみを作り、その部分が伸び切らないように根元部分をきつく結んでしまうわけです。
・共通:メイン鍵の交換や補助錠の設置を検討する
ドアガードは元々が防犯目的の部品ではありませんので、ドアガードのみで防犯性を高めるのはどうしても限界があります。
玄関ドアそのものの防犯強化を考える場合は、「メイン鍵の交換」や「補助錠の設置」を検討しましょう。
どちらも当サイトの別コラムで詳しく解説していますので、そちらも参考になさってみてください。
【サイト内コラム・ドアや窓の防犯強化】
◇空き巣被害に遭わないために!プロが教える防犯性の高い鍵
◇今すぐ解決!玄関などの引き戸の防犯強化をプロが解説
◇玄関や部屋に鍵を後付けする方法をプロが解説!
・注意!賃貸物件では管理会社の許可が必要
持ち家ではなく賃貸物件に住んでいる、または賃貸テナントに入居している場合は、ドアガードなどの付帯設備を管理者に無断で交換・撤去・増設することはできません。
必ず事前に管理会社の許可を得てから行ってください。
建物の付帯設備を管理者に無断で変更した場合、賃貸契約違反に問われたり、原状復帰や修繕費用を請求されたりする恐れがあります。
6. ドアガードの取り付けや解錠にかかる費用は?
「ドアガードのないドアに、新しくドアガードを取り付けたい」
「外出時に誤作動でロックされたドアガードを開けて欲しい」
こんなケースでプロ業者への依頼を考える時、やはり一番気になるのは料金面ではないでしょうか?
部品だけを買ってきて自分で取り付ける場合も、部品の価格を予算内に収めたいところですよね。
ドアガードの取り付けや解錠でいくら費用がかかるのか、一般的な料金相場を参考に解説します。
ドアガードでかかる費用
・自分で取り付ける場合:部品価格の相場
U字型ドアガードとドアチェーンの部品価格は、安いものでは1,000円前後から、比較的高価なもので8,000円前後が相場になっています。
ドアチェーンの安いタイプは1,000円未満で買えますが、作りが簡素なものや素材の金属が弱いものは、簡単に開けられたり壊されたりするリスクも高くなってしまいます。
価格帯の平均は2,000円~3,000円ほどで、鍵穴式など防犯機能が付いたものは5,000円前後が目安です。
なおU字型もドアチェーンも、ドアのタイプに合わせて「外開き用・内開き用・引き戸用」の3タイプが存在します。
取り付けるドアのタイプに合うものを選びましょう。
・業者に依頼する場合:新規取り付けにかかる費用
ドアガードの取り付けを業者に依頼する場合、総額費用の目安は「作業料金+部品代」です。
ただし業者によって料金設定が異なり、日中or深夜の時間帯設定の有無もありますので、本項の記載費用はあくまでも目安程度とお考えください。
作業料金は、8,000円~13,000円あたりが相場です。
U字型もチェーン型も取り付け自体は簡単なので、作業料金が最低ラインの0円~2,000円程度に収まることが多いようです。
部品代以外は、ほぼ出張料金が占めていると言えるでしょう。
これに部品代がプラスされるわけですが、前もって部品を購入していれば、かかる費用は作業料金だけで済みます。
部品選びも業者に任せたい場合は、総額費用の目安は13,000円~20,000円ほどになります。
・業者に依頼する場合:外から解錠する際の費用
ドアガードの開錠についても、比較的簡単な部類なので料金が安めです。
シリンダー錠や電子錠のように複雑なロック機構を持たないためですが、やはり業者によって費用が上下する点にはご注意ください。
U字型ドアガードやドアチェーンの解錠料金は、8,000円~15,000円ほどが相場です。
変形や破損があって壊さずに開けるのが難しい場合は、切断などの物理破壊で開けることになります。
破壊開錠では新しいドアガードへの交換も必要になりますので、別途部品代も考慮しておきましょう。
なお鍵開け作業については、日中が多い取り付け作業や交換作業とは異なり、夜間・深夜の帰宅時間帯の出動要請も少なくありません。
夜間・深夜の出動は深夜料金が発生することがありますので、業者のホームページなどで事前にしっかり確認しておきましょう。
ドアガードの開け方・まとめ
どこの建物の玄関ドアでも当たり前のように付いているドアガードは、「防犯のための部品」と思い込んでしまうと危険です。
本来の目的が「訪問販売や宗教勧誘への対策」であることを知っておき、防犯強化目的ではないことを充分理解しておきましょう。
防犯機能付きのドアガードも販売されていますので、玄関の安全を確保したい場合は最優先で交換を考えるといいでしょう。
思わぬ誤作動トラブルを防ぐためには、普段の取り扱いにもちょっとした注意が必要です。
ドアの開け閉めを優しく静かにする、気圧変化を防ぐために窓を開けっぱなしにしないなど、できる範囲のトラブル防止の習慣を心掛けましょう。
もしも誤作動で閉め出されてしまったら、できる範囲で外から開ける方法を試しましょう。
賃貸物件でドアガードの防犯強化を行う場合は、必ず事前に管理会社の許可を得てください。
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記事監修者
島田 宏幸(しまだ ひろゆき)
記事監修者
島田 宏幸(しまだ ひろゆき)
1964年生まれ。富山県出身。主任錠前技術者。
「鍵のかけつけ本舗」の創業時より当社に在籍。
これまで警察の捜査に伴う開錠や、金融機関における業務用金庫の開錠など、数多くの鍵トラブルを解決してきた。
今も現役として現場作業に携わるほか、教育担当として後輩社員の技術指導や育成も担う。 趣味は釣り、料理。
運営会社情報
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