家の鍵が折れた!?対処法と予防策

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【記事監修者】

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

主任錠前技術者

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鍵のトラブルで時々あるのが、ポッキリ折れて鍵穴に残ってしまうケース。
金属の鍵は頑丈そうに見えますが、使い続けると金属疲労で耐久性は低下しますし、側面を削っているためどうしても肉厚が薄くなるので、実はそれほど丈夫なわけでもないのです。

では、鍵が折れてしまった時はどう対処すればいいのでしょうか?
注意しておきたいのは、発生してしまった場合に自力でできることは少なく、ほぼ「鍵屋に依頼するべきトラブル」であること。
さらに自力で行う場合は、いくつかのNG行動があります。

鍵屋が対処するべきケースを無理に自分でやろうとするのは、余計に被害を拡大させる原因なのでお勧めしません。
鍵折れトラブルに自力で対処する時のコツと、日頃の注意で鍵折れを防ぐための予防法。
そして、当社にご依頼いただく際の対応についてご紹介します。

家の鍵が折れた…自分でできる対処法と注意点

どうして鍵が折れる?鍵折れトラブルの原因

鍵は硬い金属でできているので、ちょっとやそっと力がかかっても壊れない… と思いますよね?
普通に使えば壊れることなどまずないのですが、何かの原因(後ほどご説明します)で鍵穴が固くなると、無理に回し続けることで鍵の負担が蓄積されます。
それがいつか致命的なダメージになり、ある日ポキッ!と折れてしまうのです。

鍵を差して回す時、指でつまむ部分と鍵穴に入る部分の境目あたりに「ねじり負荷」がかかっています。
板状のものは、広くなっている方向には曲がりませんよね。
ですが、薄い方向やねじるような方向には踏ん張りが効きません。
力自慢が折れないような硬さの鍵も、ねじり負荷が溜まることで金属疲労を起こしやすくなるのです。

鍵穴から出ていれば自分で引き抜くことは可能

折れた鍵が鍵穴から出ていれば、ラジオペンチ(先が細いペンチ)やピンセットなどで引き抜けます。
長く飛び出ているほどつまみやすく、工具が鍵穴周辺を傷つけにくくなるので、自力対処の成功率は高まるでしょう。
もしも鍵が穴の中に引っ込んでいたり、つまめるほど出ていなかったりする場合は、無理せず鍵屋に依頼するのがお勧めです。

また、鍵を引き抜くつもりが「うっかり中に押し込んでしまう」こともあるので要注意!
こうなると自力対処は難しくなりますので、すぐに鍵屋に依頼してください。

鍵のかけつけ本舗では、首都圏40箇所以上の拠点から24時間365日、熟練のスタッフが急行します!

工具で鍵穴周辺を痛めないように注意する

鍵折れトラブルの対処で工具(金属製)を使う時、注意すべきは「鍵穴付近にグリグリ当てて傷つけてしまう」こと。
折れた鍵をすんなり引き抜くことさえできれば、ノブや鍵穴は普通に使える状態で残る場合がほとんどです。
ですが万一工具で余計なダメージを与えてしまうと、折れた鍵の合鍵作成だけではなく、鍵穴周辺部品やノブ全体の交換なども必要になるのです。

鍵が消耗品であるのと同じように、鍵穴の内部部品も消耗します。
工具で傷つける、内部をガリガリ削るといったミスをやると、鍵が合わなくなったり回らなくなったりするなど新たなトラブルを起こすことも。
自力対処で工具を使う際は、鍵だけを上手につまんで他の場所には触れないよう注意しましょう。

鍵穴にものを入れてはいけない

飛び出し部分が短い時など、ほじるように出そうとして「ドライバーや錐などの細い工具を鍵穴に入れる」人がいます。
これは重大なトラブルの引き金になりやすいので、専門知識のない一般の人がやるのはお勧めしません。

鍵はとても精巧にできていて、内部構造が複雑です。
当社のような専門業者は内部にダメージを与えないよう対処できますが、知らない人がこれをやると、中の「ピン」や「シリンダー」などの精密部品を変形させてしまいます。
工具が折れて中に残ると、さらに状況を悪化させるのは言うまでもありません。

飛び出し部分が短ければ、素直に鍵屋を頼るべきです。
もちろん依頼費用はかかりますが、下手に自分でダメージを広げるよりはずっと安く済むのですから……
鍵のかけつけ本舗なら、受け付けから現場対応までを一貫して自社で行うムダなし体制!外注コストがいらない分をお客様に還元し、明瞭な料金案内も心掛けておりますので、まずは当社にご相談ください(出張・お見積もりは無料です)。

鍵が折れやすくなる主な原因と予防法

鍵の回りが固くなると、負担がかかって鍵が折れる。
これは既に書きましたが、鍵の回りを固くする原因はいくつかあります。
まずは原因を知っておいて、それを防ぐようにするのが効果的な予防法です。
鍵が折れた後の対処は、鍵屋にしかできないケースが大半。
ですが、「鍵が折れる前のメンテナンス」は、持ち主にしかできません。
鍵折れトラブルを防ぐために、鍵が回りにくくなる原因と予防法をお教えします。

原因と予防法その1・鍵穴内部の異物や汚れ

とても小さい鍵穴に異物が入り込むなど、なかなか想像できませんよね。
ですが実は、長い間使われた鍵穴の中はゴミがいっぱい!
鍵穴に異物が入る原因はいくつかあり、例えば風で舞い上がった小さなゴミやホコリ。
目には見えない小さなゴミも、量が溜まれば塊になります。
「チリも積もれば山となる」のを防ぐためにも、時々掃除機で鍵穴を吸うといいでしょう。
なお細くよじった布やチリ紙を入れるのは、逆に千切れた紙片や糸くずが残る原因になるので避けましょう。

他には、鍵自体に付着した汚れが鍵穴に残るケース。
金属でピカピカ光って見える鍵も、意外と汚れが付いているもの。
これが鍵穴に移ることで、中を汚す原因になります。
また、べっとりしたタイプの汚れは、微細なゴミを固着させる接着剤のような働きもします。
ギザギザ部分を中心に不織布などで小まめに拭き、汚れが溜まるのを防ぎましょう。
普通の布やティッシュは鍵穴の掃除と同じく、糸くずなどが残るので避けたほうが無難です。
特にディンプルキー(穴がポコポコ開いた鍵)の場合、小さな穴にゴミが溜まりやすくなっています。

意外でしょうが、潤滑剤が原因になることもあります。
蝶番や歯車、自転車のチェーンなどのメンテナンスでよく使われますよね。
ですが鍵穴の場合、他の金属製品とは複雑さが段違い。
鍵穴用以外の潤滑剤を使ってしまうと、構造が入り組んでいるぶん内部に残留しやすいのです。
しかも穴が下方ではなく真横を向いていますから、内部に溜まった潤滑剤が汚れたようにドロッと固まり、ゴミやホコリが付きやすくなります。
鍵穴のメンテナンスには、必ず「鍵穴専用」と書かれたものを使うようにしてください。
鍵穴専用の潤滑剤は、一般用途の他のものとは違ってベタつきにくく、サラッとしているのが特徴です。
鍵のメーカーも純正の潤滑材を出しているので、お手持ちの鍵に合うものを選ぶといいでしょう。

原因と予防法その2・シリンダーの異常

一般的な鍵には、円筒形の筒が重なったような部分があります。
鍵がかかった状態では外筒と中筒が固定され、合う鍵を差し込んで留め具を外すと回るのです。

この「シリンダー」の関連部品が経年劣化で摩耗や変形をきたし、回りにくくなることがあります。
また、ゴミや汚れを溜め込むのもシリンダーの劣化につながります。
鍵と鍵穴周辺のゴミ・汚れを掃除しておけば、シリンダーに異物が入り込むのを防げるでしょう。

原因と予防法その3・ストライク、デッドボルトの不具合

ドアを開けた状態で鍵を開け閉めしてみると、細い面のドアノブ辺りで「四角い出っ張り」が飛び出したり引っ込んだりします。
ドアを閉めて鍵がかかった状態では、その出っ張りがドア枠の凹みに嵌って開かなくなるわけです。
この、ドアから飛び出す出っ張りを「デッドボルト」、ドア枠の凹みの受け部を「ストライク」といいます。

ストライクとデッドボルトが何かの理由で曲がったり傷ついたりし、噛み合わせが悪くなって動作に支障をきたすことがあります。
予防策としてはドアを開けた状態で、ストライクやデッドボルト周辺に固いものをぶつけないよう注意しましょう。
また、汚れが付いていないかどうかも要チェック。
特にデッドボルトのベタつき汚れは、出し入れを妨げることで鍵の回転を鈍らせます。

原因と予防法その4・箱錠内部の不具合

鍵開閉の部品一式を納めた箱を「箱錠」といいます。
ドアノブの根本付近に付いているボックス形状のものがそれで、鍵の作動を制御する心臓部のような役割です。
この箱錠の内部に不具合があると、鍵の開け閉めに重大な支障をきたします。

箱錠は中身が見えず簡単には外れないため、メンテナンスは鍵屋にしかできません。
鍵や鍵穴などの関連パーツに汚れを付着させない、または変形させないなど、基本的な注意事項を守ることが箱錠を長持ちさせるコツです。

原因と予防法その5・真鍮製の合鍵

鍵に使われる金属素材は、最初から付属するメーカー純正品の場合は「白銅(洋白とも)」と呼ばれるもの。
これは500円硬貨などにも使われている金属で、硬度と加工しやすさのバランスに優れています。
鍵は何度も繰り返して使うものですから、すぐに壊れるような軟弱な素材ではいけません。
しかし一方、硬すぎても鍵穴の内部部品が耐え切れず、ダメージを与える原因になってしまいます。

純正ではない後付けの合鍵を作る場合、白銅よりも柔らかい「真鍮(しんちゅう)」がよく使われます。
真鍮鍵のメリットは、さらに柔らかいため加工しやすいこと、そしてサビにくいこと。
その柔らかさは、特殊な機械を使わなくても人力で簡単に削れるほどです。
ですがやはり、「柔らかさ=壊れやすさ」なのが悩みどころ。
純正ではない真鍮製の合鍵を使っているお客様に、鍵折れのトラブルが特に多く見られます。

鍵のかけつけ本舗にご依頼いただく場合のご案内

自力でなんとか対処しようと、思案に暮れるお客様。
でも、どうしても対処方法がわからない……
そんな時はまず、鍵のかけつけ本舗にお電話ください!
折れて引っ込んでしまった鍵の取り出しも、ダメージを受けた内部部品の確認・交換も、スピーディーでセーフティな解決をお約束します。

残念ですが鍵屋の中には、お客様の知識不足に付け込んで法外な料金を請求したり、想定外の追加料金を積み上げたりするような悪質業者もいます。
また、経験や技術が足りない業者もおり、壊したり交換せずに済みそうなものを「壊さないと無理」「交換が必要」などと言われるケースがよくあります。

鍵のかけつけ本舗では、鍵トラブルの解決以上に「お客様の安心と安全」を提供できるよう努めています。
他社よりも深い知識と高い技術を追求しており、お客様のご負担を最小限に抑えるよう「適切なお見積もりと作業」をお約束します。

お客様の鍵折れトラブルで、当社にご依頼いただく場合の対応をご説明します。

鍵折れ対処の料金はケースによって異なります

単純に折れた鍵を引き抜けば解決できるのか、あるいは鍵穴などの内部部品までバラして直す必要があるのか?
手間をかけずに処置できるものであれば8,000円程度で済みますが、大掛かりな分解修理や部品交換を要するものは、おおむね15,000円〜20,000円程度が目安の金額となります。

ひとつお願いとして、当社にお電話いただいた場合、「スタッフの到着前にお客様が措置を試みる」ことは絶対にお止めください。
事前にいただいたご説明と状況が変わってしまい、見積費用と実際の料金に大きなズレが出てしまうことがあるためです。
また、余計に被害を広げることで、分解修理や部品交換など費用を増やす原因にもなります。
当社はいかなるトラブルも喜んで対応させていただきますが、お客様のご負担が増えるのは不本意です。

鍵のかけつけ本舗は、東京・千葉・埼玉・神奈川周辺に数十か所の拠点を持ち、24時間365日体制でエリア内を巡回しています。
お電話でのご相談から最短約15分で、熟練の現場スタッフがただちに急行。
明朗会計と安心作業で、お客様のご不安を解消します!

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鍵屋というのは、一般の方には少々親しみにくい業種です。
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当社のサイトでは、お客様の端末の画面を通して

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◇気になる料金設定をもれなくご案内

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記事監修者

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

記事監修者

島田 宏幸(しまだ ひろゆき)

1964年生まれ。富山県出身。主任錠前技術者。
「鍵のかけつけ本舗」の創業時より当社に在籍。
これまで警察の捜査に伴う開錠や、金融機関における業務用金庫の開錠など、数多くの鍵トラブルを解決してきた。
今も現役として現場作業に携わるほか、教育担当として後輩社員の技術指導や育成も担う。 趣味は釣り、料理。

運営会社情報

  • 会社名

    :株式会社ライフ&テクノロジーズ

  • サイト名

    :鍵のかけつけ本舗

  • 代表者

    :水野辰章

  • 住所

    :〒261-0023

     千葉県千葉市美浜区中瀬1-6

     エム・ベイポイント幕張ビル10階