玄関鍵をキーレス・電子キー・スマートキーに交換!ポイントと費用をプロが解説

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【記事監修者】

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

主任錠前技術者

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ギザギザキーを使わずとも、スマート&スピーディーに開け閉め出来るキーレス鍵。
利便性や見た目の良さで導入するご家庭も増えており、これからの防犯シーンに欠かせない存在になっています。
キーレス・スマートキー・電子キーへの交換をお考えの方に、タイプごとのメリットやデメリット、交換費用を解説します。

1. 鍵がいらないスマート感!キーレスとは

キーレスとは、「鍵穴なしで操作出来る鍵」のことです。
金属鍵を使わないので、よくある鍵の紛失や盗難といったリスクを減らせます。
そのため「キーレス」とは言っても、鍵穴を使わないタイプのキーも存在します。
キーレス式の鍵にはどんな種類があるのか、詳しく見ていきましょう。

キーレス式の鍵の種類

・カードキー

プラスチック製のカードで操作するカードキーは、キーレス式の代表格。
一般家庭や企業、ホテルなどでよく使われています。
薄くて軽いカードキーは財布や定期入れなどに収納しやすく、持ち歩くのに余計な負担がかかりにくいという特徴があります。

・リモコンキー

車の鍵によくあるタイプで、リモコンを使って操作するタイプになります。
離れた場所から施錠・開錠出来るのが便利ですよね。
家電でもリモコン操作するものは多いですから、延長線のような感覚で導入しやすいタイプと言えるでしょう。

・暗証番号式鍵

電卓のように番号入力で開ける鍵。
マンションのオートロック玄関でお馴染みですが、多くのタイプの電子錠で緊急開錠装置として併用される場合もあります。

・指紋認証式鍵

指先の指紋を照合する、比較的新しいハイテクな鍵。
指紋は個人ごとに固有のため、人工的に作られた鍵よりも複製が難しく、防犯性は抜群です。
また指紋以外でも、目の中にある紋様の「虹彩」や、発声時の声のパターンを表す「声紋」で認証するタイプもあります。
人体の仕組みを利用する認証システムは、一般に「生体認証式」と呼ばれています。

・ICシールタイプ

ICカードを使うのではなく、IC機能搭載のシールで操作する鍵です。
シールが貼られたものであれば、好きな物を鍵代わりに使うことが出来ます。
ただし1mm弱の厚みがあるので、キャッシュカードや交通系ICカードなど専用機械を通すものには貼れません。

・スマートロック・アプリタイプ

スマートフォンのアプリで操作可能な、現代人のライフスタイルを象徴するような鍵です。
家族や身内など複数人で、同じ場所の鍵を共有することが出来ます。
多くの人が日常的に持ち歩くスマホですから、鍵を忘れたり失くしたりといったトラブルも防止出来ます。

2. 玄関の鍵をスマートキーにするメリット

玄関の鍵をスマートキーにすると、持ち運びや鍵の紛失を防ぐなどの利便性が加わります。これより5つのメリットについてピックアップしていくので、くまなくチェックしてみてください。

①鍵の持ち運びが不要になる

スマートキーを使用することで、物理的な鍵の持ち運びをなくせます。カードキーでは不可能ですが、暗証番号や生体認証のタイプなら鍵を持ち歩かずに施錠・解錠が可能です。

なお、デジタル化にともないミニマリストという、物を極力持たないかたも増えてきています。鍵が外出時に邪魔になる、かさばるとストレスになっていたなら、持ち運び不要は大きなメリットになるでしょう。

②鍵を紛失しにくい【子どもが落とすのも防げる】

スマートキーには、物理的な鍵はカード・リモコンキーを除きありません。またカード・リモコン式であったとしても、薄型につき鍵の紛失リスクも低くできるでしょう。

なお、お子様がいる家庭でとくに小中学生の場合、鍵を落としたという声も少なくはありません。しかし暗証番号式・指紋認証式のキーレスならば、そもそもの紛失のリスクが0です。

したがって、過去になくしたことがあるかたやお子様の紛失防止など、どちらもなくしにくいメリットが活かせるでしょう。

③鍵の閉め忘れを防止できる

玄関の鍵をキーレスにした場合、鍵の閉め忘れを防げるのもメリットの1つです。自動施錠機能の備わるタイプなら、一定時間が経過すると自動的に玄関の鍵が施錠されます。

また、お子様がいる家庭で役に立つのは、鍵をかけずに外出されたときの心配を減らせる点でしょうか。

何度ご両親が説明しても、お子様はつい忘れてしまうことがあるため玄関のキーレス化は不安軽減にもうってつけといえます。

④設置後に鍵をなくしてもシリンダー交換が不要

アナログタイプの鍵は、なくした際にシリンダー自体の交換も要されることが多々です。しかしスマートキーなら紛失した場合でも、カードやスマホの登録データを変更するだけで対処できます。

対処とは、悪意を持った第三者の手に渡ったとしても、データ変更によって無効化できるメリットが働くわけです。

従来のシリンダー交換の手間が省けるうえ、交換費用での出費を防げるのも利点になるでしょう。

⑤ピッキング対策にも強く高い防犯性がある

スマートキーには鍵穴がないため、ピッキングの侵入手法に対する防御力が高まります。また合鍵の作成が難しいため、セキュリティが強化されます。

過去にピッキングを受けたことがある場合、スマートキーへの変更はメリットとして数えられるのではないでしょうか。

3.玄関の鍵をスマートキーにした時のデメリット

玄関の鍵をスマートキーにした時、デメリットも複数あるため把握しておかなければなりません。これより、5つのデメリットをピックアップしていきます。

①電池切れによる締め出し

スマートキーは電池や電気を使用するため、電池切れや停電の発生時に施錠不可になる可能性があります。

最悪の場合は締め出しに遭うこともあるため、非常時の対策をしておく必要があるでしょう。

まずスマートキーですが、暗証番号は1種のみならず複数の設定ができるタイプも見られます。該当するのなら2つ以上をセットしておくと、いざという時に締め出しを回避できるでしょう。

あとは信頼の置ける親族への共有や、スマートフォンで誰にも玄関キーの暗証番号と悟られないように記しておくなど、対策が可能です。

②湿気、砂埃が多い場所で故障しやすい

スマートキーの電子部品は、湿気や砂埃に弱いという特徴も否定できません。とくに屋外や風雨の影響を受けやすい場所だと、故障のリスクが上がるデメリットも生むでしょう。

アナログタイプの鍵にも塩害や錆びの問題がつきまとうように、スマートキーでも環境に左右されることを忘れてはなりません。

③定期的な電池交換が必要

スマートロックを玄関に採用するときは、電池作動の特性が強いことを念頭に置かなければいけません。スマホアプリやスマートロック本体から、警告音による知らせで電池寿命をある程度は把握できます。

しかし最初だけはスマホアプリでチェックしていて、時間が経つにつれ確認をしなくなるケースも少なくないのです。

そうして電池切れを起こすと家の中へ入れなくなる恐れもあるため、十分な注意が必要となるでしょう。

また電池交換作業を定期的にするのは、もし手間という方なら面倒さがデメリットになります。

④暗証番号やパスワードの忘れ

暗証番号やパスワードを使うスマートキーは、設定した番号を忘れると解錠ができません。よって、安全な場所に記録する必要があります。

デジタル操作に慣れている方だと、スマートキーをつけた序盤の内だけだと、割り切れたりすぐに慣れたりすることもあるでしょう。

しかし高齢者の方と同居しているなら、複数回忘れたことがストレスになり付けないほうが良かったとなっても不思議ではありません。

⑤オートロックによる外出時の締め出し

オートロック機能がある場合、外出時に閉め出されるリスクがあります。複数の解錠方法を設定することで対策できます。

なおスマートキーといっても、種類は様々なタイプがあります。次項よりそれぞれの特徴や費用感を解説していくので引き続きごらんください。

4. カードキーの特徴と費用目安

カードをサッとかざすだけで開けられるカードキーは、ICカードが普及した現代によくマッチする鍵タイプですよね。
見た目も操作も馴染みがあってわかりやすいので、キーレスの入門用としてお勧め出来ます。

カードキーの特徴

・メリット

交通機関の利用時や買い物など、日常的にICカードを使うシーンが増えています。
そのためカードキーは、使い方がわかりやすく扱いやすいタイプです。
暗証番号を覚える必要がなく、カードを読み取り部にかざすだけのスマート感も見逃せません。
鍵専用のカード以外に、交通系のICカードや電子マネー用カードも登録して使うことが出来ます。

・デメリット

鍵専用以外のカードを使う場合、利用シーンが多くなることで紛失・盗難のリスクが高くなります。
また、デリケートなカード類は摩耗・破損トラブルが多く、磁気や電磁波に近づけると不具合をきたすおそれもあります。
交通系・電子マネー系のカードを使える製品もありますが、万が一カードの紛失や盗難があった場合、不正利用だけでなく自宅への侵入被害も考える必要が出てきます。

・カードキーの交換費用

カードキーの交換費用は、部品代が30,000円台から。
鍵屋に依頼する場合は40,000円~が目安になります。
なお電動式のキーレス鍵は、ギザギザ鍵を使う旧式鍵よりも高額です。
ハイテクの電子装置が使われているためですが、防犯性能と使い勝手の良さで導入する家庭も増えています。

カードキーについては下記記事でも解説しています。カードキーへの交換を検討している方はぜひご覧ください。

玄関の鍵をカードキー錠にしたい!長所や弱点、業者への依頼方法をプロが解説

5. リモコンキーの特徴と費用目安

車の乗り降りの際に、手持ちのリモコンで操作するシーンをよく見かけますよね。
リモコンキーは玄関にも採用可能で、キーレスの選択肢を増やす有力な候補になります。

リモコンキーの特徴

・メリット

電波が届く範囲であれば、多少離れた位置からでも操作可能なところがウリ。
カバンやポケットにしまったままでも使えるので、出し入れする手間を減らして紛失リスクも防げます。
また令和に入ったあたりから、車の鍵にスマートキーを採用する車種が増えてきました。
見慣れた人や使い慣れた人が多く、使い方に戸惑う心配がありません。

・デメリット

本体側とキー側が電波で通信するタイプになるため、電波干渉に弱いという弱点があります。
付近に強力な電波の発生設備がある場所などでは、誤作動や動作不良のトラブルが多くなります。
また、手持ちのリモコンにも電池が必要なので、電池切れによる動作不良も比較的多いです。

・リモコンキーの交換費用

リモコンキーの交換費用は、部品代が安いもので20,000円台から。
鍵屋に依頼する場合は30,000円くらいからが目安です。
暗証番号など複数の機能を備える高性能タイプでは、コミコミ100,000円以上が主流になっています。

6. 暗証番号鍵の特徴と費用目安

数字キーで暗証番号を打ち込むタイプの鍵は、マンションのオートロック玄関でよく使われるタイプです。

暗証番号鍵の特徴

・メリット

暗証番号タイプで特に光るメリットは、キーになるものを持ち歩く必要がないこと。
番号さえわかっていれば、カードもリモコンも使うことなく本体側を操作するだけで済みます。
キーを持ち歩かないのですから、どこかで落としたり紛失したり、あるいは盗まれたりといったトラブルの心配がありません。

・デメリット

暗証番号を記憶・メモする必要があり、忘れてしまうと鍵を開けられなくなることがあります。
また、メモした番号や入力中の番号を見られてしまうと、いとも簡単に侵入されてしまいます。
テンキーの操作にも注意があり、あまり強く押し過ぎると摩耗や破損を起こしやすくなります。

・暗証番号鍵の交換費用

暗証番号タイプの費用目安は、部品代が20,000円台から。
鍵屋に依頼する場合は30,000円あたりからが目安です。
また暗証番号タイプの鍵には、電気を使わず物理的な仕掛けで動く「キーレックス」もあります。
キーレックスの部品代は、おおむね30,000円台から。
鍵屋での交換費用は40,000円台からになります。

7. 指紋認証(生体認証)鍵の特徴と費用目安

指紋・虹彩・声紋などで識別する、最もハイレベルな仕組みのキーレス鍵です。
高度な認証機能を使っているため、防犯性能も部品価格も他のタイプより高くなります。

指紋認証鍵の特徴

・メリット

人工的なパターンをキーにする鍵は、合鍵の複製が比較的容易です。
機材と知識さえあれば不正開錠も難しくなく。防犯面で隙が残ってしまいます。
ですが指紋・声紋・虹彩といった生体情報は、人間の一人ひとりに固有のものなので、複製や悪用が極めて難しくなります。
そのため防犯性能は最高クラスで、重要性が高い場所のセキュリティシステムに導入されています。

・デメリット

指紋などの生体情報は、人間の身体の状態によって変化しやすいのが不安定要素です。
指紋認証鍵の場合は、指先の傷や汚れ、皮膚の変質や硬化などで認証されにくくなる場合があります。
また、生体認証キーの複製は極めて難しいですが、不可能というわけではありません。
警察の科学捜査で指紋・声紋の照合が可能なように、ハイレベルな機材と知識で悪用されるリスクは残ります。

・指紋認証(生体認証)鍵の交換費用

部品価格の相場は、安いもので40,000円台から。
業者に交換を依頼する場合は、50,000円以上が目安になります。
高価な家財や多額の現金などを置く家では、高めの防犯性能を備えた100,000円付近の製品がお勧めされます。
求められる防犯レベルで部品価格が上下するので、鍵屋に電話する際は詳しい要望を伝えておきましょう。

8. ICシールタイプの特徴と費用目安

従来の鍵の考え方とは方向性が少し変わり、「貼り付けたものがキーになる」のがICシールタイプの鍵です。
ICカードに搭載されているICチップの部分だけを、コンパクトなシールタイプにまとめています。

ICシールタイプの特徴

・メリット

「直径わずか1cm・厚さ1mm弱」という、ICチップ内蔵の極小サイズのシール鍵です。
スマホでもギザギザ鍵でも、貼り付け可能な素材であれば好きなものを鍵として使えます。
普段必ず持ち歩く小物や、盗まれる心配のない装身具など、貼り付けるものによってトラブルを減らすことも出来ます。
サイズも重量もごくわずかで、持ち歩くのに全く負担がないのもウリです。

・デメリット

基本的にはICカードと変わらないので、強い磁気に近づけると故障する恐れがあります。
また、カード類に貼る場合はちょっとした注意が必要です。
交通系のカードやキャッシュカードなど、「機械を通す必要があるもの」には貼らないようにして下さい。
JRの機械系トラブル事例では、個人情報保護シールなどが貼られたカードで、チャージ機や改札機の故障が発生しています。
1mm弱の薄さとは言え、読み取り機の精密さには大敵なのです。
また、剥がした跡に残る粘着汚れも、機械トラブルの原因になります。
ICシールをカードに貼って使う場合は、紙製のポイントカードや会員カードなど機械を通さないものに限定して下さい。

・ICシールタイプの交換費用

部品代は40,000円前後から。
鍵屋に依頼する場合は50,000円くらいからが目安になります。

9. スマートロック・アプリタイプの特徴と費用目安

誰でもスマホを持ち歩く時代になり、1台のスマホに搭載される機能もどんどん充実しています。
鍵の操作もそのひとつで、スマホでドアを操作出来るタイプが増えてきました。

スマートロック・アプリタイプの特徴

・メリット

普段よく使うスマホが鍵になるので、専用キーを持ち歩く必要がありません。
暗証番号を覚える必要がないのも快適です。
またギザギザ鍵のように小さいものは、持っていることを忘れるほど小さいため紛失に気付きにくいものです。
ですがスマホは利用機会が多く、頻繁に意識することで紛失に気付きやすくなります。
万一紛失しても、着信音やGPS機能で探せるところも便利です。
アプリタイプのスマートロックは、操作なしで自動開錠するハンズフリー機能もあります。
小さな子供や大きな荷物を抱えていても、鍵開けに悩まされる心配はありません。

・デメリット

アプリが入ったスマホを失くした、あるいは故障したなどのトラブルがあった場合、家の鍵の操作機能も失われてしまうのが痛手になります。
問題なく使える時は便利ですが、何かあった場合のリスクも比例して高くなることに要注意です。
アプリが使えない場合の鍵開けは、緊急時用のギザギザ鍵や暗証番号を使うことになります。
電子錠に交換した際は、緊急開錠の方法も必ず確認しておいて下さい。

・スマートロック・アプリタイプの交換費用

取り付け簡単な簡易タイプは、部品代で20,000円台から。
鍵屋に依頼する場合は、30,000円台からが交換費用の目安です。

10. キーレスの交換・後付けの方法

特殊機器を使うキーレス・電子キー・スマートキーは、取り付けられる場所がある程度決まっています。
交換や後付けを検討する時に、押さえておきたいポイントをまとめました。

こんなドアはキーレス化が難しい・取り付け場所の確認を

・電子機器の設置スペースがない

建物やドアの造りによっては、鍵周りに充分な設置スペースを確保出来ないことがあります。
キーレス鍵は電動式の専用機器を取り付ける必要があるので、そのためのスペースが必要です。

・勝手口など握り玉タイプの鍵

円筒形のぽこっと飛び出たドアノブを「握り玉」と呼びます。
握り玉と鍵穴が一体になったタイプの場合、対応可能な製品がほとんどないためキーレス化は難しいです。

・サムターンの形が特殊

内側から鍵を開閉する時に回すツマミを「サムターン」と言います。
サムターンの形状が四角形・涙型・丸形など特殊なものは、電子鍵の取り付けが出来ません。

・引き違い戸の召し合わせ部分

戸板を横にスライドさせる引き戸の鍵には、
◇戸先錠
⇒戸板と枠の接触部分を固定する鍵
◇召し合わせ錠
⇒2枚の戸板の重なり部分を貫くように固定する鍵
の2種類あります。
このうち戸先錠タイプのキーレス・電子錠は対応製品が増えていますが、召し合わせ部分の電子錠はほとんどありません。
引き戸でキーレスへの交換を考える場合は、召し合わせ部分ではなく戸先錠になります。

キーレスの交換・後付けの方法

・工事不要タイプ

既存の鍵を利用して後付けする簡易タイプは、自力交換も取り外しも手軽で便利です。
今付いている鍵穴やサムターンにかぶせることで、鍵を使わずに操作する仕組みを追加出来ます。
両面テープで貼るタイプなのでドアや建物を傷付けず、賃貸物件でも使いやすいところがメリットです。

・工事が必要なタイプ

ドアや枠の加工工事が必要なタイプは、自力での交換・取り付けが難しくなります。
がっちり付く感じになるので堅牢性は高いのですが、無理に自力でやるよりも鍵屋に相談するほうが安全です。
また、電池ではなく配線から電源を引く「電気錠」は、設置作業に電気工事の資格が必要になります。
そのため一般の鍵屋では対応出来ないところもありますので、電話で確認することをお勧めします。

玄関ドアのオートロック、スマートロックの後付け方法については下記記事でも解説していますので、ぜひご覧ください。

玄関ドアのオートロック・スマートロックの後付け方法をプロが解説

11. スマートキーへの交換を鍵屋に依頼する場合

鍵交換時にスマートキー錠の取り付けを検討するなら、鍵屋に依頼することで実現できます。ただし一般的な鍵交換費用より高めなので、本体価格が十万円前後になるのも珍しくありません。

またスマートキーの種類や機能性によって費用が大きく異なるため、まずは複数の鍵屋から見積もりを取り、比較検討することが重要です。

次に、以下の相場一覧表も合わせてごらんください。

【スマートキー錠への交換費用相場一覧表】

  • メカニカル式(キーレックス): 4.5~10万円
  • 暗証番号錠(個人宅): 5~12万円
  • 暗証番号錠(会社向け): 7.5~20万円
  • 自動施錠+鍵付き型:10万円以上
  • リモコン・カード錠: 8~12万円
  • 生体認証錠(指紋認証): 10万円前後

特殊な自動施錠+鍵付き型のタイプは、キーレックスの品番:K363Mなどで見られますが、やはり費用の割高感が消えません。

なお以上の価格は部品代や作業費を含んだ相場につき、実際の費用は取り付ける部品やドアの加工費用によって異なるのを覚えおきましょう。

鍵のかけつけ本舗では様々な鍵の対応を行っております。詳しい料金は下記をご覧ください。

鍵のサービス料金詳細

そのほか、鍵屋さんを選ぶときのポイントについては下記記事でも解説していますので、ぜひごらんください。

鍵屋さんを選ぶ時の注意点は?選ぶ時のポイントや費用相場をプロが解説

12.玄関鍵のキーレス化でよくある質問

玄関鍵をスマートキー・電子キーなどのキーレスにしたい方からは、さまざまな疑問も飛び交っています。以下より、よくある質問集をご紹介していくので参考にしてみてください。

鍵屋にスマートロックへの交換作業を依頼できますか?

スマホでも操作できるスマートロックは、カテゴリーが鍵ではなく家電です。したがって鍵屋では交換をおこなっていません。

ただし、一部のメーカーが有償サポートでの取り付けをしています。原則としてほとんどが通販商品として購入し、ご自身で交換をする形がスタンダードになるのを覚えておきましょう。

玄関に後付けできるスマートキーはどれですか?

スマートロックなら、ご自身で玄関ドアに後付けができます。鍵穴に本体を差し込み、ドアに固定して使用する形です。

ただし、取り付けが可能なのかはシリンダーや錠前の規格に依存するので、事前の確認は必須といえます。

【例】miwaのピアック2スマートでの4つの条件

https://item.rakuten.co.jp/tkhope/miwa_piack2smartsetbk/?scid=af_pc_etc&sc2id=af_106_%3F_10002716

  • 取り付けのスペース(干渉物がないか、扉面が平坦かなど)
  • 対応可能の扉厚(扉厚の寸法・室内側の寸法)
  • 対応可能の錠前(フロント刻印の確認)
  • 対応可能なシリンダー(寸法や化粧リングを引いた時の隙間など)

上記のように条件がともないますが、miwa製品に馴染みがある方はカタログに目を通しておくのも良いでしょう。

【参考】miwa:ピアック2スマートページ(PDF)

玄関が引き戸ですがスマートキーに交換できますか?

スマートキーには、引き戸用の製品も販売中です。有名な製品の一例として、「LIXILのリシェント玄関引戸2:電気錠」があります。

  • 【電池式】簡易タッチキーシステム
  • 【カード】CAZASシステム

電池式はワンタッチ、カードはボタンプッシュ+かざすといったツーアクションでの解錠が可能です。

ただし、ドアの厚みによっては取り付けられる製品がない場合があるので、既存ドアの情報確認が欠かせません。

電気工事は必須ですか?

キーレスであっても、電池式のスマートキーなら電気工事は必要ありません。なお、電気工事が必要なのは電気錠なので、電池で動作するスマートキーでは必要ありません。

よって、業者に任せる場合は、工事費用を加えた見積りを検討しておきましょう。

空き巣対策には何が最適ですか?

玄関鍵のキーレス化では、電池切れ・背後から見られる・停電などのリスクがありますが、空き巣対策も講じておかなければなりません。

対策として準備しておきたい心構えは以下のとおりです。

  • 【暗証番号式】定期的に暗証番号を変える
  • 【指紋認証式】ひんぱんに指紋を拭き取る癖をつける
  • 【共通】玄関ドアを明ける前後は周囲確認を癖づける

なお、導入が多い法人の場合の例として、月の指定日に暗証番号を変えるケースも少なくはありません。

ただし変更日の固定は「いつ変えるのかが推測できる」という懸念も含むため、ランダムに偶数・奇数日にするなどの対策が望ましいでしょう。

また、個性が偏らないように、家族1人に変更を固定させないといった工夫も活かせます。

ただし、いずれにしても災害時に弱いのはアナログ式に劣るために、鍵はワンドア・ツーロックやディンプルキーなど、従来の方式をおすすめしたいところです。

鍵のかけつけ本舗では、人気が不動ともいえる鍵の交換・新規取り付けなど平素からおこなっています。施工実績も多数あるため、お手隙の際にぜひごらんください。

鍵のサービス施工実績

玄関鍵をキーレスに交換!まとめ

原始的とも言える仕組みのギザギザ鍵は、操作も見た目もスマート性にやや欠けています。
鍵がいらないキーレス扉は、操作も出入りもスマートで快適ですよね。
ですが、電気を使う高度な機能がある一方で、故障や動作不良時のコストもそれなりに多くなります。
導入するメリットとデメリットを慎重に比較しながら、自宅に合った最適なキーレスタイプを探してみてください。
普段どんな使い方が出来れば便利なのか?
必要な防犯性能と、出せる予算はどのくらいなのか?
判断にお困りの際は、ぜひ鍵のプロである当社にお電話下さい。

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記事監修者

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

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島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

1964年生まれ。富山県出身。主任錠前技術者。
「鍵のかけつけ本舗」の創業時より当社に在籍。
これまで警察の捜査に伴う開錠や、金融機関における業務用金庫の開錠など、数多くの鍵トラブルを解決してきた。
今も現役として現場作業に携わるほか、教育担当として後輩社員の技術指導や育成も担う。 趣味は釣り、料理。

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    :水野辰章

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