自分で出来る?GOALの鍵の交換方法と費用目安をプロが解説

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【記事監修者】

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

主任錠前技術者

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国内シェアで業界第2位、本社がある西日本エリアでのシェアは第1位を誇る、大手錠前メーカーのGOAL(ゴール)。
玄関ドアなどでGOALの鍵を使っている方の中には、不具合の解消や防犯強化で「自分で鍵を交換したい」、と思っている方も多いと思われます。
今回のお役立ち鍵コラムは、GOALの鍵を自分で交換する方法と交換にかかる費用の目安について、分かりやすく解説していきます。

1.鍵の防犯性能について~不正侵入を防ぐための3つの基準

日本で製造・販売されている建物用の鍵には、国家公安委員会が定めた「指定建物錠の防犯性能の表示に関する基準」が適用されています。
生活拠点になる家と労働拠点である事業所を、侵入犯罪から守るための指標です。
対象となるのは「シリンダー錠(鍵穴付き錠)・シリンダー(鍵穴部品)・サムターン(室内側ツマミ)」で、このうちシリンダー錠では以下の3項目の防犯性能が重要視されています。

シリンダー錠の防犯性能3基準

①耐ピッキング性能

空き巣などの不正侵入で、「ピッキング」という解錠手口が頻繁に使われています。
鍵穴に特殊な工具を差し込んで、内部のピンやディスクなどの障害物を手探りで動かすデリケートな方法ですが、専用ツールの入手や代用が簡単な上にほとんど音を立てないため、好んで使う泥棒が多いです。

旧式鍵のディスクシリンダーが広く普及していた2000年代頃は、ピッキングによる侵入被害が最も多い暗黒期でした。
そのため警察や鍵屋の業界がピッキング対策に本腰を入れ、国内メーカーが次々とピッキング対策用の新型鍵を開発。
ピッキングに弱いとされたディスクシリンダー錠は生産終了となり、令和現在ではピッキングを使った建物への侵入被害はかなり減ってきています。

建物用シリンダー錠、およびシリンダー部品の耐ピッキング性能は、「その鍵をピッキングで開けるのに何分かかるか?」で表されます。
「5分以内」で開けられてしまうようだと侵入を許してしまうリスクが高く、「5分以上」かかるなら侵入者の約7割が鍵開けを諦め、「10分以上」かかる場合は、ほとんどの侵入者が鍵開けを諦めるとされています。
現在日本で販売されているシリンダーは、比較的安価なものでも「耐ピッキング性能5分以上」が基準になっていて、ハイクラスの高性能防犯鍵では「耐ピッキング性能10分以上」が当たり前になっています。

②耐鍵穴壊し性能

シリンダー錠の不正開錠で使われる手口には、鍵穴に電動ドリルを突っ込んで破壊するという、なんとも荒っぽい方法もあります。
大きな音を立てやすいため住宅街の空き巣侵入で使われることはありませんが、建物が少ない場所にある事業所や、夜間・休日に無人になりやすい商業施設への侵入などでは、ドリルで強引に鍵を壊される侵入被害が発生しています。

最高クラスの防犯性能を備える上級モデルのシリンダー錠は、ピッキングだけでなくドリル破壊にも5分以上耐えられるものがあります。
中には10分以上ドリルに耐えられる超硬質素材の製品もあり、ピッキングにもドリル破壊にも10分以上耐えるとなれば、その鍵をこじ開けて侵入されるリスクは限りなくゼロに近付くでしょう。

なお耐ドリル性能は、鍵穴内部の重要部品にドリル刃を到達させないことを想定しているので、鍵穴部品の表面部分は多少削れることがあります。
ですが鍵穴の内側にドリル刃を通さない硬質プレートが埋め込まれているので、ロックを完全に解除されるほどの致命的な破壊は防げます。

③合鍵の不正入手対策

この3つ目の防犯性能基準は、鍵自体の機能や性能ではなく「メーカーや代理店の防犯サポート体制」の良し悪しを測るものです。
侵入したい部屋の住人が持っている鍵を一時的に盗み、こっそり合鍵を作ってから持ち主に返しておく……
こんな方法で不正に合鍵を入手する侵入犯罪事例もあり、被害者にとっては「失くしたと思った鍵がいつの間にか手元に戻っている」ような状況になります。
そのため鍵を盗まれたことに気付かず、自宅内が荒らされた後に初めて「空き巣やストーカーに狙われていたのかも…」、と気付くわけです。

鍵の不正コピーのリスクを想定している鍵屋は、合鍵の作成依頼を受けた際に依頼者の本人確認を徹底しています。
中には当社のように、マスターキー(純正鍵)が手元にある状態での合鍵の作成をお断りし、鍵が1本もない場合のマスターキーの作成のみ受け付けている業者もあります。
お客様にご不便をかけてしまうこともありますが、高精度の合鍵を作成可能な技術や機材は、いつ犯罪に悪用されてもおかしくないリスクが常に隣り合わせなのです。
このため防犯体制がしっかりしている鍵メーカーは、購入者専用のIDカードを発行して本人確認を厳重にし、不正に鍵を入手した第三者が簡単に合鍵を作れないシステムを導入しています。
例えば最強クラスの防犯鍵と言われる「ロイヤルガーディアン」では、購入者専用の個別IDカードを発行するのは当然として、さらにそのID番号が鍵の作成に必要な購入者用IDだと気付かれにくくなるよう、携帯電話の番号と同じ11桁にして偽装する工夫も凝らしています。
鍵そのものがどれほど堅牢に作られていても、その鍵を扱うメーカーのサポートが不用心では防犯の意味がありません。

上記の3基準以外で知っておきたい防犯性能基準

・サムターン回し対策

「鍵の防犯性能」と聞いた方のほとんどは、ドア外側の鍵穴周りの防犯をイメージするのではないでしょうか?
ですが実は、ドアの室内側にある開閉用ツマミ「サムターン」も鍵の重要部品の1つで、空き巣などの侵入者に狙われやすい弱点でもあるのです。

侵入窃盗事件を報じるテレビのニュースや新聞記事で、「サムターン回し」という用語を見たことはありませんか?
サムターン回しとは、ドアの隙間から室内側に細長い棒状の工具を突っ込み、手探りでサムターンを回して開ける手口です。
玄関ドアは隙間などどこにもないように見えますが、例えば覗き窓(ドアスコープ)の部品を外して穴を開ける手口や、集合住宅でよく見かけるドア一体型郵便受けの隙間を利用する手口が主に使われています。
他にも、古い建物でドア板とドア枠の隙間が大きく開いている場合や、ドア付近の壁のどこかに穴が開いているような場合も、サムターン回しの格好のターゲットにされてしまいます。

最近ではサムターンの不正操作を防止する対策も進んでいて、室内側から指でボタンを押さないと回らない防犯タイプのサムターンや、サムターンをすっぽり覆うダイヤルロック式の防犯カバーなどが販売されています。
鍵の防犯性能を確認する際は、鍵穴周りの部品の性能だけを気にするのではなく、室内側のサムターンに防犯機能があるかどうかもチェックしておくと安心です。

2. GOALの鍵の種類と特徴を解説

GOALの鍵にはどんな種類があるのか、それぞれの鍵にどんな特徴があるのかを解説します。
鍵の種類や特徴に関する知識は、自宅や職場の防犯強化に欠かせません。
GOALでは一般住宅の玄関ドア用の錠前以外にも、集合住宅用の面付箱錠、配線から電気を引いて動くタイプの電子錠など、様々な製品のラインナップがあります。

GOALの鍵

・V18シリンダー(ディンプルシリンダー)

GOALの多彩な製品ラインナップの中で、おそらく最も有名なのは「V18シリンダー」でしょう。
ディンプルキー方式で内部ピンの本数を増やし、計18本のピン内蔵で鍵違いパターンは120億通り。
さらにアンチピッキングピンを採用し、ピッキングによる不正解錠はほぼ不可能と言われています。
さらにドリル破壊を防ぐための硬質プレートも埋め込まれているので、耐ピッキング性能と耐ドリル破壊性能はどちらも10分以上と、トップクラスの防犯性能を誇る鍵です。
購入者用のセキュリティIDカードシステムもオプションで用意され、鍵の持ち出しや盗難による合鍵作成も防止出来ます。

多くの鍵屋が「防犯性の高い鍵」としてこのV18シリンダーをお勧めしていますが、このシリンダーがお勧めされる理由は防犯性能だけではありません。
夜間帰宅時など暗い場所でも鍵をスムーズに差し込めるよう、鍵穴部分が少しへこんだ「すり鉢ガイド形状」になっています。
鍵穴の位置にキーの先端をピッタリ合わせなくても、大体の見当で軽く押し当てれば自然に鍵穴へ誘導される仕組みです。
さらに、キーの向きが縦になってさえいれば、上下左右が裏返しでもそのまま使えるリバーシブル方式を採用しています。
鍵穴にキーを差す時に「位置や向きを間違えて入りにくい」といった心配がなくなるので、緊急避難したい場合も素早く家に入れるわけです。
日本国内の優れた防犯用建物部品に与えられる「CP認定」を取得していますが、さらにアメリカの「UL防犯規格」で認定を受けていることも特筆すべき強みです。

・GVシリンダー(ディンプルシリンダー)

V18シリンダーと同じディンプルキー方式ですが、このGVシリンダーはさらに内部ピンを24本に増やし、理論上の鍵違いパターンは何と1,000兆以上もあります。
V18シリンダーと同じく耐ピッキング性能10分以上、耐ドリル破壊性能10分以上で、国内メーカーの鍵として最強クラスの性能なのは間違いないでしょう。

GVシリンダーも「CP認定」を取得済で、その高い防犯性能に業界団体や警察庁のお墨付きを与えられています。

・GPシリンダー(ディンプルシリンダー)

V18シリンダーと同じく18ピン、鍵違いパターンは120億通りのディンプルキー方式のシリンダーです。
耐ピッキング性能は10分以上で文句なしの防犯性能ですが、GPシリンダーはドリル破壊対策が考慮されておらず、CP認証はありません。
ドリル破壊される心配がない場所… 例えば住宅の密集地にある自宅や職場で、空き巣によるピッキング被害を防ぎたい場合には有効な選択肢になるでしょう。
逆に、建物が少ない場所の事業所や工場などでは大きな音を立てても気付かれにくいので、ドリル破壊を考慮してV18シリンダーやGVシリンダーを選ぶのがお勧めです。

・その他のピンシリンダー(5本 / 6本 / 7本の3種)

上で紹介した3種のディンプルシリンダー「V18・GV・GP」は、GOALのシリンダー製品の中ではトップクラスの防犯性能を誇っています。
ですが優秀な防犯性能を持つ一方で、勝手口ドアや室内ドアのような円筒形ドアノブ(円筒錠)には取り付けることが出来ません。

GOALの円筒錠で使えるシリンダーは、ディンプルシリンダーよりも内部ピンの本数が少ない旧式タイプのピンシリンダーです。
ピン本数は5本・6本・7本の3パターンで、ディンプルシリンダーと比べるとかなり少なくなっています。
ピン本数を気にする方は「ピッキングで簡単に開けられるんじゃないの?」、などと心配になってしまうかも知れませんね。
ですが、ピン本数が少ないとは言ってもピッキング対策はしっかり考慮されています。
最近のシリンダーは全てピッキング解錠被害の防止を徹底していますから、円筒錠用のピンシリンダーにもアンチピッキングピンが採用されていて、耐ピッキング性能10分以上を実現しています。

ただし円筒錠は、ドリル破壊のような強引な手口で開けられることを想定しない鍵なので、耐ドリル破壊性能はなく、CP認証もありません。
とは言え、勝手口や室内のドアをピッキングでこじ開けられにくくなるので、一般家庭の防犯用鍵としては文句なしの性能です。
シェアハウスや民泊など、一般住宅の室内ドアの防犯性を強化したい場合にもお勧めです。

・V18・GV・GPシリンダーは玄関ドア用

防犯性能に優れるディンプルシリンダー3種は、勝手口ドアや室内ドアに取り付けることは出来ませんが、建物の表玄関ドアの鍵であれば設置可能です。
自宅でも職場でも、「表玄関のシリンダー錠付きドアなら交換出来る可能性が高い」、と覚えておけばいいでしょう。
ただし、自力で鍵を交換したい場合に購入する鍵を間違えてしまうと、正しく設置出来なくなるので部品代がムダになってしまいます。
交換可能な鍵の種類が分からない場合や、自宅の鍵にV18・GV・GPシリンダーが使えるかどうか分からない場合は、近くのGOALサービス代行店か、出張作業してくれる鍵屋に相談しましょう。

GOAL公式ホームページ サービス代行店検索
https://www.goal-lock.com/customer/support/

3. GOALの鍵を自分で交換する方法

鍵の交換作業は、部品選びや作業手順にどこか1つでもミスがあると正しく取り付けることが出来ず、せっかくの手間と費用がムダになってしまいます。
本項では、DIYに慣れていない方でも簡単に出来る「シリンダーの交換方法」を解説します。
シリンダー交換は、鍵一式を丸ごと交換するよりも簡単で部品代も安く済み、鍵穴の防犯性能を手軽に強化出来るお勧めの方法です。
室内側の回転ツマミ(サムターン)も同じ手順で交換出来ますので、自宅や職場の防犯強化に役立ててみてください。

GOALのシリンダー交換方法

・はじめに~作業前の準備

シリンダーの交換は誰でも簡単に出来ますが、たった1つの不注意が思わぬトラブルにつながりますので、本項の説明を先に必ずお読みください。

交換作業に必要な道具は、「プラスドライバー」と「マイナスドライバー」です。
プラスドライバーはシリンダーとフロントプレートの固定ビスを外すのに必要で、サイズ違いのものを2~3本用意しておくと安心です。
マイナスドライバーは、ビスを回すためではなくシリンダーの固定ピンを引き抜くのに使います。
先端が薄くて平らな、小さめのサイズのものを用意しましょう。
他には、外したビスや部品を失くさないように分かりやすく置いておくための布や、入れ物のようなものもあると安心です。

新しいシリンダーの購入時は、「今付いている鍵の品番」と「ドアの厚み」を前もって確認しておきましょう。
いくら交換作業が簡単とは言っても、ドアに付いている鍵の種類やドアの厚みによって、対応可能なシリンダーが異なります。
サイズの合わないシリンダーを買ってしまうと取り付け出来なくなりますから、対応可能なシリンダーを自力で探せない場合は、近くのGOALサービス代行店か、信頼出来る鍵屋に相談しましょう。

GOAL公式ホームページ サービス代行店検索
https://www.goal-lock.com/customer/support/

・作業時の注意事項

鍵やドアノブの交換作業は、必ず「ドアを開けた状態で固定する」という鉄則を守ってください。
ドアノブや鍵部品を取り外した状態でドアが閉まると開けられなくなるので、出入りしにくくなってしまうアクシデントにつながります。
ドアストッパーや厚手の段ボール紙を挟んでおくなどして、作業が全て終わるまでドアが閉まらないようにしてください。

ドライバーを使う際は、鍵の部品やドア板を傷付けないよう、優しく慎重に扱いましょう。
ビスがサビ付いていて回りにくい、フロントプレートの内側ピンが抜けにくいといった場合は、無理に自力で作業せず、プロの鍵屋に依頼することをお勧めします。
自力作業で無理をして部品やドア板を損傷させると、後で業者に依頼する際に費用が高くなってしまうことがあります。

・シリンダーの交換手順~AS・LXタイプ

GOALのLXシリンダーは、レバーハンドル型のドアノブと鍵穴が別々に付いているタイプで、ドアを開けた側面の金属板(フロンㇳプレート)に「AS LX」などの刻印があります。
多くの場所で見かけるタイプの鍵なので、GOAL製品の代表的な交換作業の例として紹介します。

【LXシリンダーの交換手順】
①まずはドアを開けた状態で固定し、室内側のサムターンを施錠状態にしてデッドボルト(四角いかんぬき)が飛び出た状態にする。
②サムターンの台座表面に見えるビスを外し、回転ツマミ部分を抜き取る。
③回転ツマミの奥に見える2本のビスを外す。
④ドア側面のフロントプレートの上下ビスを外し、金属板を抜き取る。
⑤ドア板内部に埋め込まれた箱錠の表面、シリンダーと同じ高さの位置にある2本のピンのうち、シリンダー側のピンだけをマイナスドライバーで引き抜く。
⑥シリンダーの台座部品をドア板から外す。
➆これまでと逆の手順で、新しいシリンダー部品を取り付ける。
⑧全ての部品を正しく取り付け終わったら、鍵の施錠解錠やドアの開閉操作を何度か行い、スムーズに問題なく動くことを確認して作業完了。

サムターンも同時に交換する場合は、上記手順の⑤でシリンダー側のピンを抜いた後にサムターン側のピンも抜いて、サムターン部品もドア板から外します。
新しい部品を取り付ける際は、部品の上下の向きを間違えないように正しい向きで取り付けましょう。
また、新しいシリンダー部品やサムターン部品を定位置に入れ込む際は、ガタついたりせずピッタリはまっていることを確認しましょう。

作業の参考として、当社・鍵のかけつけ本舗も提携している「ジャパンベストレスキュー(JBR)」の公式解説動画を紹介します。
LXタイプの鍵の一式交換動画ですが、箱錠の脱着シーンを省略すれば、シリンダーとサムターンの交換手順が分かりやすいと思います。

参考動画:Youtube「生活救急車ちゃんねる」
【GOAL LXシリンダー】誰でも出来る鍵交換!方法をプロ講師が解説【DIY】
https://www.youtube.com/watch?v=3HDCIrcYyAc

・鍵の一式交換は専門業者に依頼するのがお勧め

シリンダーの交換が簡単に出来ることは、上の手順解説や参考動画でお分かりいただけたと思います。
ですが、ドア板内部に埋め込まれた箱錠までの一式丸ごと交換となると、よほどDIY作業に慣れている人でない限り、手順ミスや部品選びのミスで失敗するリスクが高いです。
当社で対応させていただいた出動事例でも、依頼者様が自力での交換作業に失敗し、再交換や修理を含めて解決をご相談くださったケースがありました。
鍵の交換作業の失敗は、建物の防犯力を著しく低下させてしまうとともに、そこにある人や家財を危険にさらすリスクにつながります。
鍵交換の自力作業に少しでも不安がある方は、新しい鍵の用意から交換作業まで、専門業者に任せてしまうのが安全です。

4. GOALの鍵の交換を業者に依頼する場合の費用相場

自力での鍵探しや交換作業が難しいので、プロの業者に依頼したい。
でも、一体いくら費用がかかるものなのか、ちょっと不安……
こんな方のために、GOALの鍵の交換を専門業者に依頼する場合の費用目安を解説します。
一般的な鍵屋の料金相場を基準にしていますので、依頼する業者によっては多少の費用差があることをご了承ください。

鍵交換を業者に頼むといくらかかる?

・かかる費用は「出張料金+作業料金+部品代」

鍵屋に鍵の交換を依頼する場合、かかる費用の内訳は「出張料金+作業料金+部品代」の合計になることが多いです。
業者によって料金設定に多少の差があり、中には出張料金を取らないところや、相場よりも低めの料金で対応してくれる業者もあるようです。

出張料金+作業料金の相場は、シリンダー交換のみなどの簡単な作業で1万円前後。
鍵の一式交換の場合は、シリンダー交換よりも手間がかかる分作業料金が高くなり、2万円~4万円ほどの範囲が目安です。

・総額費用の目安は3万円前後~10万円前後

総額費用の目安が3万円~10万円と幅広いのは、鍵の部品価格が低価格帯から高価格帯まで様々なのが原因です。
必要最低限の防犯性能を確保したいだけなら、3千円台からあるピッキング対策済みシリンダーを購入すれば安上がりです。
ですが、ドリル破壊や合鍵の不正作成も防げる高性能鍵となると、シリンダー価格だけで1万5千円前後、鍵一式のセット価格で3~4万円あたりが部品価格の目安になってきます。
さらにテンキー式やカードキー式の電気錠を付けたい場合は、部品価格で最低4万円前後、高いものになると10万円近い高性能品も選択肢に含まれます。

一般家庭で標準レベルの防犯性能を確保したい場合の費用は、総額3万円~4万円あたりが目安です。
会社や施設などの出入り口ドアに高性能の防犯鍵を付けたい場合は、最低でも10万円以上が目安になります。

・安心して依頼出来る業者を探そう

鍵屋の看板を掲げている業者は世間にたくさんありますが、鍵屋を開業するのに必要な免許や専門資格などはないので、業者によって技術レベルはまちまちです。
さらに技術だけでなく、お客様に安心のサービスを提供するというプロ意識や順法意識も、業者ごとの差があります。
当記事内で紹介したGOALサービス代行店のような正規業者は、メーカーの顔に泥を塗るような営業は厳禁ですから、お客様に寄り添った良心的なサービスを提供しているところが多いです。

しかし残念なことに、大々的に宣伝しながら営業している鍵屋の中にも、事前説明とは異なる想定外の高額料金を請求したり、「クーリングオフは出来ません」などとウソをついて契約を迫ったりする悪質業者が存在しています。
ちなみにですが、インターネットなどで注文を受けて現地出張するタイプの鍵屋は、「訪問販売法」と言う法律の規制対象になります。
そのため、契約日から起算して8日以内であれば無条件で解約出来る「クーリングオフ制度」が使えることを覚えておくと安心です。

チラシやホームページの料金表示で、「鍵開け○千円」や「鍵の交換○万円」などの単一の低料金しか記載していない業者には注意しましょう。
鍵屋の仕事は作業内容によって料金変わりやすいので、定額の単一料金で全ての依頼を受けるのは不可能です。
鍵が付いているドアの種類も様々ですし、鍵自体の種類や性能にも膨大なバリエーションがありますから、作業パターンごとの料金例を細かく表示している業者を選びましょう。

作業前の見積りを無料でやってくれるかどうかも重要です。
気になる業者に電話をかける際は、電話口でおおよその総額費用の見積りを聞いてみましょう。
この時もしも「実際に作業してみないとわからない」「料金総額は作業終了後にお伝えします」などと言われたら要注意です。
そうした業者は、スタッフを現地に到着させてキャンセルしにくい雰囲気を作ってから、作業後に想定外の高額料金を請求してくる可能性があります。
電話見積り、または作業前見積りのサービスがある業者、作業開始前に総額費用を教えてくれる業者を選ぶようにしましょう。

まとめ

多彩な製品ラインナップを誇るGOALの鍵は、製品ごとに用途や防犯性能、価格帯が異なります。
鍵を交換したいのはどんな場所のドアなのか、どの程度の防犯性能が必要なのかを考慮して、目的に合う最適な鍵を選びましょう。
交換作業は必ずドアを開けた状態で行い、全ての作業が終わった後は、ドアや鍵がスムーズに正しく開け閉め出来ることを確認しましょう。
自力での鍵選びや交換作業に少しでも不安がある場合は、最寄りのGOALサービス代行店や、安心して依頼出来そうな鍵屋に相談しましょう。

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記事監修者

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

記事監修者

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

1964年生まれ。富山県出身。主任錠前技術者。
「鍵のかけつけ本舗」の創業時より当社に在籍。
これまで警察の捜査に伴う開錠や、金融機関における業務用金庫の開錠など、数多くの鍵トラブルを解決してきた。
今も現役として現場作業に携わるほか、教育担当として後輩社員の技術指導や育成も担う。 趣味は釣り、料理。

運営会社情報

  • 会社名

    :株式会社ライフ&テクノロジーズ

  • サイト名

    :鍵のかけつけ本舗

  • 代表者

    :水野辰章

  • 住所

    :〒261-0023

     千葉県千葉市美浜区中瀬1-6

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